2024/7/10

 好きな台詞・歌詞・文字列を並べていこうかと思います。たまには。自分の好きな言葉の整理の意味も込めて、あと布教も込めて……意外とそういう物を書きなぐってみると気が付くことがある。

「登れないと思い続けてた…遠く霞む坂道とかさ…知らないうちに日常で使う坂道になっている」

素晴らしき日々~不連続存在~

 マジでそんなもんだなあと。変化だと思っていないうちに僕たちは変化してる。僕は音楽に関しては、何も知らなかったよ。でも今は今なりに色々知ってる。幾ら頑張っても右手で文字が書けなくて、気が付いたら左で書けるようになっていたり、変化なんて振り返ってみないとわからない。

「人生の意味なんて…問う必要はない」

「人生が不可解であると戸惑う必要はない」

「この世界も、この宇宙も、この空、この河、この道…そのすべての不可解さに戸惑う必要なんてない…」

「人が生きるという事は、それ自体をものみ込んでしまう広さだから…」

「それは神と同じ大きさ…」

「神と同じ重さ…」

「それは美しい旋律と美しい言葉…」

素晴らしき日々~不連続存在~

 この作品もエミリー・ディキンソンの詩から引用してる。生きる意味なんて考えて出る答えではないし、等しく幸せに生きていると思います。途轍もない不幸に見舞われている人間を知っていますが、その人はきちんと幸福に生きているよ。幸福に溺れることなく、この世界に絶望することなく、ただ幸福に生きている。生きるってすごい。

おれが望むんは、たったふたつっす。音楽と、こいつら。これふたつあればいい。

清澄/バジーノイズ

 言わずもがな。誰かと鳴らす音、誰かとつくる音、その歓びは最高。第一話でのセリフとの対比がまた良い。

世の中がつまらないんじゃないの! 貴方がつまらない人間になったのよ!

桜野くりむ/生徒会シリーズ

 僕の心の生徒会長、桜野くりむの名言です。腐ってる原因が自分の意識の場合が多いです。

世の中が面白いんじゃないの。貴方が面白い人間になったのよ

桜野くりむ/生徒会シリーズ

 バジーノイズといい、最初の言葉を最終巻あたりに持って来られるのに弱いです。

もう迷うな、とっとと行け

棗恭介/リトルバスターズ!

 恭介が主人公の理樹放ったセリフ。号泣しながら心の内を訴える恭介……本当に感動した。僕の憧れの男です。彼に背中を押されたから、多分どんな困難でも生きようとする姿勢が崩れないのだと思っています。熱血気質な奴らにいつも励まされ、同時にそうなりたいと思って生きている。

何にもできないさ お前だけじゃ
でも何だってできそうだ お前となら

嘘まみれの街で/PENGUIN RESEARCH

 何喰ったらこんな歌詞出てくる? 一聴して痺れた歌詞です。こういう反逆の狼煙を仲間と共に上げる、みたいなアツい言葉がとても好き。

面倒クセェのが人生だろ? 楽しめよ

日下部麻子/グリザイアの迷宮

 世界で一番かっこいい女・日下部麻子の名言。彼女の強さと格言にぶん殴られてきた。最近は全然かっこいい人間やれてない気がする。いま一度立ち上がらねば。
 というかこの日下部麻子という女、名言製造機過ぎて、マジでかっこいい。日米合同対テロ組織の工作員ということもあり、軍人として芯のある言葉をくれる。心が折れそうなときは是非彼女の言葉に頼って欲しい。

「正しく使えば”力”間違って使えば”暴力”正しいか間違いかを決めるのは己自身!力を使わないこともまた威力!全ては志って奴よ!」

「たった一つの道でいい、究めてみろ。一つの道を究めるためには、様々なことを学ぶ必要がある。そして必要だからと学ぶうちに、いつの間にか自分に向いた学び方を覚える。例えそれがどんな道であろうと、その道を究めた人間というのは、他の何をやるにしても自分の得意分野に置き換えて物事の要領を得る。」

「何も考えずに出来るやつが天才、考えた上で努力を惜しまないやつもまた天才になれる」

「自分のためには引き金を引けなくても構わない。だが、他人のためなら迷わず引き金を引ける男になれ・・・いいな?」

「一人十殺!多勢に対する無勢に際し、1人で10人の敵を屠るまで玉砕は許さんと! だが今は時代が違う! そこで一人十衛! 貴様は国民10人の生命を救うことと引き換えに初めて死を許される!!」

出来るか出来ないかは、試してから決めろ。試す前から言い訳を考えるな。人間本気になれば、不得手はあっても不可能はない。困難に直面した時、人間の取れる手段なんて、諦めて逃げるか努力して立ち向かうか、この二つくらいしかない。諦めちゃえばラクだけど、カッコ悪いだろ。必死に生きて、無様にもがくのは、全然カッコ悪いことなんかじゃないんだ。

んん、どうした?ほれほれ、男ならピンチを楽しめよ…心が折れれば一気に負けるぞ?簡単に諦めるな。

どんなに打ちのめされても、心が折れなきゃ喧嘩は負けじゃねえ。どんなに絶望的な状況にあっても、諦めなければ、必ずチャンスはある。

力だけじゃねえ、頭も使え、使えるものはなんでも使え。ほら、どうした?もっとがんばれよ。

ウソでもハッタリでもいい、とにかく、「俺は出来るんだ」と自分を信じて諦めなければ、数年後には必ず、なりたかった自分になれる。これはマジだ。

 行動原理の根底は日下部麻子によるものだったことを、なぜ今の今まですっぽり忘れていたのか。もっと頑張らないと。
 それでも「僕はなんでこんな生き方しているんだ?」と思う部分のだいたいの因果が日下部麻子にあるのをわからされた。どんなにへこたれても何とか生きようと食らいつくのは師匠のおかげだ。かっこいい人間になりたいから僕は人を助けるし、曲がったことやダサいことは嫌いだ。僕が死にたくなっても死なないのは、玉砕を許されていないからだ。まだ僕は10人も人を救ってない。麻子、マジで良い女過ぎる。かっけーよ。

蛾なのか蝶なのかはっきりわからん 
楽しい奴に限って決まって「どっちでも良くね?」とよく言ってる

SCRAP BOOOO/秋山黄色

 わからないものに、わからないからいいやという態度を取る者はごまんとおります。僕だけの思考も、僕だけの論理も「どっちでもいい」と一蹴されることがあります。でもなあ。わからんやつにわからんって言われるのは仕方がない。わかる奴にしかわからんので。無理しないように。せめてわかりそうなことには触っていきたいよ。

言葉は穴の空いた軽い砂袋さ

いまは僕の目をみて/base ball bear

 言葉は空気を振動させて相手に届けます。減衰するのは音としての要素だけでいいのに、意味そのものまで減衰していきます。感情も周波数なのか? そんなはずないのにそんな特性があります。言葉と音の違いがあるようで案外ない。それはきっと減衰すること自体を歓びと捉えることも……

どれだけこの手を伸ばしたら あのポケットの中の温度に届くだろうか
君の事なんて 知りたくなかったな

落日/帰りの会

 作詞した本人は毛ほども意識してなさそうですが、一定の人間には痛いほど刺さるよな、と。痛みの伴う想いという経験値がないとわからないものがあります。

この狭い個室の中なら、手の届かない人にも手が届いたよ

黒沢/オナニーマスター黒沢

 人に触れることは怖いことだ。異性を好きになることは怖いし、仲を深めることなんて恐る恐るで、心の奥底で泣き叫びそうになりながら話をしている。ずっと怖いから、何とかごまかしの癒しが欲しいのです。独りで暗い部屋に籠っているとき、目を閉じればあの子がいて、都合の良い言葉をくれて、たくさん愛してくれた気がした。これを思春期と呼びます。春の訪れと、独りよがりだったせいで傷つけたこと、それを後悔すること、懺悔しながら報いを受けること、そのすべてを覚悟したセリフです。傷をつけた感覚と、それに対する吐き気をも超える具合の悪さと後悔、そしてごまかしの癒し、そういうすべての、誰でも経験したことのあるような、しかしこれを自覚したかどうかは別問題であるものの、そういう気持ち悪さを丁寧に描いた作品。是非読んで欲しい。

「もう……もう大嫌いっ!あなたなんか、あなたなんか……嫌い嫌い嫌いっ………愛してるっ!!!」

小木曽雪菜/WHITE ALBUM2

 今まで堪えてきたものが爆発したのにそれでも「愛してる」って叫ぶ雪菜。このシーン、素で「やっべぇ……」と声が漏れた。なにその複雑すぎる感情、人間味あふれ過ぎている。やばいよ、そこまで人に愛されたことないよおれ。浮気はしてはいけないし、女の子に我慢させてはいけない。おれぜってえ愛した女の子は幸せにするんだ……

I sing bay ダセぇ奴らに太陽を掴ませるな
The howl don't scare
寝てる世界に火を点けろ 火を点けろ

Liberty & Freedom/葛葉

 作詞は じん。このダーティさにゾクゾクする。

おれの居場所は音楽と人間でした

wowaka

 ヒトリエのアルバム「HOWLS」が発売したときのwowakaのツイート。沁みます。

 くそ沢山あがってんな 半分は日下部麻子ですが。綺麗な言葉だけでなく、クソ汚い言葉も、気持ち悪いものも、グロテスクなものも、前時代的な考えも全部好きです。その全部で僕ができあがっているので。月の綺麗さだけ知ってても相手のことを好きだと伝えられない……まあ、それがダーティである必要はないですが。

 あとこれも好き。

しかのこのこのここしたんたん

 ぬん。

牛丼を食べたいです。