2024/7/24

 UNISON SQUARE GARDEN 20周年。マジでおめでとう。あんまり人に話さなくなったけど、ユニゾンのことがすげー大好きです。そりゃ、人より熱心に追ってないよ、ライブに行ったのも3回程度だし、何なら20周年だからと言って記念のものをなにひとつだって買っていないし、今日のライブも後輩に誘われたけど行ってない。ホントに大好きか? 好きですよ。超大好き。愛してると言ってもいい。ただ、講釈を垂れると、好きな思いにかけた金額とか、ライブに行った回数とか、発売日とかフラゲ日ゲットとかの時間のはやさとか、インディーズから応援していたみたいな期間とか、持ってるグッズの数とか、そういう数字ではかるものじゃあないでしょう。”好き”に格差なんて要らないんですよ。僕はそれに甘んじてしまってますが。
 ユニゾンに影響されたことは多い。一番好きなギターの形はストラトだし、初めて買ったエフェクターも斉藤さんと同じものだ。スリーピースロックバンドへの憧れは全部このバンドからだ。
 同時に怖さを知ったのもこのバンドからだ。それはライブに行ったときのことで、それまでひとりで聴いていた音楽だったのに、ライブ会場前にたくさんいる人全員が思い思いに聴いていたという事実が怖くなった。単純に、ワンマンライブに行ったのがユニゾンが初めてなだけで、この感覚は他のアーティストが最初だったとしても芽生えた感情だったと思う。ロックバンドが大好きで、ロックバンドのライブをやっていた身で言うのもなんだが、ロックバンドの曲との向き合い方はどうしようもなく1VS1なので、僕のように錯覚する人間は絶対いる。僕の中のヒーローが、全然他の人助けてた、みたいな。いやわかってる、他の人を助けてこそヒーローだから、でも、それをありありと知らされてしまうと……みたいなね。独占ともまた違う感情なのだけれど、それは僕だけの音楽で、僕だけの感想があって、僕の世界だったのに、ほんとうに違う世界だらけだと感じてしまったからなのだ。
 オマケに、他のファンは僕とは違って、誰も彼もがきらきらして見える。確実に僕とは暮らしている世界が違う奴らが、和気あいあいと、楽しみにライブが始まるのを待っている。物販列に並んでいる。そんな人混みがとても怖かった。自由に楽しんでいい、わかっているけれど、みんなが右手をあげているときに、僕だけが左手をあげているときが、やっぱり怖い。そういうことを知った。だから僕は未だにライブに行くことがちょっとだけ怖い。同じ音楽を好きだからこそ、僕は彼らと"同士"にはなれないだろう。
 でもまあ、再三言いますけれど、ロックバンドの楽しみ方に正しさなんてないですから。他のファンマジで怖いしビビっちゃうけど、ユニゾン好きなのは本当に変わらないし。僕の気がまた傾いた時に沢山聴くよ それも音楽だろう。
 そんな僕が好きなUNISON SQUARE GARDENの楽曲! スノウリバース 弥生町ロンリープラネット シャンデリア・ワルツ ていうかほぼ全部大好き ありがとう

 これが斎藤のボードに載ってる、僕がギターを始めて最初に買ったエフェクター。ここに来てめちゃくちゃ重要なエフェクターになってきた。


牛丼を食べたいです。