神は存在する数だけいる。信じる者の中に信じる数だけ。
 人に呼ばれると神の力は増す。助け赦し感謝。力に対する敬い畏れ。それらが神の彩となる。
 縁切りの神を呼ぶ少年がいた。声が乞う「ぼくの弱さを切ってください」と。
 無色だったその神に彩が迸る。

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