うまくコラボレーションしよう

目次
・そもそもAIって?
・AIはどう活用されている?
・他国と比べてみるAIによる影響
・人が活躍できるもの
・必要なのは能力のコラボレーション

そもそもAIって?

AIまたは人工知能という言葉をニュースで聞かない日がないくらい、連日のようにニュースで取り上げられています。

Google trendでは「人工知能」というワードの検索回数が2014年から急激に増え、ニュースや様々な面で耳にすることから関心を持つ人が増えています。

AIとは日本語で人工知能といい、Artificial Intelligenceの略のことをいいます。

人工知能は、データや経験から学習をしたり、臨機応変な判断をしたり、論理的に物事を考えたり、知的な活動を行うことができます。それだけでなく、人間の脳では処理できない膨大なデータを処理できる、学習スピードが早いなど、人間よりも優れた点があります。


これにより、ビジネス業務の自動化や効率化、生活の利便性や安全性の向上などが期待されています。すでに多くの分野で人工知能が活用されていますが、これからの進化にも目が離せません。

AIはどう活用されている?

今もすでに、人工知能を持つロボットが将棋やチェスのプロと対戦をしたり、人と会話したり、乗り物の自動運転を可能にしたりなど、様々な分野で活用され、世間の話題を呼んでいます。


例えば、お掃除ロボットの「ルンバ」。人工知能と聞いてイメージする人も多いと思います。
人工知能が搭載されたルンバは、内蔵されたセンサーによって障害物を避けながら掃除をすることができます。また、部屋の間取りや家具の配置などをデータとして設定することで、同じ道を通ることなく、効率的に掃除を行うことができます。掃除が終わったら、ルンバ自身で充電器のある位置まで戻ることができます。


そのほかにも、近年、各自動車メーカーが特に力を入れている、人工知能による自動車の自動運転。画像認識機能や音声認識機能から得られた情報を用いて、通行人、対向車、信号、標識などを認知することや、駐車していた車が動き出す瞬間を察知することなど、人間より高い感度で物事の認識を可能とする開発が進められています。
また、「人間が見落としそうな危険を認識することができる」「疲労や感情の乱れがない」ことから、事故率の減少にもつながると期待されています。
 
他国と比べてみるAIによる影響

便利になっていく反面、人工知能により多くの仕事がなくなると言われています。日本でも事務や受付、レジ係など多くの仕事がAIによりロボット化しています。

グラフにある通り、日本、アメリカ、イギリスで比較した人工知能による代替可能性割合では、日本49%であるのに対し、米47%、英35%となりました。

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日本は専門的知識や創造性を持たない仕事で働く人口が多く、人工知能の代替が効く仕事が多いことから、他国より高い割合だといわれています。
 


また、日本の労働者で職場に人工知能が導入されている、もしくは導入したことがある、導入予定であると回答した人が10.6%であるのに対して、アメリカでは30.1%と3倍近い結果となりました。
これは日本よりアメリカの方がAIに対して否定的な考えを持つ人が多いことを表しています。

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調べていると、日本は他国に比べて、人工知能と人間のコラボレーションを重要視していることがわかりました。創造的思考力や革新及び創造性など、何かを新しく生み出すことよりも、「和」や「連携」を重視した結果となっているといえると思います。

人が活躍できるもの

ここまで便利な人工知能。人間が得意で人工知能が苦手なことを考えてみました。私はよく言われているコミュニケーションだと思いました。いろいろ調べてみると、物事に対して自分で知識を取りにいき、自分で工夫する「クリエイティブな発想力」が挙げられていました。


人工知能は同情や共感ができません。ニュアンスという曖昧なものも理解できません。具体的には、自分が何をするべきなのか、何をするべきではないのかを考えて行動したり、相手が何をしてほしくて、何をしてほしくないのかを憶測して判断したりすることを人工知能は苦手としています。


このことはコミュニケーションを使う様々な仕事の中で、人工知能が人間を代替できないことを示しています。
解決すべき課題を分析し、答えを導くための論理的な思考力、そして、お客様の悩みや現状に対応するためのコミュニケーション能力。これらを徹底して身につけることによってAI時代でも人である自分が活躍できるのではないかと考えます。

必要なのは能力のコラボレーション


人工知能は人間ができないことをも可能にします。人工知能と人間の能力をうまくコラボレーションさせることにより、生活水準や効率が上がり、新たにビジネスも生まれてくると思います。


世の中の人々が人工知能と「どう共存、コラボレーションするか」を考え、それぞれが自分の存在価値を改めて考え直し、それを高めていくように努力しなければならない時代になってきていると思います。


便利になる世の中にうまく対応し、共存することによりさらに住みやすい世界になることを私は望んでいます。