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「感受する生毛」が都会でツルツルに剃られてしまったその後。

2週間の都会の実家生活から田舎の自宅に帰ってきて4日目。

まだ疲れている。時差ボケみたいにボーっとしてしまい朝が起きれなくなっている。支度にものすごく時間がかかる。(この体の重さは適応障害の頃に似ている。)ラッキーなことに仕事が休みになったのでちょうどいいかと思い、のんびりさせてもらってる。


下のは帰宅直後に書いたnote。

帰省する1週間前までフサフサと立っていた生命力を感じ取る生毛がツルツルに剃られてしまったようだった。自分には感じる心があったはずなのに、感じ取れなくなっている。

4日経ったが、「エネルギーを感受する生毛」がまだ復活しない。


昨日、散歩中に雪を被ったお山を見て、数本生えてきた。しばらく生えてこないと思っていたからちょっと安心した。


でも帰省するまではフサフサどころかブワァァァとと生えていた。立っていた笑

ここに住む人たちから、生きている動植物から、この地からもらうエネルギーを受け取れていた。そしてこの地に還元しようという意思があった。



それが帰省して3日でツルツルに剃られてしまった感覚に陥った。染まるとはこういうことかと体感。揺るがない軸を持った強い人間に進化できたつもりだったけど、自分はまだまだこんなもんだったのかちょっと悲しくなる。環境の影響は侮れない。


・・・


帰ってきて数日経ったが嬉しいことがたくさんあった。

まずうちの鶏の餌やりをしてくれたお隣さん。これまでお隣さんが家を空ける時に猫の餌やりをしてあげていた。だから物々交換的にうちのピヨたちのお世話を快く引き受けてくれた。2週間と長いこともあってお礼にお菓子とちょっとばかりの謝礼金をお渡ししたけど、お金は受け取らず返してくれた。いつもうちの餌やりもやってくれているからと。ありがたい。



次によく物々交換をしたりする母親と同じくらいの年代のご近所さん。今回の帰省についても心配してくれていた。お土産を渡すついでに家にあげてくれ、出していただいたお茶を飲みながら苦労話をご近所さんの経験談を交えつつ聞いてくれた。ありがたい。



帰省する直前にこのご近所さんと一緒にお出かけしたお友達にも事情を話してくれていたみたい。お友達に昨日たまたま会うことができ、「心配で電話かけようと思ったのよ」と話してくれた。ありがたい。



それから、去年から所属していた有志の会のイベントに参加予定だったが、帰省と被り不参加に。見事に何も手伝えなかったのだが、売上金の一部を一応会員である自分にも商品券として分けてくれた。ありがたい。お友達が来た時に使おうかとそれまで神棚にお供え中。


最後にお向かいのおじいさん。ずっと車が停まりっぱなしで、家にも電気が付いていない我が家を見て心配してくれていたみたい。今日見かけた時に声をかけてくれた。「玉子、まだ家にあるのに買っちゃって。ボケはじめたかな。」とお裾分けしてくれた。ちょうど玉子買おうか迷ってた。ありがたい。


ああ。ありがたい。こうやって周りの人たちのおかげでまた少し生毛が復活してきた。だから多分大丈夫。それに本格的に冬が来たらもっと毛は生えてくるだろう。実家よりもと〜〜っても寒〜〜い冬を乗り越えねばならんのだ。多分剛毛が生えてくる。生えてきた毛の分だけ、この地に返していきたい。

真中

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