ニブンノイチ成人 part2

ちょうど3歳の頃に、私自身にも大きな転機がありまして、この子に寂しい思いはさせてはいけないと必死だった。必死に働いたし。
ただ、待って!って言っても待たない。買い物に行けばすぐいなくなる。(だいたい玩具付きのお菓子コーナー)公園に行って見失うこともしばしば。
あー。このままいなくなったら私楽になれるかな。とか、かわいそうなお母さんって同情されて…とか思うこともあった。子供が憎いとか嫌いとかではないんだけど、これからもずっと1人でやっていかなければならないって思うと苦しくて、苦しくてしょうがなかった。なんでこんなことになってるんだろうって。
この子がいなければこんなことにならなかった。って…「魔がさす」ってこうゆうことなんだな。って自分でもぞっとすることもあった。
このときはまだ始めての子育てで、子供なんてこんなもんだ!私の躾が…と思ってた。
寝顔はこんなにもかわいくて天使なのに。

頭はいいようで、文字を読むのも早かった。
言うことも理解はしているようだが、楽しいに勝るものはない!のか遊びだすと注意したことはどこへやら……
さっき話したことは??って聞けば、あっ!忘れてた…って思い出すけど、また時間がたてば……ね。同じことの繰り返し。
とぼけてるのか?って思うくらい。
でも、このころ私の知識はなく『自閉スペクトラム』なんて思いもしないし、知りもしなかった。
『自閉症』ってしゃべらないとか、何も出来ないってゆうイメージだったから、後々そう言われるとは思ってもいなかった。

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