20240822

お腹が空きすぎて気がおかしくなりそうな帰り道、ふと見た車の影に黒い猫がすっと立っていた。こちらを見ているような気がしたけれど、暗がりの黒猫の瞳は見えない。私が通り過ぎるまで走り去るでもなくそこにいた。ぬるく湿った風が抜ける。

夕飯を何にしようか考えて、春雨を使いたいなあと思う。夏になる前に開封してしまった春雨は、おかずを一品作るためだけにわざわざ別茹でするのが面倒くさいと言う理由で全然減っていない。湿気で悪くなりそうな気がしてしまうので早く使いたいのだが。

向かいから花束を持った人が歩いてきた。ビニール袋の中、オレンジ色の包み紙。中の花はよく見えない。夏の花束はどんな理由だろう。暑さに負けず、花が長持ちしますように。

結局夕飯はささみとキャベツを適当に炒めた。週末に作り置いた新生姜の佃煮が美味しい。ちょっと辛味が抜けすぎてしまったので来年はもう少し茹でる時間を減らそうと思う。春雨はいつか茹でます。酢の物、作りたいな〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?