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呪術廻戦0 観たよ


タイトルの通りです。
劇場版呪術廻戦0の公開日である昨日12月24日に観に行きました。

呪術廻戦0の映画化が決まった時、公開日は「2021年冬」とだけで詳細は何も伝えられていなかったのに、全呪術オタクの思考回路は一致していたように思う。

「絶対12月24日だ……」

自分もその内の1人で、12月24日は仕事を休むことを心に決め、周りにあらかじめ「今年のクリスマスイブは!予定があります!」と大声で伝えていた程に、確信していました。

呪術廻戦を知らない人からすると何故12月24日?ってなると思うんですけど、作中に出てくる夏油傑という人物が呪術廻戦0の主旨である『百鬼夜行』とか言う乱痴気騒ぎを起こすんですよ。その決行日が12月24日なのです。つまり12月24日に公開され、その日に見に行けば我々も百鬼夜行の一部になれるというわけです。(詭弁)

でもまさか本当に12月24日公開って発表されるなんてね~~!?!?!?

そういう粋な計らい大好き芸人だからひっくり返って五体投地してしまったぜ。


劇場版呪術廻戦0


先に感想を言うと、スッゲー良かった。(薄)

単行本では描かれていないシーンが増えていたり、登場していないキャラが登場したり。そういうプラスαの要素が説明的で邪魔になったり、無理矢理感が出たりすることもあるけど、そういう感じは一切無かった。
個人的には戦闘シーンを増やしてくれた事がめちゃくちゃ有り難かったです。やっぱ映画はド派手じゃねえとな!!皆まーじで格好良かった~。

それから、夏油傑と五条悟の過去のシーンも少しだけ加えられていました。

アニメでいうと今後の展開の内容になるんですけど、夏油傑が「非術師を皆殺しにして呪術師だけの世界を作る!」と息巻いた後に五条悟が呪専時代の夏油傑に弱者生存の教育を受けている時の台詞を思い出しているシーンが追加されています。あの頃とは思想がだいぶ変わってしまったかつての親友を思う五条悟。しんどくないです?
まだ先を知らない方は、2人の関係性の変化をどうぞお楽しみください。心が死なない程度に。

ところで、まさか五条悟の「何それ正論?俺正論嫌いなんだよね」を台詞だけフライングゲット出来るとは思っていなかったんだけども。チップ用意してるので責任者を呼んでください。(幻聴じゃないよね?)

夏油と五条といえばやはり最後の二人の会話のシーンですよね。あそこも走馬灯のシーンをより濃く描かれていて心がウウッてなりました……。

ちなみに五条が夏油へ言った最後の言葉は劇場版でも分かりません。


劇場版呪術廻戦0の先着特典、呪術廻戦0.5巻で五条悟のCVである中村悠一が「五条悟は能力的だけでなく心も強い。そんな五条に誰もついて来れない(ように思う)」と言っていて核心付いてるな…と感じましたね。夏油もそれを察していたのかもしれません。
というか「たった1人の親友」と呼べる程の存在を自らの手で殺せるだけでもやべ~のに、次のシーンではハイテンションWピースかましてる五条悟、心が強いとかいうレベルの話ではない気がする。

イカれた五条悟が"腐った上の連中を皆殺しにすることも出来るのに、呪術師を育てて体制を変える事を選んだ"のはやっぱあの頃の夏油傑の教育の成果だと思うよ…。ありがとう夏油ママ……。


さっきも言ったけど、夏油と五条の関係性についてはまじで言葉にするのが難しいエモさがあるから、まだ何も知らない人は早くこの沼に入れ。いいから早くこっちに来い。大丈夫、止めたくなったらいつでも止められるよ(^^)


主題歌

主題歌:King Gnu『一途』

この発表に俺がどれだけ発狂したか君達に分かるか??????

漠然と「主題歌なら米津玄師かきんぐぬがいいなあ」と思っていました。理由はシンプルに私が推している事とこの2組には共通点があるからです。そう、そうです。

作品への解像度が高い!

King Gnuは別のアニメ作品で何度か主題歌を務めていますが、もうどれもこれも作品に合っているとかじゃないんですよ。作品の一部。当たり前だけどさ。その曲を聞くことで作品の良さ、主旨、感情が何て言うかこう…より鮮明になる?みたいな?
言い過ぎですか?いや、私はそう思うんで。

なので、King Gnuが主題歌担当なら安心出来るぜ!とパイプ煙草吹かしてワイン飲んで曲を待っていました。(というくらいの余裕の意)

いや、本当、期待に応えてくれるというか期待の更に上をぶっ飛んで行くというか。
『一途』が初披露された時、私は再びひっくり返って五体投地することになります。予告編で流れていた「最後にもう一度力を貸して、その後はもう何も要らない」という部分だけ聞くと"乙骨憂太の曲"って思うじゃないですか。彼主人公だし。「ウンウン、流石きんぐぬ!主人公に合う曲を作ってくれたんだ」などと生温いこと言ってた過去の自分張り倒したい。蓋を開けてみると、あれは夏油傑の曲でした。正確には呪術廻戦0の主要人物達(乙骨憂太・五条悟・夏油傑)の曲。本っっっ当に不意をつかれて、右ストレート食らった気分です。

バカヤロー!
お前の知っているKing Gnuが!安易に主人公だけに焦点当てるだけで終わるわけがないだろう!


そうだよね…。呪術廻戦0の主人公は乙骨憂太だけど、あの物語は乙骨憂太のものであり、夏油傑のものでもあったもんね…。1年かけても言語化出来なかった感情をきんぐぬは曲で表現してくれた。ありがとう。救われた命がここにある。

曲を聞いた夏油の女達がTwitterで「夏油傑だ………」って喜びと動揺が隠せていなかったのちょっと面白かった。

何にせよ、そういう最高な曲が劇場で流れるってわけだ。心の準備は出来ているぜ。
そう思いながら、映画も終盤。クレジットが流れ出した時。

「待って!?!?!?聞いていないんだけど!?!?!?!?」

流れたのは『一途』ではなくKing Gnuの『逆夢』でした。聞いてないよ!!!
動揺しすぎて最初の方あんまり頭に入ってこなかったの一生の不覚。でも当然『逆夢』も『一途』に劣らずめちゃんこ良い曲でした。
あっ勿論『逆夢』が流れ終わった後はちゃんと『一途』も流れましたよ!

12月29日発売です。
皆さん是非買いましょう。

詳細は下記URL↓

https://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/kinggnu/shoplist/211229/?_ga=2.93961693.1573088231.1640357492-926351583.1640357492


呪術廻戦0.5巻でKing Gnuの常田さんが作品に楽曲提供する時に心がけている事は?という質問に対し「作品の奴隷」と答えています。この一言に全てが詰まっている。かっけえ。

調べてみたら12月24日0:00にエンディングテーマ『逆夢』の情報は出ていたようです。情弱だから当日にそんな情報を出されても入手出来んて…。でも今回は知らない方が良かった気もします。サプライズ的な意味で。


最後に


映画とはあんまり関係ないけど、幼い頃から結婚の約束をして、リカちゃんが死んでしまってからもずっと一緒にいて、リカちゃんに自分の全てを捧げる約束までして、夏油傑に「純愛だよ」と言い切った乙骨憂太。ここまでくれば漫画の世界なら今後一生リカちゃんに思いを馳せそうなのに、ガイドブックで芥見先生は「乙骨憂太に今後好きな人は出来るのか?」という質問に「これからはあるんじゃないんですかね」みたいな事を答えてて、すげーあっさりしてんじゃん……ってなった。現実的だね。お疲れ!


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