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『目を覚ませお前はセフレなんだよ』

10/25 大曽根のカレー屋さんでチャンミとランチをして、いつもの如くヘイトを吐きまくってバンドを組みました。
かっこいいバンドをいくつも知っていてやれあのバンドが好きだねとかいいねとか話してるくらいなら自分たちでかっこいいを作れるのでは?となりました。実に浅はか。

最初に出来た曲が「おうちがいいよ」でした。曲もないのにスタジオに入って、とりあえずって言ってGO!GO!7188のこいのうたをコピーしてたけど2秒で飽きてその日に作った曲でした。
別にチャンミも私も決して不幸じゃないし、決してセフレを作る人をセフレになるしかなかった人をセフレになる事を選んだ人を貶したいわけじゃないし、ただ自分たちの事やそれを取り巻く好きな人たちや好きなものたちを自分なりに咀嚼して尚且つエンターテイメント性を追求した結果です。
昨日の初ライヴでも誰かと話したけど、結局お家に連れて行ってもらえるのも愛だしラブホに連れて行ってもらえる(?)のも愛だろっていう結論になったので私には愛だなんだはよく分かりません。そこに何かしらの愛情があれば愛だろ。目に見えないから誰にも分からないけれど。
でもだからこそ目に見えないからこそ必死だよいつも。
個人的には昨日友情出演してくれたバンドマン役のモダラヴァジムさんがチャンミにビンタをして「目を覚ませ!お前はセフレなんだよ!」って叫んだ時客席から聞こえた「1回もヤッてねーだろ!」っていう野次が最高でした。確かに。あと「こんにちは!私バンドマンのセフレ!」って言うチャンミ、あんなポップなセフレいる?もう少し罪悪感というか引け目感じて欲しい。お前はセフレなんだよ。

あとは最後にやった「この世は地獄」という曲です。これは本当に自分でもよくやったと思っている。いつも曲を作る時は基本的に自分による自分のための自慰みたいなところがあるのだけれど、初めて人の事を考えて曲を作りました。
というのも私にとってチャンミというメンヘラーちゃんの相方は職場(私は元だけど)の後輩であり、まあもう友達みたいな感じだから、だからこそお互いがどういう形であれ大事にしている音楽で改めて手を組んだからにはこの曲は「彼女の演奏する曲だ」っていうのも頭の隅には絶対置いていた。
こういう曲の展開好きだろうなとかこういう言葉の並び好きだろうなとか、考えるのは凄く楽しかったです。良い経験をさせて貰いました。

皆さんの中できっと私は私で、チャンミはチャンミで、想像する立ち位置とか人間像があると思うし、今回限りの茶番だな一回観れば満足だなと思われているかもしれません。
確かにじゃあ今後頻繁に活動するかって聞かれたら絶対しない。
けれどだからってメンヘラーちゃんっていうバンドやこの機会を不誠実に思った事など一度もないし、チャンミと私の共通の「好き」が形になった昨日のモダラヴァストックは私たちにとって本当に最高ハッピーな初ライヴだったと思います。感謝してやみません。ありがとうございました。長文になりましたが最後に「この世は地獄」の歌詞だけ置いていきます。


この世は地獄

こんなに優しくてこんなに可愛いのに
どうしてあたしたちいつもこうなんだ
言えないんじゃなくて 言わないんだよ
何も知らないと思ってた?
塗りつけたお化粧も 大好きなワンピースも
1人歩くための御守りなんだ
言いかけてやめた もうだめだ
お酒と一緒に飲み込もう

この世は地獄だ この世は地獄だ
それでも生きて行くんだ
この世は地獄だ この世は地獄だ
それでも生きて行くんだ
この身体ひとつで生きて行くんだ

あの子は優しくて あの子は可愛いのに
どうしてあたしだけいつもこうなんだ
愛されていたいし 愛してみたい
何も知らないと思ってた?
無理して歩いてたら知らぬ間に出来た傷
気付かないフリするのがうまくなった
言いかけてやめた たすけにきて
煙と一緒に吐き出した

この世は地獄だ この世は地獄だ
それでも生きて行くんだ
この世は地獄だ この世は地獄だ
それでも生きて行くから
この身体ひとつで生きて行くんだ

この世は地獄だ この世は地獄だ
それでも生きて行くんだ
この世は地獄だ この世は地獄だ
それでも生きて行かなきゃ
この身体ひとつで生きて行くんだ