システム運用保守について

新しいシステムの運用設計を任されることになり、運用保守の仕事や運用設計について調べたことをまとめたいと思います。

システム運用とは、つまりなに?

調べる前、個人的な運用のイメージはシステムを動かして監視して、障害が発生したらバグの改修を行うことでした。

このイメージは正解ではありません。

運用とはシステムを稼働し続け、観察する仕事です。

詳しく言うと、日々システムが正常に稼働しているか監視を行う他、DBのバックアップやリソースの管理、サーバーにツールを使用した監視も行います。あとは不正アクセスなどの監視を行います。

先ほどは保守の業務イメージが混じってしまっていたようです。

運用保守がごっちゃになっている案件も多いので、あながち間違ってはいないですが、詳しく分けると運用の仕事はこのような仕事になるようです。

では、保守とは?

保守とは、障害対応やシステムのアップデートを行う仕事です。

詳しく言うと、障害が発生したら原因調査や改修作業などを行ってシステムが完全に復旧するまで対応したり、システムを使いやすくするツールの導入、ツールのアップデートを行い、日々古くなっていくシステムを快適な状態に保つ仕事です。

運用保守の困りがちなこと

運用保守は業務範囲が広く、どこまでが担当範囲かあいまいになっていることが多いようで、そうすると永遠に仕事が終わりません。

人を増やしても、忙しすぎてドキュメントを更新できていなかったり、情報共有が間に合わず、属人化していき、結局できる人が潰れていくようです。

運用設計の役割

そこで、運用設計がこの困りごとに一役買います。

・障害発生対応フローを作成し、どんなことが起きたら、どの担当者がどのような対応を行うというのを定め、業務範囲を明確化する。

→業務分担の明確化し負担を軽減する

→業務内容について詳しく定めておくことで、属人化を防ぐ

・システム設計時点で運用設計を考えておくことで、運用しやすく障害の起きにくいシステムを設計・開発することができる。

→運用保守の負担軽減、そもそも障害が起きにくい設計にすることができる。

まとめ

私は調べる前、運用保守というのは監視してバグ改修してるだけなら、結構楽かもと思っていました。

しかし、調べてみると業務範囲が広大で仕事量が多くて大変そうですし、サーバーサイドからインフラ周りなどのかなり幅広い知識が求められる業務であることが分かりました。新しいツールなどにもアンテナを張っておかないと、ツール導入の際についていけなかったりもするのではないでしょうか?


ちょっと目を離すと、最新のものが普及していくこの業界で、システムを長期で動かしていくには、運用保守の仕事はかなり重要そうですね。


私が設計する運用設計が、運用保守担当の負担を少しでも軽減できるように、上長に確認を取りながら良い設計を行いたいと思います。

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