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タイ・バンコクの生活費って実際どうなの(20代後半日本人女性編)- その1

バンコク激安生活を謳うコンテンツの乱立

最近、「タイのバンコクでは月X万円あれば余裕で生活出来る」というコンテンツを見かける機会が増えました。それに対して「無理すれば不可能ではないだろうけど精神面・健康面を考えるとつらいと思う」というような意見(主に在タイ邦人から)と、「人による、屋台や激安ローカル食堂のタイ料理が大好きな人にとっては余裕で可能」(主にアフィリエイターやノマドワーカーから)というような意見をよく見かける気がします。

私の意見は完全に前者側だし、こういったコンテンツに対して言いたいことは色々ありますが(というかtwitterでは言っていますが笑)、「人による」と言われれば終わる話であり、0か1かを考えること自体はあまり建設的とは思わないのでここではしません。

バンコク激安生活コンテンツが刺さるターゲット

またこのようなコンテンツが刺さる層というのは、大抵がノービザで日本人がタイに滞在出来る最大日数(30日)タイに滞在し、その期間が終わりそうになったら一旦タイから出国してまた入国する、というような方法を繰り返して(ビザラン)、タイに滞在している人orしたいと思っている人だと思います。

しかし近年はそういったビザラン(特に陸路)に対するタイ当局の取り締まりも厳しくなっていると聞きますし、陸路ではなく空路での入国も、ビザ無しで短期間に何度も出入国を繰り返していたらイミグレに怪しまれるのは当然でしょう。

私の知り合いでも、ノービザでタイへの入国を繰り返していた人がついにイミグレで怪しまれ、別室に連れて行かれ取り調べを受けたことがあります。(その後どのような処遇を受けるかは貴方のタイ語力・説明能力・交渉力等によるでしょう)

このようにノービザで短中期間、タイへの出入りを繰り返すことは、当たり前の話ですがリスクが高く、大多数の人にとっては選択肢にならないでしょう。

ですので「ビザ無しで短期間バンコクに滞在する」という選択をする日本人の数自体がかなり少数派であり、大多数の人にとってはバンコク激安生活を謳うコンテンツが与える影響は少ないと考えます。

せっかくバンコクに来たのだから

近年、特に「アジア海外就職」に対する認知の広がりや、日本の将来に対する不安感・閉塞感等から海外移住を検討している人or実行に移している人の数が増えていると感じます。

例えば私の会社メールには、複数の人材エージェントから毎週転職活動中の日本人候補者リストが書いてあるメルマガが送られてきますが、毎回そのリストの数に驚かされます、こんなにたくさんの日本人が今バンコクで転職活動をしてるんだなー、って。。

いくらバンコクは日本人が住みやすい都市と言われているとしても、日本とは全く違う環境で、ストレスに感じることも多々あります。せっかく日本の家族や友人と離れてバンコクに来たからには、ストレスはなるべく少なくして充実した毎日を過ごしたいと思う人が大半と思います。

バンコクの生活費

バンコクは物価が安いと思っている人が多いでしょうが、ピンキリで、安いというよりは「選択肢が多い」という表現の方がしっくりくる気がします。

ですので自分の嗜好や耐性に合わせて、選択肢の中からそれぞれを上手く組み合わせて自分の生活を最適化して行けば良いと思います。

全ての選択を「最低限のもの」「一番安いもの」という基準で選んでいたら、おそらく持たないと思います。「バンコクで頑張る!」と周囲に宣言して日本からはるばる来たのに、ストレスですぐ日本に帰国、なんてことは誰もしたくないでしょう。

お金の使いどころは人それぞれですが、私自身の例を、ひとつのご参考、モデルケースとして、以下の前提で月にいくらくらい使っているか試算をしてみました。

 ・20代後半女性、在タイ数年
 ・日系企業現地採用
 ・既婚子なし共働き
 ・酒好き

具体的な内容は次回以降の記事でご紹介したいと思います。

バンコクでの生活費を公表しているコンテンツもたまに見かけますが、男性が書いているものが多いように思いますので、特にこれからアジアやタイ転職を考えている女性に参考にしてもらえればと思います。

教材の購入、または自宅で飲むビール購入に使わせて頂きます。