作品至上主義

大森靖子がまた炎上した。
いつも通り特にコメントはなく、代わりに新作MVが公開された。かの問題が浮上しなければいつもと同じように純粋に評価されてたんじゃないかなと思った。(そもそも問題がなければ作られなかった楽曲か)
彼女は曲が一番偉いと言っていたけど、庵野秀明もドキュメンタリーで作品が一番、作品が面白くなるためにならなんでもしちゃう的なことを言っていた。
たしかに大森靖子の曲もエヴァもめちゃめちゃすごい。いいとかは置いておいてすごいのはすごい。

大森靖子のアイドルグループは人の入れ替えが激しく、メンバーをまとめられていなのが残念だと思う。あと彼女の楽曲の世界観は彼女以外の人が表現しきれるものなのか、とも思う。
もちろん色々な可能性を広げたくて始めたプロジェクトだと思うけど、そもそもその必要をあまり感じないのであまり興味がないのが本音だ。

庵野秀明のドキュメンタリー番組がAmazonプライムに追加されてので早速見た。以前テレビ放送されたものと違う編集のものが見られた。未公開シーンなんかも追加されていた。
庵野秀明が学生と話すシーンがあって、普通にいいおじさんで驚いた。
でも驚くも何も人は時にめちゃ嫌な奴で時に優しかったりするし、切り取り方でどうにでも印象なんて操作できたりするんだよね。
その印象が影響して作品が純粋に評価されないのは超もったいないと思うが、作り手の姿を見せた時点である程度仕方ない。純粋に作品だけを見て欲しいということなら全力で隠れるしかないんだよな。
昔好きだった少女漫画の作者の写真を見て、想像と全然違くてとてもショックだったのを覚えている。

とはいえ顔が好きじゃないとか、ツイートが何となく気持ち悪いとかそんな理由で鑑賞する作品の幅が狭まるのは悲しいのでなるべくそういった情報は取らないようにしている。
万が一気づいてしまった場合は、追わずに気づかなかったふりをする。
それでもTLに流れてきちゃったりするやつは諦めてる。ミュートにしたりNGワードにするほどの体力はない。なんとなくそれで気持ち悪くなっちゃって離れてしまうこともあるがそれはそれで受け入れるしかないなと思っている。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?