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幼児と大人の考え方の違い その2.自己中心性とアニミズム的思考

前回は子どもの思考の特徴の一つの「理論的でなく直感的である」ことと、そんな子どもに何かをしてもらいたいときは説得や説明ではなく共感と応援が大切だということをお伝えしました。

今回は、子どもの考え方の特徴のその他のことについてお伝えします🙂

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物理的にもですし、自分が知っていることは他の人も知っていると考えたりします。その場にいなかった人はその話を知らない、といういなかった人の立場に立って考えることができないのです。子どもの話が突拍子もなくちょっとわかりにくいのは、言葉の数や使い方もですが、こちらが知らないという前提ではなく知っているのを前提で話すからなのかもしれませんね。

そして

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思考は知覚の影響を受ける…ちょっとわかりにくいですが、要は見たもの、感じたものが全てで真実だと思っている感じです。同じ量のジュースを形の違う容器に入れると、容器の高さが高い方や、小さめのコップにいっぱい入っているように見えるとそちらの方が多い!と思います。

アニミズム的思考は、ぬいぐるみやお人形だけでなくイスなども生きている、心があると思っている考え方です。なので、ぬいぐるみが応援してくれているよと大人が言葉をかけると、本当に応援してくれていると思うのです。

子どもは、自分が知っていることや今まで経験したことが全てなので、大人が言葉で説明しただけだと全然違うことを頭の中に思い描いている場合がよくあります。なので、重要でちゃんと伝えたいことについては絵や図に描いて可視化し、具体的な言葉を使って伝えると、大人と子どもの認識のズレを少なくすることができます。

また逆にこの子どもの特徴を生かして、水分制限がある場合や、あまりジュースをたくさん飲ませたくない場合などは、大きなコップではなく小さめのコップにきわきわまで入れてあげると、子どもは同じ量でも「たくさんもらえた!」と嬉しくなります。
アニミズムを利用して応援してもらうのも子どもの思考の特徴をうまく生かして援助につなげられる例ですね😄

それではまた次回😌

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