【システム屋のff14】ハウジング土地不足問題が解消しないのは

ff14で土地が足りない問題についての話です。

このエントリーでは主にこういった話をしています。
- ハウジングの土地不足とはどういう状況か
- ハウジングの土地が不足しているのに追加できないのは何故か

土地不足問題が解決されずに開発に腹を立ててる人は怒りの矛先が変わるかもしれません。
※この文は完全に外部の人間が想像で書いているので実際にはものすごく間違っている場合があります

サーバーの"リソース"とは

ハウジング問題が語られる場では大抵サーバーの”リソース”という単語がセットで登場するため、まずこの単語は何者かという話から始めます。

"リソース"、日本語では資源と呼ばれる事が多く、具体的に何を指すかは文脈次第のふわっとした単語です。ソシャゲを走る場合の消費ポイントがスタミナの場合、リソースとはスタミナですし、年末年始のシフトに入れる人の頭数をリソースと呼んでも良いです。

基本的に有限で不足しがちなものに対して使われる事が多く、先の例でリソース不足と言った場合はスタミナ不足であり人手不足です。一口に「サーバーのリソース不足」と言っても何が足りないのか(容量かメモリかCPUか等)はその時次第であったりするため、「リソース不足」=「その時足りないモノ全般」と考えて良いほど便利な言葉です。

ハウジングにおけるリソースとは何か

ハウジングでリソース不足と言った場合に不足しているのは何か。

ff14ではID(インスタンスダンジョン)やハウジングの様なエリアはインスタンスと呼ばれるものであることは繰り返し説明されています。インスタンスという名前の通り、必要な時だけサーバー内に存在し、不要になったら削除される一時的な領域です。

この時のサーバーとインスタンスの関係は、イベントホールとその中のイベントブースに近いものがあります。頭の中に”ID用”と書かれたイベントホールを想像してください。ホール内は空で良いです。

我々光の戦士がIDに突入申請すると、ホール内の空きスペースにIDブースが設営されます。ヒカセンはそこでの攻略が終わると退出させられ、ブースは撤去されて更地に戻ります。これが日々延々と繰り返されているのがff14のID用イベントホール(サーバー)です。

ホールの広さには限りがあるため、空きスペースがない場合は誰かの退出を待つ事になります。このホールの""広さ""に対応するものがサーバーの""リソース""です。サーバーを沢山用意するほど同時に存在可能なID(ブース)の数が増加します。
ハウジングのリソース不足とはそっくりそのままサーバーの台数不足と言えます。

サーバーを追加すれば解決する問題か

「不足しているなら、サーバーを追加したら解決するんじゃん?」

シンプルに正解ですが、現実的には不可能に近いというのがハウジング問題が解決しない原因となっています。

ハウジングサーバー("ハウジング用"イベントホールを想像してください)でも基本的な考えは"ID用"と同じです。IDと異なる(と個人的に想像している)のは、家を持っているユーザー全員が同時に家に入れる事を保証する必要があるという点です。

IDでの混雑時の待ちはある程度ユーザーに受け入れられています。IDには時間制限がありますし、待っていればいつかは入れる事が分っています。
一方、自分の家に入ろうとした際にどこかの誰かが家から出るまで入れないしいつになるか分からないという状況は納得できないかと思います。

つまり、人の増加に対して"ID用"が待機列である程度対応できるのに対して、"ハウジング用"では土地の増加とサーバーの追加がほぼイコールであり他の問題と比較してお金以外での解決が難しいという事です。
勿論現在もサーバー追加は検討されていますが、ハウジングのためだけに無限にサーバーを追加することはできません。

「別料金で良いから土地を追加してくれ」も難しい

恐らく少なくない意見だと想像していますが、これも現実的ではない問題があり、実現は難しいと感じます。

お金を出してサーバーを追加すれば土地を増やせるというのは正しいですが、サーバーは現実に存在するモノなので、そもそも必要な数揃えられるかどうか定かではないですし、買った瞬間に償却すべき資産となります。

要するに、お金を払って貰っても膨大な人数相手にサーバーを調達できない可能性があるサービスなど開始できないし、サーバーを買った後でユーザー数が減ると高額な置物(サーバー)だけが残ってしまうリスクがあるため踏み切れないという事です。

根本的な解決策はあるか

ハウジングは限られたリソースを皆で利用できるようにするしかない、という環境問題の様な話なので
「結局ハウジングの問題は解決しないってこと?」
「概ね大体そう」
という感じです。もちろん吉Pもサーバー追加自体は検討してますし、小手先の改善(1つのイベントホール内に入るブースの数を増やす)で今後も土地は増えていくんでしょうが、欲しい人全員が手に入るという世界は来ないと思います。

あとがき

なぜこんなff14環境問題に対して長文を書いているかというと、PLLでハウジングの話になる度に「吉田は悪意を持って(利益のために)サーバーを追加しないのだ」といった意見を目にしてしまったりして「そうじゃあないんだよなあ~~~」って一生もやもやしてしまって気持ちが悪いからです。

不当な非難を向けられる開発側も疲弊しますし、どうせなら正しく怒った方が良いです。とりあえずは1アカウント1件までというところからじゃないですかね。

以上です。

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