ヴァンガード環境に生まれた新たなスパルタクス構築の紹介
千葉県の周辺でエボルヴやってるMLPalessと申します。
去年の10月ぐらいから初めてロイヤル専として頑張ってます。
最初は交流会で生まれたての小鹿の如くビクビクしながら交流会へ行ってるような身でしたが、今では千葉の色んな人と交流を持ちエボルヴライフを楽しんでいます。この記事を読んだエボルヴやってる人もやってない人も最後まで是非読んでいって下さい。
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▼デッキ紹介
全体が1コスト29枚、3コス3枚、5コス8枚と1を中心軸で固めており、異界を統べるものの効果を最大限で発揮できるように構築。5ターン目からデッキの削る速度が爆速で上がります。特にロイヤルパラディンカードの1コストがドローソースと除去に大きく貢献しており、これらを駆使して対面の攻めを捌き続けます。また、このデッキ自体の構築は比較的安価。(殆どがストレイジやストラク購入で収集可能。)
スパルタクスについては1枚50~100円、異界は上下1セットでなら500~1500円ぐらい(店によって結構変動する)で買えます。ゼルガネイアは高いものの、ADVANCEについては任意なので入れなくてもOK。
7/14に行われた津田沼バトロコ個人戦CSでは4-2の戦績(Opp不足で13位)。まさに可能性の獣
キーパーソンや一部カードの使い方については一つづつ解説。
▼5コスト枠解説
▽① 異界を統べる者
異界を統べる者はファンファーレ効果で好きな数宣言し、5枚めくって宣言した数と同じ数だけフォロワー全体へダメージ射出が可能。デッキ消化だけでなく、敵盤面のリセットに大きく貢献します。また、2PPで進化すると墓地にあるコストが同一かつ異なるカード3枚を手札に加える事ができ、ハンドを増やすことができます。1コストのカード回収だけでなく、5コス組が3種墓地に落ちている場合はこれらを手札に回収する事が可能。基本的にハンドに最低1枚、試合全体を通して2~3回使用できると良し。進化は1枚は最低でも使って重要な1コス枠を回収する事。
優先度が高いカードは以下の通り
◇優先度:高(※後ほど個別で解説)
・閃光の盾 イゾルデ
・ばーくがる
◇優先度:中
・フォーリンショット(ベルエンジェルが墓地に落ちている場合のみ)
・ベルエンジェル(フォーリンショットが落ちていない場合のみ)
・わがままな呼び出し(どちらもない場合)
◇優先度:低
・うぃんがる(スタンドしてるフォロワーの除去が2面で必要な場合)
・アックスプリンセス(基本は呼び出しとセット、用途はスパルタクスのサーチが必要な場合)
・みるびる(呼び出しが無い場合)
一つ書き忘れていた事として、異界ファンファーレのAoEは多少ブレる事があるので若干運が絡む事があります。CSの際も1コス宣言してめくった1コスが1枚で頭を抱えてしまい…そうなったら天に祈りましょう。
▽② スパルタクス
このデッキを成立させているキーパーソン。出てきたら真っ先に対面から警戒されるヤベー奴。そもそもこのカードが居る事がバレた時点で相手の動きがドローをさせない、除去先をEX Winさせないようにする為の動きに切り替えてきます。基本的に初手で引いた場合はマリガンで返し。以降は1枚確保したら手札に温存し続ける感じでOK。ばーくがるやベルエンジェルが一気に除去された後のターンだと、手札が8枚以上切れる場合がある為、このタイミングで一気にデッキを削っても良し(エンド時効果処理が走った後にハンドオーバー処理が発生する為。)
このフォロワーを展開させるタイミングは以下の通り
①盤面が互いにフォロワーが空になった状態でターンが回ってきた時
この状況が発生する対面はアミュレットビショップとチェス超越相手。
不要な手札を切り落とすチャンスです。次のターンに除去喰らう可能性こそありますが、デッキ枚数のカウントを一気に進めたり、手札のリフレッシュが行える絶好の状況です。
②手札状況が著しく悪い場合(E使用済みのメイドリーダーやアックスプリンセス等が溜まっている等)
この使い方は若干お茶濁し感が強く、大体追い込まれている場合が多いですが、使わないよりかはマシです。異界がある場合はおとなしく出してAoE決めればいいですが異界も不在ならこれを切り出しましょう。手札は基本尽きないので一気に最良の手札に入れ替わる可能性もあります。
③手札の枚数がデッキの枚数+1の状態の場合。
勝利確定です、スパルタクスを出して勝鬨を上げましょう。(>∩(・ω・)∩<)
PP最大値が10の場合は手札がいくら少なくてもこれを2枚出しして通常以上の削りを行う事も可能です。ただし、やる前に手札を捨てる枚数をちゃんと確認しないとデッキが2枚残ったり、オーバーランするので気を付けましょう(1敗)
※公式の裁定Q&Aにもありますが以下の場合に注意
・ターン終了時に既にデッキが1枚以下の場合はデッキチェックする前に特殊勝利になる。(ターン終了時に発動する効果の一つであり、デッキが既に1枚以下を満たしている為)
・スパルタクスの効果で手札を切った際に「光の道筋」の効果を用いてデッキが1枚以下になった場合、既にスパルタクスの処理が終えた状態となっている為EX Winは発生せず相手ターンにそのまま回ります。
▽③≪世界≫ゼルガネイア
ヴァンガード構築以外のデッキでは見ない事がないレベルで投入されるこのカード。やはり書いている事が全て強い。このデッキにも投入される理由としては以下の通り。
①高ステータスの単体除去
この環境でエースカードが高ステータスでダメージ除去では限界がある為、このような状況ではゼルガネイアの単体除去が光る盤面が多く見受けられます。また、破壊後に1枚ドローのおまけつき。
②窮地の超ヘルス回復
2つ目のファンファーレで体力が10以下で体力+5と、防戦一方のコンセプトであるこのデッキと非常に噛み合いが良く次疾走で走られたら負ける状況をいきなり覆す場合があります。1つ目のファンファーレが使えなくても2つ目のファンファーレ目的で使う事も。実際CSの際にこのカードとイゾルデの2枚で合計16回復して勝ち抜いた盤面もあります。≪世界≫、マイフレンド
③コスト5による異界回収対象に入る
どちらかと言うとおまけ寄りではありますが、5コスト組3枚を異界の進化時効果で墓地からリクルートして再利用が可能。不測の事態で落ちてもこれで一安心。
④≪大いなる世界≫ゼルガネイア
基本使う事は無いと思っていますが、唯一アミュレットビショップ対面の場合、究極のスパルタクスメタカード「古き護り手」が来た場合特殊勝利が事実上不可能となる為このカードを用いて対抗する事となります。
ただ、非常に高額カードとなる為入れるのは任意になりますが入れない場合は出されるとその時点でコンセプトの都合上確定で負けになります。
あくまでも詰み対策として…自分は異界の進化後を2枚にしてゼルガネイア2枚投入を視野にしていますが…
※「≪世界≫ゼルガネイア」は多分3枚入れても良さそうですが、個人的には2枚が一番噛み合いがいいかなぁって感じてます。結構入れ替え枠が難しい。
▼3コスト枠解説
▽④ブラスタ・ーブレード
唯一の3コスト枠、枠を使ってでも入れる程除去が非常に優秀。
用途は多彩で、うぃんがるで蘇生させたり、手札出しからの進化でロイヤルパラディンの数×2ダメージを飛ばせる何かと痒い所に手が届くロイヤルパラディンのメインカード。このデッキだと、ロイヤルパラディンの1コスフォロワーの横並べも容易なため高い打点も比較的出しやすい。後半になると異界AoEで事足りる事が多いが、ゼルガネイア以外で高ステータスを除去も行える唯一無二の立ち位置を持っている為、後半でも射出する事は多い。その為、たまに進化3枠を完全に使い切る事も…
かげろう相手だと1体1体のステータスがドライブと合わせて高くなるため、この除去が光る事が多いです。ただ、引けない場合はそのまま打点垂れ流しされて負ける事があるのでマリガン時で1枚引いたら温存はしたい所。
注意すべきはシングルドライブを持っている為、異界やスパルタクスがそのタイミングで捲れると相手にもデッキボトムに落ちた情報を与えるので注意。
▼1コスト枠解説
▽⑤ばーくがる
戦闘力こそ皆無なものの、スパルタクス構築となるとこの性能がもはや破格。イゾルデの盾を使用する際に捨ててチョイス2で除去+ヘルス回復、こやつはEXエリアに行くためそのまま場に出してお茶を濁し。おまけにラストワードで1枚ドロー付き。デッキに実質6枚ベルエンジェルが入っているようなもの。
後半にばーくがるとベルエンジェルを並べまくってハンド大量供給させる荒業も可能。ただ、全部埋めると何もできなくなるので4枚ベルエンジェルとばーくがるで埋めて除去せずターンが回して来たら残った空きスペースにスパルタクスを置いて除去を促す戦術も取れる。
異界の進化時効果で回収する対象として真っ先に回収するカード。そりゃイゾルデの盾やまぁるがるの効果で捨てても損が発生しないからね。あと、しれっと反射ダメージを出さないので復讐オーキスの人形破壊時効果を起こさせない副次効果もある。優秀。
▽⑥閃光の盾 イゾルデ
防戦一方の中でこのカードは一際輝いており、ロイヤルパラディンを追加で1枚切ると3ダメージとリーダー体力+2。このカードに救われる事が非常に多く、異界進化時に最優先で回収する程の強さ。当然1コストなので非常に軽くいつでも構えられる。これを2枚構えた状態であれば、ジ・エンドが走って来ても叩き返す事が可能。かげろう対面の時は7ターン目までにこのカードを手札に何枚温存できるかが鍵となります。また、次のターン以降にうぃんがるの起動効果を使う事を視野にしているならば、ブラスター・ブレードを切っても良し。
▽⑦メイドリーダー
進化時にEを持つフォロワーを回収できる指定サーチカード
このカードで持ってこれるカードは以下の通り
・異界を統べる者
・ブラスターブレード
・アックスプリンセス
・ベルエンジェル
基本は異界が最優先でサーチを行い、5ターン目以降の下準備を行います。
現環境上、ヴァンガード構築では1ターン目にスタンドしている相手を除去する方法がコンローか1コスクイック組ぐらいしか無い上、現環境だと投入しているプレイヤーが非常に少ない為、先行1ターン目で引いた場合は強気で置きましょう。2ターン目で進化してサーチ+相手リーダー2点まで安定して動けます。
異界が初手2ターン目で2枚ある場合はブラスターブレードかベルエンジェルをサーチして後続が続くようにしましょう。基本的に余裕がない時のPP残しは結構響きますので慎重に。
▽⑧アックスプリンセス
1コストという条件を満たしている上に、プリンセスが付いている為「わがままな呼び出し」のチョイス2を選択することができる貴重なカード。
サーチ先はメイドリーダーやスパルタクス、ブラスターブレードといった主要ロイヤルフォロワー達。
また、進化コストこそ高いものの進化するとステータスが4/4に上がりフォロワー1体に4ダメージ飛ばせます。意外と4~5ターンの時に使いどころが巡る事があります。頻繁に進化する価値は無いので進化後は1枚で十分。
▽⑨フォーリンショット
多分1コスト枠の中で一番採用する枠の取り合いで悩んだカード。
実際ここの枠は自由枠の為、エンジェルバレッジや他の1コストでもOK。
自分が採用した理由としては、ベルエンジェルの再利用とドライブ獲得したフォロワーの疑似除去が目的。イゾルデや異界で除去するには物量的に限界があるので除去が不可能と判断した時に使用。2面高いステータスが並んでる場合は1枚をフォーリンショット、もう一枚をゼルガネイアで除去する形で返せるので個人的には使う場面は多く感じます。
間違っても疾走持ちのフォロワーやフィニッシャークラスのカード(ジ・エンドやドラゴニック等)を返したりすると意味を成さない事が多いので注意。
▽⑩ベルエンジェル
本家シャドバでも紙でもお世話になっております。
破壊されると1ドローの守護。進化すると2点ダメージをフォロワーに飛ばせる。
進化については一応1枚、甘えた立たせ方させてるフォロワーが居た際に除去するのと進化枠に余裕がある為。
フォーリンショットで回収して再利用可能の為、盤面に並ぶことは非常に多い。残った場合でもアクト状態の敵フォロワーが居る場合は自ら突っ込んで自壊するのも手。逆に置きすぎると相手が放置して盤面が腐る事があるので出す時は計画的に。
▼環境対面評価
▽かげろう(ヴァンガード構築)/(託宣構築)
正直キツイ、初手1ターン目にスタートアミュレットを使って3/3のフォロワーが立つ事自体がキツイ。イゾルデがある場合は切ってでも落とさないと序盤で競り負ける危険性が高い。ジエンドが出てくるまでにどれだけヘルスを失わないかがとても大事。
託宣構築の場合はフォルテの疾走が要警戒。先行6フォルテ(E)⇒7ジエンド⇒8フォルテorジエンドだけで撃沈しかねないのでヘルスを早い段階で高く持つ。託宣が打たれない事を祈ろう。
▽オラクルシンクタンク
ツクヨミの引きに応じて状況が変化する。天敵はサイレントトムとアマテラス。特にアマテラスはベルエンジェルやばーくがるを消滅させてくるので出すタイミングには注意が必要。ヘルスを上げられてもそこまで困らないのでここあはあまり警戒する必要はなし。
▽アミュレットビショップ
ガン有利、ただし古き護り手が出された場合は負け確になるので注意。
アミュレットさえ破壊できればいいので5の枠にアルヤスカを入れてターミナルウェポンの効果で除去してしまう荒業もある。ただ、他対面に影響が出るので悩みどころ。
▽チェス超越
最新型のヴァンガードカードを混ぜた方でも、イゾルデで超越ターンにクオンを弾ければ優位に進められる。ただし、2超越は諦めましょう。
▽コントロールナイトメア
ガン不利、致命傷となる天敵≪節制≫ルーゼンが刺さる為弾き返せる手段が必要。ただ、異界の進化時効果で加える事や、わがままな呼び出しのチョイス2ではルーゼンの効果をすり抜ける事が可能。けど除去がかなり面倒な上に死の祝福でルーゼン乱打されると無理ゲー。≪大いなる世界≫ゼルガネイアも視野に入れざる負えない。
▽蝙蝠ナイトメア
一番怖いのは真紅のローズクイーン、いきなりリーダーに打点を大量に飛ばして来る為高いラインでヘルスは維持したい所。不利とまでは言わないが1ミスが命取りになる。
▽シャドウパラディン
イゾルデと守護をなるべく多く出せるかが重要。中盤~終盤に疾走が多く走ってくる。
後半だとファントムブラスタードラゴンの疾走⇒オーバーロードへ転換すしてくるので、ゼルガネイアを投げて的確な除去を続けられるかが大事。
▽ロイヤルパラディン
比較的捌きやすい方ではある。ただ、油断してるとアルフレッドやバロテミスがいきなり走って削られるので守護を展開しつつ異界AoEを絶やさず打てるかが重要。
▼最後に
このデッキが完成か?と言われるとちょっと首をかしげてしまいます。まだまだ改築の余地はありそうなので、環境に仇成すデッキを確立できるように精進していきます。仕事の都合で7月のCSは参加できませんがショップ大会で腕とデッキを磨いてきます。どこかでお会いした際は正々堂々戦いましょう。ではまた。
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