とりとめのない話

今日はお店の常連さんが私が働いているお店が閉店してから行っているバーに初めて行ってみた。
私が働いてる街では24時を過ぎても営業している所は大体治安が悪い。
今日行ったお店でもテキーラのショットをガンガンにあおって、訳がわからなくなっている女の子がいた。
バーの店員さんはその子を嗜めることはせず、一緒にテキーラを飲んでいた。

お酒を提供するお店のお客さんは当たり前だけどみんな大体お酒を飲む
『この人はお酒に依存してるな』と感じる人もたくさん見てきた。

お酒の飲み方が少しおかしいな、と感じる人は自分のつらさや寂しさを必死で誤魔化そうとしているように見える。
あくまで私の主観だけど、そういう人が楽しそうに見えたことは一度もない。
一生懸命楽しそうに振る舞おうとしてるな、と思ってしまう。

人は誰だってその人だけのつらさとか悲しみとかを抱えてるんじゃないかな。
私だってもちろんそうだ。
そういうものは結局自分ひとりだけのもので、誰かに肩代わりしてもらえたり、押し付けたりはできないものだと思ってるから、私はなるべく表に出さないで生きていきたい。
だけどつらさとかに気づかない振りはせず、自分の中で上手く折り合いをつけていきたい。

人類が文明を持った頃から宗教ってあるんだっけ。
人間は心の拠り所が必要な構造の生き物なんだろうなと思う。
動物の場合はどうなんだろう？

心の拠り所ってすごく大事。
私の場合はとりあえず無宗教だけど、好きなアーティストや芸人さんを心の拠り所にしている気がする。
家族ももちろん大切だけど、身近な人を心の拠り所にすると依存してしまうだろうから、自分とは遠い世界の人を好きになることでバランスを取ってる気がする。

『私はこの人の為に生きている』『私はこの人のおかげで生きていられる』とは思いたくない、自分がそんな風に誰かに思われていたら嫌だから。
『この人の支えに少しでもなれたらいいな』『この人がいてくれて良かったな』とは思ったりする。

こんな感じのことをぐるぐる考えてたら眠いのに全然眠れなくなってしまった。
小学生の頃、宇宙の広さを考えたり、怪談話を思い出したりして怖くなって眠れなくなってた感じに似ている。

自分自身を心の拠り所にできたら最強な気がする。
でも人類の歴史のことを考えたら人間はそういう生き物にはなれないのかも。

私がもしもどうしようもなく行き詰まったときは出家したい。

とりあえず今日行ったお店には二度と行かないと思う。