昔のパチスロの話

テスタさんがパチスロと株の話をしてたんで、ちょっと自分の昔のスロプ時代の話をしていきます。


↑の話自体は自分も、ある程度同じ意識はありました。パチスロは遊びでやってる人たちが多いな。と。
ただ、それでも基本機械割マイナスになる勝負で勝ちに行くパチスロと期待値プラスである株とは話が違うようにも思えます。
まあ大口の強さの差が1番なんでしょうね株は。パチスロはそこまでの影響力をプロが出せるわけじゃありません。

さて、パチスロの話に戻ると自分がパチスロで勝てると確信した時は2002年辺りでしょうか。キングパルサーという台の時代でした。

これのハイエナが食えた時代です。
この台は所謂ストック機で内部的なボーナスが当たるとストックとして貯められストックゲーム数が決められてゲーム数消化後当選。という流れです。この仕組みの解釈と期待値計算により勝てる立ち回りを確立できたわけです。

当時は雑誌や今ほどでは無いですがインターネットの情報なんかがあり、その中である程度の定石的な解釈がありましたが、ある程度の時期までの立ち回りの定石では512ゲームで辞めた台の旨みはない。だったんですね。

僕は自分で言うのはなんですが、子供の頃から数字には自信がありテーブルとその仕組みを見た時から通説を無視して勝てる立ち回りが出来たわけです。

それとこの台の解釈としては「ストック機ではあるがストックが無くなることを考慮する必要がある」が期待値としての解釈に大きな影響を与えました。
128を抜けた台の多くはその時点でストックを全て放出している。なんですね。
なので以降の当選ゲーム数においてボーナス終了時点からのゲーム数がイコールテーブル抽選ではないんですね。
この辺の理解があると512ゲーム以降の解釈が変わってきます。初当選ゲーム数からのテーブルは128~512が選ばれやすい。
イコール512以降の初当たり確率はノーマルAと同等になる。なんですね。

この辺の直感から、自分は確率計算をガリガリガリガリやり打てる理屈を出していったわけです。
ただ実際は設定1のハイエナ期待値はそれほど高いもんじゃなかったと記憶してます。けど基本辛い台で期待値計算も多少不利な条件で出してるから十分上がるだろうという公算だったわけですね。

そっから僕は新台が出る度に同じような事をやって行くわけです。確率計算と時には自分でシミュレータプログラムを組み、特定条件から特定条件までの条件をプログラム上で回させて期待値を計算するわけです。
その辺の数値とかキンパルの期待値ももう覚えてないですが、その辺が勝てるスタートでした。

そっから毎日ハイエナでパチスロ打ってると色んな気づきから、次の戦略とかが出てきます。

次の戦略は設定変更をいかに見抜くかという話だったかな。最初はタイムクロスだったと思います。
これは設定変更によりステージが変わるという仕様と設定6がBAR確率が高い。という仕組みで狙ったんだと思います。

その辺からメーカー毎での設定変更時の挙動の違いとかを気にしだすわけですね。雑誌や一般的な情報としてない部分まで僕らは見つけ出してたと思います。ブルりは攻略法として有名でしたが北斗や吉宗もブルるとかね。勿論、ブルりが通用する店を探すのは大前提です。
この辺は設定6入れてるとか1列6とかのイベント狙いの時に無茶苦茶役に立ちました。
吉宗とかでもね高設定の期待値が高いのは高いですからね。勿論イベント前提ですし個人じゃなくてチームなら探せるんですね。
この辺から僕らはチームとして規模が大きくなりだし色んな知識を共有し始めてたりのアドバンテージが出てきました。

この頃は新台の際には過去のシリーズなどの傾向から内部仕様を早急に予測したりなどもやってますし、ストック飛ばしをしてた悪質店がありましたがリオデカーニバルなんかの台はストック飛ばしを行う台用のハイエナなんかも編み出してました。

ストックを飛ばすとRT777に10%で入る(設定変更で入る)→ボーナス放出が途中で止まる→ここで辞める人が多い→内部初当たりで即放出

みたいな。

あとはなんだろクロスカウンターという小役カウンターを利用した設定判別を当時はプロお断りで怒られるとかがあったため、両手にコインを持ちながらフリー打ちにしか見えない状態で行えるようになっていた。
とかのテクニックがあったり、ヤマトAとかの台ではストック判別が有名な台で基本手順は中押しですが、僕ら的には順押しでもわかんじゃん。と気付いて周辺視野で正面を見ながら隣りの台を何回転かチラ見しただけでストックの有る無しを判別出来たり。
とか沖縄サイコー嵐って台はリセット=期待値1万円のイカれた台だったけどブルり効くじゃんこれ。で宵越し天井も旨い。とか、まぁそもそもこの台、ガセ演出の入りのゲーム数で当たるゲーム数あたるってイカれた台だったから宵越し天井とリセット把握でシマ全体の次回当選ゲーム数がわかるって、まぁこれが1番イカれてた台だわって感じでした。
とかNEW島唄は新台即ハイエナがバチくそ美味かったけど1年後くらいまでハイエナが旨いって情報は雑誌でも乗らずロクに話題にならなかった。

とかの色んな攻略法を編み出しながら食っていったわけです。たぶんこの辺はコピー打法、スーパークレイジー打法とかインディジョーズの小役判別。とかの有名な攻略法と違って、正攻法且つあんまり出回ってない普通に食えたやつです。

僕は割とそういう人が群がらない台での攻略を見つけるのを得意としてたわけですね。まぁクソ旨いメジャーな情報が出回ると競争率が高くなるしね、ヤ○ザみたいな人たちがシマに陣取って下っ端連中に打たせるとかやってたんですよ当時は。

凄かったのはパチスロ海〇語とか海〇番の時とかですね。ハイエナが旨いんですが、そういう人らが陣取ってて僕らや大学生くらいの兄ちゃんみたいな人間がシマを横切るだけで店外に連れてかれて脅されるんですね。「ここは俺らの島だ出ていけ殺すぞ」って感じですねマジこえーよっていうね。自分らの地方だけで、今はもう流石にないと思いますが。。。

その後は別の島で打ってると、その辺の人らのボスと世間話するくらい仲良くなってましたが無茶苦茶怖かったです。良くコーヒー奢って貰ってました。

懐かしい話ですが、まぁそういう色んな攻略法を編み出しながら内部仕様を予測しながら打ってたのが楽しかった時代です。
プロ同士でのパチ屋の繋がりも結構あって、まぁ色んな人らとも仲良くなってたしなー。って感じです。

あと意外なとこなんですけど、頭はってた連中はなんやかんや真面目に仕事してんですよね。
独立してアパレルやるとか居酒屋経営するとかやってます。
まぁパチスロつったって頭使うし、情報収集からの決断力色んな能力がいったはずだからね。
その中で頭角表してたやつにはそれなりの能力があるって話なんでしょうね。

個人的な今の自分の仕事にもなんだかんだ役に立ってる感じもします。当時の台は自分の足が向けれる範囲内の台なら、相当に詳しいレベルの仕様面の知識やら立ち回りの戦略。などは全て頭に入ってましたし、それが物をどう作るかどう作られてるかの部分の分析には役に立ってると思います。

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