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学校再開したら「ガチガチに縛られた監獄」だった話 学校の先生のぶっちゃけの感想


今週から学校が再開して、分散登校が始まりました。

分散登校といっても、最初は週に1回登校程度。そこから週に来る回数が増えていく仕組みです。

学校再開して、久しぶりに生徒と話したり、生徒の様子をみたんですが、、、

ぶっちゃけな感想をいうと2つあります、

1、みんなの表情をみれてよかった

というのが正直な感想です。

全員が100%元気と言うわけではないですが、生徒の表情とかが見れて良かったです。

直接生徒の顔を見て、「元気そうだな」「不安なのかな」「疲れてるのかな」というのがわかってよかったです。

表情に表していない生徒もいるかもしれないですが、顔色や言動、行動から何を思っているかをできる限り想像しました。

登校時間は2時間しかなかったです。

この2時間で、「休校中の課題」「これからの新しい学校生活の生活様式」、給食予約カード、生活アンケート、配布プリントの説明・・・・・etc がありました。


しかしうちの学年でこの2時間をどう使うかって考えたとき、

「やっぱ学校って楽しいよね」

と子供たちに思ってもらうことが大事だよね、と話しました。

いろいろやんなきゃいけないことはあるけど、「本当に何をすることが子どもにとって+になるか」を考えました。

なので、少しの時間を捻出して Social Distance を保ちながらできる簡単なゲームをしました、

感想聞くと、

「ゲーム楽しかった。」と多くの生徒が言ってたので良かったです。

学校再開して、いろいろやらなきゃいけないことがありますが、

「学校でしかできない他人というものを直で感じられるもの」

という時間をこれからも大切にしていきたいと思います。

2、「むなしい」

これはある生徒が書いた感想です。

「今日帰るとき今の気持ちどう?」

と書いてもらって、こう書いた生徒がいました。

真意はわからないのですが、この意見はもしかしたらかなり的確かなと思いました。

うちの学年は、「学校の中でかなり元気のある学年」だったのですが今日見た限り

めちゃめちゃ皆静かでした。

もしかしたらクラス替えして、まだ慣れてないだけかもしれないですが、

かなり静かでした。

これは中学2年生になって大人に成長したという見方もあるかもしれないですが、

個人的には「寂しいなあ」「虚しいな」っていう気持ちが大きいです。

それはそうですよね

「友達とも距離をおく」「騒がない」

ようにしようというガイドラインを学校では出さなければいけない状況です。

学校で集団感染しないように Social Distance を保つためには、かなり制約があるのが現状です。

これは絶対に必要なことだと思います。


でも、学校ってそもそも制限が多い機関なのにさらに制限が多くなり、

「マジでなんかガチガチに縛られた監獄だよなぁー」

と思いました。

この間、学校近くの公園にいに言ったら、めちゃめちゃ元気で100%で走り回っているうちの生徒達がいました。

そっちの顔見てるほうがなんか個人的には好きでした笑

できるなら学校の外で会いたいですよねぇ。

今ガチガチの制限で再開しざるを得ない状況なので、その状況下で

「学校って本当に何を教えるんだっけ?」

と本当に考えます。

「どうやって、本来の彼らを制限された中で取り戻していくか」

「そもそも、取り戻す必要があるのか」

とかとか色々考えます。

分散初日だけだったので、もしかしたら思い過ごしかもしれませんが、、、、

というのがうちの学校の様子でした。

ちなみにうちのクラスで出した学級通信はこんな感じです!

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現場からは以上です!他の学校はどうでしょうか、是非色々知りたいです!



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