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2021年のよかったアルバム

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Shai Maestro - Human

圧倒的1位。前作のメンバーにディザニキ加入でえらいことになってます。レコードとかCDで聴いてたら溝なくなってるくらいには聴きました。レビューするところで書くことじゃないけど、まずは聴いて欲しい。なんならBimhuisのライブが最高すぎるからそっちも聴いた方がいい。歴史に残る名演。何が素晴らしいか書くと長くなるから取り敢えず聴いて。おすすめはイスラエルの方向に五体投地しながらアルバム1周した後にニューヨークの方向に五体投地しながらもう1周したあとにBimhuisを聴く。聴け。

---------------------------------------------------Nate Smith - Kinfolk 2 : See The Birds

2017年のKinfolkの続編ってことなんですか?レーベル変わって我らが愛するEdition Recordsからのリリース。Kinfolkもゲストメンバー豪華だったけど今回も豪華。楽曲は今回の方が圧倒的に好きでした。何年か前からライブではやってた曲(#2,#8とか)が入ってるのでナテスミファンには嬉しい仕様なんでしょう、知らんけど。短めだからすんなり聴けて良い、あとめちゃくちゃメタルみたいな曲をカワード先生にやらせててお草生えましたわ。

---------------------------------------------------Johnathan Blake - Homeward Bound

音を聴いただけでわかるくらい最近色々なところで見かけるImmanuel WilkinsとJoel Rossが参加。どこで聴いても安定してて良い演奏。Johnathan Blakeのリーダー作を初めてちゃんと聴いたんですけどコンポーザーとしてもいいんですねぇ。
Eric Harland Voyager、Kendrick Scott Oracle、Harish Raghavanあたりの雰囲気を感じるのはイマニキとロスの仕事が大きいんでしょうか。こういうバンドとしての統一感がある系のやつ好きなんですけど言いたいこと伝わりますかね。ここら辺好きな人にはオススメです。

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Daniel Herskedal - Harbour

去年リリースしたアルバムも素晴らしかったですが今作も結構やってます。孤高ぼっちだったのにお友達を引き連れて帰ってきました。1曲目から音出しただけでHerskedalってわかる音色で最高。6曲目みたいなオラついたjewish jazzっぽい曲はCall For Winterから入った私さんみたいな人は少しだけ引いてしまうんですが何にせよいいアルバムでした。

---------------------------------------------------Petter Eldh - Projekt Drums vol.1

ENEMYとかKoma Saxoでベース弾いてるスウェーデン人のおっちゃんの新譜。Editionから。インプロすれすれに聴こえる様な複雑な曲やってることが多いイメージだけど、このアルバムは曲毎にドラマー変えてホーン厚めで他のよりは聴きやすかったです。ハーランドが叩いてる2曲目が曲としてかっこいいのはもちろんなんだけどベースの音がよすぎる。音だけでかっこいいってずるいよね。スペイブン呼んでる辺りもフヒヒポイント高い。ENEMYもKoma Saxoもとてもよかったのでそちらもどうぞ。特に後者はここ数年よく名前を見かけるOtis Sandsjöがおります。

---------------------------------------------------Alfred Lorinius - The Picture

Otis Sandsjöが参加してたので聴いてみたらとてもよかったやつ。リーダーはスウェーデンのベーシストでユニット名はStormfågelなのかな?わかりません。女性ボーカルありギターありSandsjöありで混沌としてるんだけど謎の爽やかさがある。ベースソロの小曲でバンド編成の曲を挟んでる構成。ジャンルはジャズなのかロックなのか変態なのかわからないけど取り敢えず変態ではあるので気になる方はどうぞ。

---------------------------------------------------Koma Saxo - Live

前述のKoma Saxo。メンバーはPetter Eldh (Bass) / Otis Sandsjö (tenor sax) / Jonas Kullhammar (tenor sax) / Mikko Innanen (alto & baritone sax) / Christian Lillinger (drums)。考えるな感じろ系。Koma Saxoらしいゴリゴリのゴリラ曲で始まりエモい曲あり観客が合唱する曲ありで、めっちゃ楽しいライブアルバムになっております。EldhとLillingerのコンビ好きすぎる。

---------------------------------------------------Punkt.vrt.plastik - Somit

お前またかよって言われそうですがPetter Eldh (Bass) /Christian Lillinger (Drums) / Kaja Dranksler (Piano)の変態トリオ。めちゃくちゃ意味わからないんだけど、わからないまま楽しむのが正しそうな類のやつ。インプロかと思ったけどちゃんと譜面ありそうで意味わからないね、ベルリンの音楽シーン怖すぎでは。おすすめは4曲目なんだけどYoutubeになかったのでタイトルトラックとか貼っておきます。

---------------------------------------------------Michael Wollny - XXXX

Michael Wollny(synthesizer, rhodes & piano) Emile Parisien(soprano saxophone) Tim Lefebvre(electric bass & electronics) Christian Lillinger(drums & percussion)
凄いメンツの凄いインプロライブアルバム。ジャズでフュージョンでロックでエレクトロニックでノイズでアンビエントでコンテンポラリーな緊張感ばりばりの仕上がり。このアルバムの凄さを言葉にできるほどの語彙力がないのが残念です。とにかく凄まじい。2021最ヤバ。ほとんど通しのアルバムだからアレだけど取り敢えず貼っておきます。

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まだ聴けてないアルバムいっぱいあるけど今思いつくのはこの辺ですかね、EldhとLillingerが多いのは書いてる時にハマってるからです。皆様良いお年を。

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