償い

私が私である限り、
結局、私なのだ。と、思う。

どこに住もうと
だれと付き合おうと
わたしがわたしで生きている以上
わたしでしかない。

ここまで。

エゴだ。

しまった、子どもを産んでしまった。

はじめてそう感じてしまった。

子どもをわたしに巻き込んでしまった。


他人と暮らすことに我慢できなく
結婚もせず、小さなアパートで満足し
1才に満たないのに保育園に入れて
働きに出ざるを得ない。

その暮らしに贅沢はなく
将来の学費も苦労かけるかもしれない。


わたしはそれでも、しあわせだと思い込んでいる。

犬と子どもがいて
しあわせを感じてしまっている。


DV婚約者から逃れた今も
結局、子どもが出来たら捨てるような男と関係になり
この様だ。

どこまでも、わたしなのだ。


このわたしの世界に子どもを招いてはいけなかった。


この子の世界からみたら
まだ真っさらだが、
圧倒的に異次元で申し訳ない。

またこの子もこの子でしかない。


愛されたい、
こうまた思ってしまう。

わたしは私である限り
どこまでも叶わない。

エゴだった。
要らなかった。
産まれたくなかった。


産まれたくなかったのに
産んでしまった。

罪だ。


大罪を犯した。


この先、一生で償わなければ。
死ぬまでの時間の使い方、
せめて、償いだ。

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