「Kindle出版で週末作家になる(改訂版)」-第一章-
【有料記事】この記事は、Amazonキンドルストアで販売中の電子書籍「Kindle出版で週末作家になる」を追記修正・改稿して章ごとに分割販売しています。第一章の部分の移植です。
2013年に出版したため、情報に変化がありました。該当部分について、追記修正を加えています。
なお、キンドルストアで「Kindle出版で週末作家になる(改訂版)」をリリースしました。
コスパ的にはそちらがお得です。
すでにお買い求めいただいた読者様は、最新版へアップデートいただけます。手順は商品ページに掲載していますので、直接、御覧ください。
「Kindle出版で週末作家になる(改訂版)」
http://www.amazon.co.jp/dp/B00BS7UIUG/
よろしくお願いします。
目次
「ワナビー」からとりあえず週末作家へ
悩んで様子見するより、まずはKindleで本を売る
とにかく「楽に」出版する道を探す ライブドアブログ、パブー
35%と70%のロイヤリティは結局、どっちが得?
海外送金手数料の謎。この本が売れたら続編で書くので、ちょっと待っててね
食っていける稼ぎは得られるのか。それとも小遣い程度の売上か。
第一章 「ワナビー」からとりあえず週末作家へ
悩んで様子見するより、まずはKindleで本を売る
黒船、Kindleが出版界にやってきて、はや数ヶ月。
「誰でも、お金をかけずに世界最大の電子書籍市場であるAmazon Kindle Storeへ出版できる!」
……と、あわよくばベストセラーの夢を抱きつつ、好奇心の強い御仁が続々とKindleで個人出版を果たしている。
黎明期とあって、「こんなんでいーのか」と思うくらいページ量の少ない本や、誤字脱字だらけで「あのねー」状態の本やら、情報商材系のあやしー営利目的本だのが出現している。たいてい、営利目的の本には読む人が読めばわかるサクラレビューが花盛りで、ああ、そういう本なのね、とわかる。
かく言う私も、「黒船襲来」以降、かなりワクワクしながら状況を見守っていた。Kindle出版というフロンティアの開拓者たちが試行錯誤する様をロムって、自分は過ちを犯さないようにと、じっと様子見をしていたのである。あなたが保守的な性格なら、おそらく私のように機を窺いながらKindle作家たちの動向をチェックしているのではないか。
だが、そろそろ初期のKindle市場におけるノウハウは蓄積されてきたと、私は感じる。Epubで作成するノウハウ、KDPでアップする手順、米国への税金の届出、ロイヤリティの受取などについては、もうお腹いっぱい、というほどKindleストアに並んでいる。
この本を読んでくれるような方は、「そんなもん、ググればすぐわかるわ」という情強なお方だと予想するので、ほどほどにしか触れない。そこら辺の知識はわかっている上で、「ちょっと確認したいところ」だけ挙げていく。
そして本書の読者として想定しているのは、OLやサラリーマンなど、本業をもちながら「本を自分で書いて出したい」という思いを持つ方たちである。
著述業というのは一般的に儲からないもの。村上春樹さんや東野圭吾さんみたいな、出せば名前だけで売れるようなベストセラー作家は別格で、その他大勢作家は兼業でもしなくては収入もままならない。
十代の若くてキラキラした大学生なら「オレが書けばベストセラー」という夢を本気で思い描けるが、社会で揉まれ続けたハートの持ち主は、もう少し現実を知っている。
そこで、何の知名度も後ろ盾もない一般人にとってもっとも安全パイな作家への道のりは、サラリーマン作家である。生活の糧は本業から得ながら、週末に書きたいことを書きためる。そして、Kindleで出版する。これを繰り返す。ただ、それだけのこと。それだけで、「週末作家」のできあがりだ。
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