審査員の想

2年ぶりのnote投稿です。
なんか読んでる人が少ないから書きたいこと書けるんで、恥ずかしい事も書けるかなぁと思いました。僕の性格上、こっそりひっそりが合ってるので。
(芸人向いてないじゃん(>_<"))

最近、松竹芸能の若手10組(1組は休演)のプチ単独ライブの審査員をさせて頂きました!僕と、仲嶺と、ユウキロックさんと、作家の岡田さんの4人。

仲嶺はよく審査員をしてますが、僕は初めてでした。以前一度審査員のオファーありましたが、「人に点数を付けるなんて出来ない」と断わりました。
でも今回は後輩達の飛躍につながればなあと、賞レースで優勝出来るような芸人が育って欲しい気持ち+ギャラが良かったので引き受けました😌

僕らは今まで22年間常に評価される側の人でした。今もそうです。
なので、全ての芸人に対してリスペクトしてるし聖職だと思ってすごく真剣に審査させて頂きました!
だってこれでその人の人生が変わっちゃうからね。

僕が大切にしてるのは
「モチベーション、戦略、感謝」の
この3つです!

あと芸事で大切にしてるのは、
3K
「奇抜さ(意外性)」「共感」「滑稽」
僕は↑がお笑いの本質だと考えています。
なので、この3つを抑えるように意識してます。
例えばモノマネの芸は、共感に分類されると思います。
漫才においてのツッコミもお客さんの代表なので、共感になりますね。

あとコントの世界だと
「リアリティ、デフォルメ、もしも〇〇なら」
を大事にしてます。

後輩の芸人に対して思う事は、
東京という場所は様々で細分化されすぎて…。
新しいモノを受け入れてくれるけど、今日ウケたやつが明日スベる世界なんで常に作り出さなきゃってのはありますね。
自分を知り、居場所を探さなきゃ淘汰されます。

話それましたが、松竹の後輩達のライブ、
夜も眠れない程考えました。
セリフの言い回し、間、タイミング、トーン、表情の作り方、所作、
台本上の作り方、設定、キャラ、裏切り方、展開、緻密に作り込んだとこを見逃せません。

ネタに良い悪いは無いけれど、けれども、
それでもネタに優劣はあるので真剣に見極めなきゃという責任はありました。

このお笑いが分からないので点数を低く付けましたってのが一番最悪なんでね。

今回させて頂いた審査基準が、
キャラ・ネタ・企画・総合
なのでネタが面白くても点数が伸びなかったり…歯がゆいですけど。

ただちょっと思ったのは、
0から1というか、
芸人ってみんな何かしらの影響は受けてるので、全く新しいモノが見たかったです!

それでも、1を100に。
過去の人とかぶってるけど現代版にリメイクしましたっていう路線もあるし、ここ需要ありますよね?ってとこを探して欲しいです。
(お前が言うな(^_^;))

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