ヌルマ伝 第1説
ナゴコン「Grow!vol.5」(5/6-7@ユースクエア)に出演しました。
昨年、ニットキャップシアター公演「ねむり姫」でご一緒した、ダンサーの山田レイさんとのユニット"ぬるま湯さろん"の記念すべき第1作目「ヌルマ伝 第壱説」。 「ねむり姫」が終わってから、一緒に何かやりたいとの想いから、今回のナゴコン参加へ繋がりました。創作のとっかかりは、お互いのやりたいこと、興味のあること、方向性等をメールでやり取りしました。その中で、ホツマツタエという古代文字(ヲシテ文献)を引用し、ダンスや音楽の原初的衝動、自然崇拝、人間と動物との共生などのキーワードを基に、[はじまり/キジムナー/散華]の3部構成にしました。中間部分はレイさんのアイデアで"笑い"の要素も入れることになりました。
話し合いの後は、まず音作り。リズム主体のループにホツマツタエの一節を言霊をヴォイスで録音しました。その後、お互いの拠点(京都と名古屋)を行き来しながらの合わせ稽古に。
舞台装置は、中央にコントラバスを台に載せて立てました。楽器の存在感は大きくそれだけで何が始まるのかとお客さんは色々と想像されたのではないかと思います。
[はじまり]は、祝詞のようなホツマツタエが流れる中、レイさんが舞台上をスクエアにゆっくりと歩く。だんだんと内へ入っていき、コントラバスに向かい合ってお辞儀をする。
中間部[キジムナー]では、キジムナー(私が演じたのですが、お客さんからはタヌキに見えたようでした...)とレイさんが出会い、徐々にと距離が近づいていくシーン。最初は鏡あわせのようにマネをしてシンクロしていく。シンクロ部分は振りを決めた方がよいという判断で、私も踊る事に。稽古場で撮ったビデオを何度も観て必死に振りを覚えました。そしてギャグ合戦で打ち解け、友情の握手をしたところで、二人はまた離れてしまう。
[散華]では、コントラバスを台から下ろし、コントラバスソロとダンスの即興要素を含むコラボレーションになりました。コントラバスのエレジーとレイさんの祈る姿。
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