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【半冬眠日記】27.自分を守る術の全てはミニマリズムから

本日、また若年寄りな性格を発揮してきた。


地域の福祉センターで「防災」「障がい者支援」「年金」について学べる講演会があったので行ってきた。昨日の散歩途中でイベントポスターをたまたま見かけたのがきっかけだった。どれも興味があったのでぴったりだった。



いかにも地域のなんとか協議会と行政が共同企画したような雰囲気。きっとおじちゃんおばちゃんばっかだろうと想像していたらやっぱりそうだった笑 参加者がめちゃ少なく、ほぼ関係者ばかりで、自分は若干浮いていただろうな 笑



中身はとてもよかった。2時間かけて防災センター職員さんと福祉施設職員さんと銀行員さんのお話が聞けた。もちろんこれだけで全てがわかる!というような内容ではなかったが、住んでいる地域で活動されている方の話を聞けてとても満足できた。



年金や投資の話なんかはいきなり取りかかれないのでこうやってさわりだけでも知れる機会があってよかった。


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途中、休憩がてら、スポーツクラブで活動されている方のストレッチ講座があった。講師の掛け声に合わせて、みんなヒーヒーいいながら凝った肩や背中を伸ばしていた。



最後に「自分の体は自分で守りましょう」と締めくくっていた。



その通りだ。しかもそれは健康面だけではない。今回の他のテーマでもある「防災」や「年金」についても言えることだ。



そしてそれら全てのスタート地点になりうるのはミニマリズムではないかと思った。必要最低限のモノだけで生活するミニマルな暮らし。限りなくゼロに近いところから始まるのではないかと。


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防災面…自分の「命」を守る



何よりも命が大事だ。

野生のスズメは危機を察知したら逃げる。人間も同じように、少しでも危機が来たら逃げよう。って講師の方は言っていた。今回の話では住んでいる地域ということもあって、どこで土砂災害が起こり、何を意識して避難すべきかがよりリアルに理解できた。



なにかで見かけた被災地域の防災担当職員が振り返りの取材でこう言っていた。
「備えたことしか役に立たなかった
備えたことだけでは十分で無かった」


備えに過信してはいけないが、備えが自分を守ってくれるのも確かだ。



ミニマリストアカウントではよく防災備蓄の投稿も見かける。意外かもしれないがミニマリストだからと言って災害のことを考えていないわけではない。(何も持ってない人もいるかもしれないが) 多分、物が少ない分、いざという時のことまで考えられる頭の余裕と、お部屋の空間的余裕があるからだと思っている。



モノが少ないと当然、怪我するリスクも少なくなる。地震が起きた後も片付けが楽なので体力とメンタルの消耗も少なくて済む。持っている家電が少ない分、有事の際の不便さも感じづらいとも思う。



大体のミニマリストさんは負債を抱えたくがない故に、住まいは賃貸で車を持たなくても暮らせる街に住んでいるイメージ。地域で助け合うとかいう意識は少なそう。自分は田舎住みなので、農的要素と地域づきあい要素をプラスして「ない暮らし」ながらいざという時に備えようと思っている。



正直、モノを増やして備えるとモノを少なくして備えるのせめぎ合いなんだが、それは考えどころ。何を大事にしたいかで変わってくる。日々、情報収集と見直し。





健康面…自分の「メンタル」を守る

モノが少ないと掃除や買い替えなどの管理の手間が少なくなる。それからこの感覚は体感しないとわからないが、物がごちゃごちゃしてる空間と比べて、視覚的に圧倒的に差が出る。ノイズがなくなり、心がすーっと落ち着く。



疲れていてもすぐに片付くし、ついで掃除が習慣になっているから、「散らかってる…片付けないと…こんな自分だめだ…」と感じることがなくなる。



手間だけでなく執着も手放している。「こうしないといけない」という常識にもとらわれない考えができているから、いつだって自分仕様なお気楽身軽モード。感情の波が少ないというのは生活する上でとても大事なことで、頑丈でやわらかな健やかさは暮らしの心強い味方になる。





経済面…自分の「生活」を守る

自分は前々からお金のことちゃんと知らないとと思っていたが、確定申告を機により身近になった。今回の件でより深く取り組もうとスイッチが入った。


ミニマリストさんはお金についても日々無駄がないかチェックしている。中にはこだわりの、金額の高いガジェットや服を持つ人もいる。それは家計と相談した上での投資だから無駄ではないと思う。でも自分がツイッターでたまに見かけるミニマリストさんは大体倹約家だ。支出は小さくとも、豊かな心で暮らしている印象。


支出を把握し、自分のお金の見通しを立てて、決断する。そしてまた見直す。日頃から質素倹約に暮らすことがデフォルトであれば、なにかあってもすぐに立て直すことができる。漠然とした不安からもおさらばできる。自分の周りのお金の流れを把握し、無駄と投資を見極めることで生活は守られる。


ま、稼ぎがまだまだだけどね〜




地域面…自分の住む地域の「弱者」を守る

ここからは自分の想像の話で最終目標なんだけど、ミニマリズムのおかげで「自助」ができている分、地域で発揮される「共助」にも手を伸ばすことができるのではないかと思う。高齢者や小さい子、障がいのある人にも目を配れる余裕ができる。


困っている人がいる↔︎手を差し出す


この行き来がいろんな立場や大きさでなされていたらなにも難しいことを考えることなく優しい世界ができるのに。


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自分はミニマリストではないが、ミニマリズムを知ってよかった。こんなにも広がりがある学問だとは思わなかった。要は日々見直し、シンプルに考えることだ。



少し前なら自分の同じような考えや境遇の人を探しがちだったけど、自分一人くらいこんなやつがいてもいいんじゃないかと割り切れるようになったし、そもそも気にしなくなった。これからも機動力を上げて、目に見えるモノにも見えないコトにも備えて、自分を守っていきたい。

なにより身軽に健やかに〜


真中

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