氷川きよし 明治座公演

第1部「限界突破の七変化 恋之介旅日記」
第2部「氷川きよしコンサート 2020in明治座」の2部構成。

2階の最前列でナイスビュー。
今のところまだ前後左右1席ずつ空けての配席。
大きいところでのいわゆる商業公演を観るのは1月?に行った「fortune」以来でしょうか。

1部のお芝居はちょっとなんというか...微妙といえば微妙でなんとも言えないのでスルーです…

2部のコンサート。これが観たくて来たんだよ。
股旅姿で登場。「箱根八里の半次郎」「大井追っかけ音次郎」など、あれっ、こんなに股旅物の歌あったんだっけ?と改めて思った。
「番場の忠太郎」が染みた。
氷川きよしが大衆演劇の役者だったら、めちゃくちゃお花つくだろうな...と思いながら見ていた。当たり前だがすごいモテそう。

その後袴姿で和の演歌シリーズ。
初めて聴いた「最上の船頭」、ワンフレーズだけだったけど良かったな。
そして「白雲の城」~!!!
生で聴けて嬉しい。物凄い迫力でした。これは改めて名曲だわ...

全身真っ赤なジャケットスタイルで新曲の「母」、カップリングの「黄金岬」
両曲とも、演歌というより歌謡曲っぽい感じだったような。
「黄金岬」すごく良かったのでCD買いたい。離れ離れになってしまった恋人の悲恋ソング。すごく好きな世界観。

氷川きよしの歌唱って、音源で聴くとすごく滑舌よく発声もよく、しっかり整理してパッケージングしてお届け!って感じがするんだけど、実際生で聴くと、とてもドラマチックで情感があって想像以上に素敵だった。
断然生歌唱が聴きごたえある。

で、その後はニュー氷川きよしコーナー(言い方)
去年の紅白の衣裳!すげーかっこいい!スタイル良い~!
きーちゃん(今の愛称はこれらしい)作詞、悲しい色やね上田正樹氏作曲編曲コーラスの「Never Give Up」

いつも孤独で周囲(ひと)と違うから
誰かにわかってほしいけど 誰も分からない

ここの詞切なすぎるでしょ...きーちゃん今までどんな重いこと抱えてきたんだい...まぁそりゃ色々あるわな

話題になった「限界突破×サバイバー」これこれ~!!
いや本当にかっこよかったです。きーちゃんの声ってポップスもロック系もオールマイティ。声伸びる伸びる。圧巻。
昔からの「氷川きよし」のファンの人達って、最近のこういうバージョンの「きーちゃん」を受け入れられてるのかな?って思ってたんだけど、客席見てたらガンガンに受け入れて盛り上がってて最高だな、と思った。

アンコールは各国の国旗がプリントされたド派手衣裳で「きよしのズンドコ節」
何着ても似合うわねェ...やっぱりきよし見に来たらズンドコしないと終わんないよね!
最後は「大丈夫」でした。なんか色々あるけど、きよしが「大丈夫♪」って何回も歌ってくれるからもう全て大丈夫だな!という気持ちになって終わりました。

久しぶりにコンサートを見たら照明の明るさにびっくり&目が疲れた。
お客さんが笑顔でペンライト振ってて、それ見ただけで嬉しくなった。
ハンカチで涙拭いながら見てるお客さんもいて、なんかたまんなかったな。

初めて見た氷川きよし、半端じゃなくキラキラ輝いていて、そりゃみんな好きになるわ!納得納得。
今月27日まで。