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第4回ヒグラシ王決定戦雑感

神戸の蟲ジンガーもょもとです。今回めでたくヒグラシ王になれましたが実は一カ月前から色々悩みながら戦略を打ち立て見事に結実に至ったのでその感想を書きたくなって筆を取りました。
今回は完全に自己満足な記事です。良かったらお付き合いください

デッキ選択の悩み


一カ月前にヒグラシ王に出ると決めてからいつもの混ぜ水生で行くかコントロールを使うかを視野に入れながらそこそこの頻度でヒグラシサーバーで練習していました。しかしコントロールは水生昆虫に勝ち切らずいつもの混ぜ水生はbo1を泳ぎ切る力という点に関しては練度だけではどうしようもない不安があり最後までデッキに関しては悩んでいました。
この時の脳内の仮想敵はアグロ、ワンショット、混ぜ水生、純水生でした。これに関しては予想通りでしたがいつも使っている混ぜ水生ではかなり不利な純水生に当たる可能性がある程度見えていた為(しかも当たる事を予想していた20wenさんと見事に決勝)気軽に混ぜ水生を選択できず密かに悩む日々が続きました…。


いつもの水生。丸さに定評あり。

試行錯誤の末…


日々サシハリやらサバクトビが入ったランプやコントロールを回した結果やはりデッキパワーに不安を感じた為これらの選択肢を取る勇気はありませんでした。しかしコントロールにも水生に食い下がれる強い動きは垣間見えました。そしてある考えに至りました。

舞い降りた天啓


そう…勝利に直結した動き、それは4ターン目サバクトビバッタで攻撃した次のターンにパラワンオオヒラタクワガタを叩きつけるというマナコストの概念上シンプルに強い動きだったのです。しかし、コントロールやランプではそれでも水生昆虫にはかちきれません。これは一時的に足止めしたところで打点が足りず巻き返されるためです。ということは打点が捻出出来るデッキでこの動きが出来るデッキを組めば…。


この流れは対処が難しい。

復活のサバクトビ水生


構想自体はかなり前からあった。


打点が捻出でき、パラワンが入る…至極当然な流れで水生昆虫になりました。しかし、この段階ではまだ純水生やランプカードという前提でサバクトビを運用するという固定概念を捨てきれていませんでした。そこでとりあえずは純水生やランプカードの入ったサバクトビ水生を回していましたがやはりアグロに勝てませんでした。…ならアグロに勝ち越しているいつもの混ぜ水生に割り切った運用前提でサバクトビを入れれば…?

ついに手応えのあるデッキへ


サバクトビ型混ぜ水生(90%)

そして上のようなデッキが完成しました。その日昼間にやっていたほどほどにさんの大会で優勝出来ました。そして数時間後のヒグラシ王決定戦に臨みます。

デッキの最終確認

大会が始まる前に再度デッキのパーツを確認し、やはりタガメが微妙だった事やミンミンゼミ2枚採用のカードパワーの頼りなさや瀬戸際の蟲時雨がない事に不安を感じデッキを少し弄りました。

サバクトビ水生(完全体)

強そう

ヒグラシ王決定戦へ…

  • 1st もんし螂さん(サツマニシキ水生)

…最初からクライマックス。お互いカロリーの高さを嘆きながら試合に臨みます。運良く後攻が取れロードハウからの運良く6マナ虹色の流れが決まり勝ち。
揃ったもん勝ちを地で行く上振れ。
最初にちょっとカメラトラブルがありお互い冷や冷やしたなどがありましたがその後事なきを得たので良かったなぁと。

  • 2nd sekaさん(水生ワンショット)

最近良くヒグラシで遊んでいるsekaさんとの邂逅。
…サバクトビ2枚引きが決まりとても酷い試合になってしまいました。サバクトビの面目躍如といった感じです。

大会後のやりとり。
  • 3rd もしもしさん(混ぜ水生)

コントロールに些かの自信がある私がハッキリプレイングが上手であると言わざるを得ないもしもしさんとの対戦。これは厳しい戦いに…ってもしもしさんカメラどうしたんすか?
もしもしさん「手に持ってやらざるを得なくなりめちゃくちゃしんどくて正直棄権したいぐらいっす…。成仏させてください。」
…。何だか大変そうだけど油断は出来んなぁ。気を取り直し試合を始めます。先手を取らされてしまいました。そして、この状況で光るサバクトビ!返しで出てきたナミゲンゴロウをロードハウで取り返しもしもしさんもロードハウで応戦。ここでタガメと入れ換えたニセハナ込みの虹色時雨が火を吹き見事疲弊したもしもしさんを成仏させる事に成功。

強く生きて…
  • 4th ydkkcさん(アレクサ入り純水生)

お互い名前は知っているものの戦うのは初めてという中々に気合の入る瞬間。オンブループの権威とも言える方です。とにかくもんし螂さんに続くビッグネームとの試合に緊張を感じていました。
幸運にも後手をとれた上サバクトビからのロードハウパラワンといった暴力が決まり勝ち。

  • 決勝戦 20wenさん(純水生)

さて…ついに決勝にきました。正直今回デッキをいつもの混ぜ水生にできなかった一番の理由である20wenさんとの戦いです。幸運にも後手が取れ尚且つエサを埋めなかったところにサバクトビが決まり2ターン後にもサバクトビが決まるというかなり最高の流れがあり内心は浮き足立っていました。しかしそこは純水生の名手20wenさん。しっかりと対応しこちらも対応するという泥試合になりました。
お互い決めきれないターンが2ターンぐらい続き延長のアナウンスも来たところに死なずにターンが帰ってきてお互いナワバリ0で20wenさんの場にはオウゴンオニとパラワン、こちらは8エサで蟲は全処理され時雨はあったものの何か蟲を…と願ったドロー…


うそやん…。

まずい…いや待てよ…?8マナ…時雨…

やっぱり強いカマ連撃

パラワンに息吹の解放4の1200を与え残った4マナで時雨からニセハナとタイコウチを出し300になったパラワンと300のオウゴンオニにカマ連撃!壁が空いたっ!!タイコウチのダイレクトアタック!!!…勝った!優勝だ!ヒグラシ王だー!!!
とめちゃくちゃ喜びに溢れました。デッキを変えざる得なくなるぐらい警戒した人はやはりめちゃくちゃ強かった…。それぐらい稀に見る接戦でした。

大会を振り返って

ほんとに予想したメタだった為デッキチューナーとしての自信になったなというのが感想でした。また日頃からヒグラシサーバーで戦ってくれている人のおかげだなと凄く思いました。それぐらいデッキの細部の調整というのは色んな人とやってみないとわからないのです。みんなに感謝!!!


サバクトビ研究学会のうんちく

今回見事に勝利をもたらしてくれたサバクトビですがその影には色々な試行錯誤がありました。そういったカードについての説明をつらつらしてみます。

サバクトビと相性の良いカードたち

  • パラワンオオヒラタクワガタ

サバクトビの最高の相方。エサを遅らせた状態で一足早く出てくるレジェンドレアが弱いわけがない。順調に展開した場合ロードハウが1ターン遅れた状態でパラワンが出せる為上手くいけば縄張りをガンガン削りロードハウを出させなく出来るのが強く、色相性も補完と完璧すぎる組み合わせ。

  • オオクワガタ

3枚目のパラワン。競合先はヤンバルテナガコガネやギラファノコギリクワガタ。競合先二人に比べるとヤンバルにはゴライアスが取れる点で勝り、ギラファには解放4やコノハムシに落とされない点で勝る。
サバクトビで蹴った際は解放4で落ちない点が強く時雨で出す際はゴライアスが取れる点で強いので総合的にオオクワガタに軍配が上がる。地味ながらナイスカード。時雨で出して強い青エサ枠であるのも好感触。

  • ロードハウナナフシ

色補完や解放4に対する点では劣るものの純水生がパラワンでサバクトビをとってきた場合のカウンターとして優秀。サバクトビで蹴っているというのは攻勢であるため擬態持ちであるこいつはプレッシャーという点では最強。

  • 四柱の間引き

サバクトビの餌戻しと相性が良い…ように見えるが実際はサバクトビが意味を成さないワンショット相手に対する保険の意味合いが強い。無策で採用するカードではないが決まれば強い。

  • 虹色ナミゲンタイコ

マナが下がる水生昆虫はそもそもスタッツ上サバクトビとは相性が抜群。差し引き2エサの差がつくからね。また先程書いた四柱の間引きを決まったら良いなではなく決めることが出来る。サバクトビも水生昆虫もワンショットに対して対抗策が欲しいという意味で間引きが光る。

相性はいいけど今回見送ったカードたち

  • クラウディーナミイロタテハ

かくれるのターンと色相性が抜群の組み合わせ。こういうミッドレンジを別で組んでみるのはありかもしれない。

  • 白銀蜘蛛の糸

サバクトビと誰かしらが取られた後さらにサバクトビで蹴るチャンスをくれるカード。盤面の派手さとは裏腹に盤面強度は薄いのでやはり無策で積むカードではないがランプ型ならば打点的にもありがたい一枚

  • 蟲の息吹

サバクトビの蹴る速度さらに早められるカード。先手3ターンからサバクトビはそのまま勝利に直結するぐらいの可能性がある。しかし、上振れしなかった場合のカードパワーの低さは無視出来るほど軽くはない為採用するかどうかは難しい。

  • 蓑虫の隠れ蓑

現環境ではサバクトビが2マナで出たナミゲンゴロウに倒されてしまう為このカードで生存させてサバクトビでそのまま勝ちを目指す為に使うカード。これも蟲の息吹ほどではないにしろ適切に引けない場合のカードパワーが低く上振れを求められる為デッキ全体の方向性で採用が左右される。

  • キリギリス

先起きの生きた蚕玉の加護。生きている為打点にもなる。クラウディーナとは違った方向性で強いシナジー。クラウディーナと同じくミッドレンジを組むなら検討できるカード。


最後に


満足したぜ…

書きたい事いっぱい書いて大満足…。今回は完全に読ませる気ゼロなのであんまし面白い事はかけませんでした。言いたい事言っちゃう世の中だよpoison。
たまにはこんな記事もいいかなと思いました。
せっかく40回目の優勝にてヒグラシ王になれたので。ここまで目を通してくれた方お疲れ様です。そしてありがとうございます。またお会いしましょう。

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