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私の働き方実験最終報告 #研究報告書

イラストレーターの宮澤美穂です。

ランサーズ新しい働き方LAB 第1期研究員に参加し、6月から11月までの半年間、活動してきました。

半年を振り返って、研究の成果を綴っていきます。


参加した企画は3本です。

自主企画

Adobe様指定企画

ベネッセコーポレーション様指定企画


◆実験の目的と背景


イラストレーターとして活動しはじめて、6~7年が経ちました。

この間、副業的に仕事をしていたため、今年は本格的に本業1本で、バリバリ仕事をして収入として結果を出したい、という思いがありました。

そのため、このコミュニティに参加して、目標を対外的に発表することで、自分を追い込めるのではないかと考えました。


上記目的を自主企画として、またそのための手段と、今までできていなかったことのスキルアップを目的として指定企画2つに参加しました。


◆検証したいと思っていたこと


<自主企画>

月収としての成果を出すこと。具体的にはサラリーマンの月収を超える数値。

<Adobe様企画>

自分にはオリジナリティがないという長年の思い込みを払拭すること。

具体的には、絵を販売して問題ないレベルのオリジナリティを身につけられるかどうか。

<ベネッセ様企画>

高校時代以来苦手だった「デザイン」のスキルを身につけること。

独学で使ってきたPhotoshopとillustratorのソフト操作をきちんと学び直し、スキルを上げること。

◆研究活動の概要


<当初想定の活動概要>

・今まで行ってきた営業活動を引き続き行う

・クラウドソーシングサービスでの営業活動を行う

・Udemy講座でAdobeソフトの使い方とデザイン講座を受講する

・日々の創作活動にソフトの使い方を生かし、よりオリジナリティのあるイラストを作れるように工夫する

・以上の活動を行った上で、サラリーマンの月収を超える成果を出す


<実際に行った活動概要>

上記の活動に加え、新しく始めたことは以下のとおりです。

・インスタを海外ユーザー向けに英語併記にする

・英語版Twitterを開始

・海外プラットフォームの月額創作支援サービスを開始

・SNSをはじめネットでの顔出しを決意

・Youtube開設、毎週更新

・Youtubeと創作支援サービス特典のため、動画制作も学ぶ

・LABstoreでのグッズ販売を開始


◆結論と根拠・気づき


<実験活動から得られた結論>

・めちゃくちゃ頑張ったから、行動力があるからといって月収や仕事に繋がるわけではない。

・コミュニケーション力がある人が勝つ

・オリジナリティはコツコツ続けることで確実に高められる

・デザインセンスは数をこなすことで確実に身につく

・ソフト操作は独学もいいが、きちんと学ぶことで時短化にも繋がり確実に腕が上がる

・ソフトの操作スキルを学ぶことと、そこから月収に繋げる仕事に生かすことの間には、大きな壁がある(デザインであればマーケティングやコンセプトづくりなど)


<その根拠>

・LABの中間発表で「ナイスチャレンジ賞」をいただき、行動力がハンパないとお褒めいただきましたが、だからその分結果が出たかというとそうではなかった。半年で月収や仕事量の成果が出ている他の研究員を見て、残念ながら頑張れば結果が出るわけではないことが身に染みた。

・ずっとやっていたインスタグラムや、今までの営業先とのコミュニケーションが優先していたので、LABに入ってから始めたTwitterや、LAB内での新し人間関係の中で積極的にコミュケーションをとる方法が分からず、コミュニティ内でなじめなかった。Twitterや、何かの方法でLAB内でコミュニケーションをとっている方が人気になっていることに途中で気づくも、twitterのシステムが苦手なこともあって、コメントをいただいた方に返信して交流することが精いっぱいで、LAB内での交流が深められなかった。様々なメディアを使っていながらいまいち結果が出ないのは、コミュニケーション不足により応援したいと思ってもらえていないという課題だと感じる。

・指定企画での課題をこなしながら、LABに参加する前からの積み重ねでオリジナリティのあるイラストが描けるようになっていたことに気づいた。

・2年前に応募したコンペに今年も応募したら、デザインが苦手でなくなっていた。自分の満足するデザインが出来た。

・ソフト操作スキルは確実に上がった。以前やりたいのにできなかった部分が解決され、時短化にもつながった。

・ソフト操作スキルが上がっても、仕事に結びつけるには別のスキルが必要だった。


<そこから得られた気づき>

・行動力や勇気と、稼げる能力は、残念ながら比例しないということ。

・どれだけ頑張ったかよりも、気後れせずにコミュニケーションが取れる人間が勝つ

・自信と結果は比例しない


◆研究に関する考察・これから

<考え方・価値観>


・半年の活動を通して、収入としての結果が出なかったことで、どんどん追い詰められたので、行動力は格段に上がった。営業や創作活動をしていく上で怖いものは何もなくなった。

・自分のイラストについての自信は以前よりついた。ただ、コンペでの落選や仕事獲得状況などで残念な結果に終わり、人から求められているという自信はないまま。

・続ければ少しずつ、スキルもオリジナリティも上がることが分かった。


<具体的な成果・仕事・働き方への影響>


・1件の仕事獲得。

・インスタグラムのフォロワーは半年で3,000人ほど増えた(確実に増えたが目標には程遠かった)

・たくさんのことを始めたため、働き方が超マルチタスクになった。時々頭が混乱している。

・創作の数を増やしたいが、やることが多いため1週間に1枚が限度となってしまった。

・英語圏の方からコメントをいただけるようになった。

・アナログで制作していたイラストをデジタルでも制作できる機会が増えた。

・LABで出会った方との共同制作の機会が得られて新鮮で面白い体験になった。


◆全体振り返り


・LABの活動中、とあるコンサルティングを受けたあとに1ヶ月ほど全く活動できない状況になってしまった。大切な1ヶ月を失ってしまったことに今でも悲しさが消えない。

・今までもよく勇気を出し行動力のある自分だったが、この半年もさらによく頑張ったと思う。それだけに、仕事量や月収としての結果が出なかったことが悔しくてたまらない。

・普通に生活していたら出会えなかった人たちに出会えた。

・slackや指定企画の課題、イベントなどのおかげで、他の研究員を見てやる気が出たり、〆切に向けて頑張る原動力になった。

・上記の一方、他の研究員のうまくいっている面を見て落ち込むことも多々あった。

・念願だった「オリジナリティを身につける」「デザインへの苦手意識を払拭する」が叶った部分があり、嬉しい。

・上記の一方、仕事や収入としての結果にはほとんどつながらず、以前よりも悪い結果になった点もあったので、残念だった。

・Adobeのデザインソフトの操作を学び直す機会、新たなソフト(PremierProなど)を触る機会を得られたことは得難い経験だった。

・仕事をもらえた瞬間が本当に幸せだった。



◆その他詳細


Adobe様指定企画での研究計画書にて、

「販売している絵が売れるようになったら大成功ですね。」

と書いたのですが、

LAB参加前の4月から初めていた絵画販売(海外向け)で、3枚絵が売れました。

買いたいんですがと問い合わせがあった時と、売れたときと、お客さまが喜んでメッセージをくださった時、それぞれの瞬間が幸せでした。


11月中旬、「Ro-senzu」のインタビューを受けて、「月収としての結果は全然だった」と答えたのですが、

その後の11月3週目に、「サラリーマンの月収程度」の収入は、絵画販売によって達成されました。

絵画販売はLABに入る前からの活動なので、LABの活動との因果関係は不明ですが、面白いタイミングでした。

これからは、仕事量と収入で結果を出していきたいです。


最後に

今後は、SNSにて活動状況やイラストを発信していきます。

応援していただけると嬉しいです。

Instagram https://www.instagram.com/miho.miya30/

Twitter https://twitter.com/MMiyazawa20

LABstore https://miho-miyazawa.com/goods

Youtube https://www.youtube.com/channel/UCAX7cUWy_4Lv8631YhhIkWA


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