2023 NFLドラフトビッグボード 3.0(最終版) | カレッジプロスペクトランキング
いよいよドラフトです!
NFLのドラフトをはじめて観戦されるという方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらの世界へようこそ。人によってはNFLのドラフトが1年で最も楽しいという言うくらいのNFLの最強コンテンツです。
私は毎年、カレッジフットボールを1年中追いかけており、2020年からこのような形でドラフトの注目選手をランキング形式で紹介しております。最近はドラフト名鑑も出ており、そちらは写真付きでよりわかりやすいものになっているかと思いますが、ぜひこちらも読んでいただければと思います。
さて、今回のランキングの順位の付け方としては、基本的には、
試合での動き
コンバインでの動き、数字
過去にドラフトされた選手との比較(2016~)
ポジションバリュー
で考えています。上に基づき、基本的にはNFLで活躍しそう / 選手の能力から選んでいます。
なおスタッツに関してはSports Referenceを参考にしています。
ちなみに今年のドラフトの個人的な注目点は・・・
全体1位の選手
Jalen Carterが何位されるのか
WRで最初に指名される選手
です。では、早速見ていきましょう。
1位-31位(Day 1級)
1 Bryce Young QB Alabama (5-10, 204lbs)
近年のAlabama産QBの中の最高傑作。21年には15試合でパス4,872yds 47TD 7INTでハイズマン賞を受賞。WRとOLが弱体化した22年は12試合でパス成功率64.5% 3,328yds 32TD 5INTと成績を落としたが、これでも十分立派な成績。むしろWRが抜けまくったチーム状況でのこの成績というのはNFLでの活躍も補償されているか。身体の小ささ以外は特にマイナスになる点はなく、現状の能力のみでNFLのスターターでも十分な成績を残せそう。しかし、その身体のサイズというのが意外に響いてくるのがNFL。そこを上位指名権を持っているチームがどう評価するか。
STRENGTHS: クイックスロー力、スナップ前のリードとスナップ後のダウンフィールドの観察力、コントロールの良さ、球の弾道、モビリティ、プレーが崩れた後でも落ち着いてWRを探せる、自分でプレーを作る能力、リーダーシップと人間性、俳優としての演技もうまい
WEAKNESSES: 身体の小ささ(身長&体重)
比較: Russell Wilson
2 C.J. Stroud QB Ohio State (6-3, 214lbs)
テープを見れば見るほどバストにならなそうな気がしてくるQB。パスの内容だけで言ったらJoe Burrow級かもしれない。今季は昨季と比べると成績は落としているが、それでも13試合でパス成功率66.3% 3,688yds 41TD 6INTの成績。過去2年にわたりドラ1級のWRにばかり投げ続けていた点に関しては疑問ではあるが、それでも優れた正確性とドンピシャの軌道、プレスナップリードからスナップ後の状況判断まで一流。オカルト的な要素でもあるOhio State産のQBはみんなダメという呪縛を解き放てるか注目。
STRENGTHS: ボールのコントロール、プレスナップリード、判断の速さ、球の軌道、縦のパスも横のパスもしっかり投げ込める、落ち着き・余裕、スナップ後のダウンフィールドを読む力、クリーンポケットでは最強、ステップの良さ
WEAKNESSES: WRが強すぎてかなりオープンになっている(Olave、Wilson、JSN、Harrison Jr.、Egbuka)、大一番のGeorgia戦ではポケットが崩れてもプレーを決めていたがプレッシャー時のプレーには疑問、どんな状況からでもパスが通るタイプではない、Georgia戦以外では足をまったく使わず(ビジネス的な理由?)
比較: Joe Burrow
3 Will Anderson Jr. EDGE/OLB Alabama (6-4, 253lbs)
2021年の段階で近年最強のEDGEのプロスペクトの称号をゲットしたように見えたが(101タックル 31ロスタックル 17.5サック)、2022年シーズンは思うようなインパクトを残せず(51タックル 17ロスタックル 10サック)。とはいえ、爆発力と身体能力は一流で、パスラッシュだけでなく、ランディフェンスもトップクラス。持っている能力はNFLを代表するEDGEとなっても不思議ではない。しかし、トップクラスと言ってもエリート中のエリートではなく、同時にあまり活躍できない姿も想像できて悩ましい。
STRENGTHS: パスラッシュ時のスピード、カウンタームーブ、内側を攻めるラッシュ、スピードとパワーを掛け合わせれる、ランディフェンス、プレーの読み
WEAKNESSES: 2022年のスタッツの低さ、Sugar Bowlではまさかのスタッツゼロ、2022年は強い相手に封じ込められている、スピードが乗らない状態でのラッシュが弱い、ハンドテクが意外と下手、体重が軽め
プレイヤー比較: Von Miller
4 Christian Gonzalez CB Oregon (6-1, 197lbs)
ColoradoからOregonに転校で大ブレイク。今季は12試合で4INT 7PDで一気にCB1候補として名乗り上げた。どちらかといえばフィジカル寄りのCBだが、身体能力が抜群で、大型WRにもクイック系WRにも負けない足腰を持っている。プレスカバレッジでは抜群の足腰の使い方を見せ、ぴたりとついていける。ボールを奪う能力も抜群。さらに、ニッケルも高いレベルでプレーできるのも含め、特に悪い点が見つからない選手。スピードも文句なし(40-yd 4.38)。
STRENGTHS: フィジカルの強さ、身体能力全般、プレスでのミラーリングとボールへの嗅覚、オープンフィールドのタックル力、ニッケルもプレーできるバーサタイルさ、アームの長さ、身体のバランス、CBとしての基本の動きを高いレベルで実践できる
WEAKNESSES: 22年に一気にブレイクした、弱みほどではないがWRのブレイクへの反応、ボールへの反応力
比較: Byron Jones
5 Devon Witherspoon CB Illinois (6-0, 181lbs)
人によってはナンバーワンCB。CBのプロスペクト候補として考えると特に際立った欠点が見つからないCB。21年シーズンに10試合で8ロスタックル 9PDと活躍すると、今季は12試合で3INT 14PD。タックルもソロタックルが多く、2年で74ソロタックル 19アシスト。あえて言うならちょっと細身ではあるが、最終年の動きを見ているとDerek Stingley Jr.やSauce Gardner級。もしくはそれ以上。プレスカバレッジの動き、プレーへの嗅覚、足腰の柔らかさ、ハードヒッターさ、どれを取っても一流CBになる素質はある。
STRENGTHS: プレスカバレッジ全般、足首と腰の柔らかさ、スピード、プレーへの嗅覚、ハードヒット&タックル力、キャッチするポイントにしっかり手を入れられる、キャッチセンス
WEAKNESSES: アームの短さ、プレスカバレッジのパンチの弱さ、体重、スクリーン系のプレーを読みまくるので裏をかかれることがある、
比較: Darius Slay
6 Anthony Richardson QB Florida (6-4, 244lbs)
終身名誉QB1候補。抜群のサイズと超人的な身体能力がありながらもシーズンの成績は53.8% 2,529yds 17TD 9INTとカスみたいな成績。しかし、アップサイドは半端なく、バズーカみたいな肩とLamar Jackson級のスピード、NFLのQBとして理想的なサイズで、成長さえできればJosh Allen級の選手になれる。コンバインでも歴代のQBの中でも最高レベルの身体能力を見せ、QB1の可能性を見せつけた。
STRENGTHS: 身体能力、スピード、肩の強さ、サイズ、球速、走らせても走らせなくてもどちらのスキームにも対応できる、プレッシャーの避け方のうまさ
WEAKNESSES: どう考えてもコントロールがカス、QBとしての経験の浅さ、NFLのプレーブックに対応できるのか、タッチの悪さ
比較: Josh Allen × Lamar Jackson
7 Jalen Carter DT Georgia (6-3, 314lbs)
トップDT。どちらかといえばランディフェンス寄りの選手という印象だが、持ち前の一歩目の速さとスピードでパスラッシュもトップクラス。成績は13試合で7ロスタックル、3サックと近年の上位DTと比較すると明確に見劣りする数字だが、Georgiaディフェンスという全米優勝チームのディフェンスでローテーションも多く、また前半戦の足首の怪我を考えると、そこまで問題にはならないか。怪我さえなければ天井は相当高い。なお、Georgiaのチームスタッフ及び選手が事故死した事故に関わったとの話と、プロデイの超絶微妙なコンディションで一気に指名順位が怪しくなった。能力は間違いないが、黄色旗が多すぎる。チキンレースだが、本来はTop5級なので、チキンレースに参加できるチームが大きく得をする可能性がある。
STRENGTHS: 体重×スピード、出足の速さ、ギャップを割れる力、上半身のパワー(ブロッカーを薙ぎ倒す動き)、横への動きも一流、ランディフェンスの貢献、プルブロック受け、ブロックされてもレバレッジを活かして目線は常にボールキャリアーにあるところ、成長途上なところ、FBとしても試合に出れる
WEAKNESSES: 怪我、成績の低さ、ダブルチーム受け、ハンドテク、足を掻き続ける力、character issuesがあるとの過去の話(Todd McShay談)、事故に関わっていた話がヤバすぎる、体調管理、プロ意識の欠如?
プレイヤー比較: Fletcher Cox
8 Bryan Bresee DT Clemson (6-6, 298lbs)
高校時代の世代ナンバーワン選手。True Freshmanの頃から活躍を見せていた。その後はACLの怪我や、身内の不幸、腎臓の病気などで思うような活躍を見せてはいないが、DTとしてはトップクラスのスピードと身体能力を持っている。22年シーズンは10試合で5.5ロスタックル、3.5サックという成績だが、DTだけではなく身体能力を活かしたEDGEでもプレーができるというバーサタリティを見せていた。いまだに天井には到達していないように見え、プロでも進化しそうな雰囲気がある。
STRENGTHS: サイズがありつつも身体能力もある、DTとしてのスピード、卵守備・パスラッシュ両方で頼れる、スナップへの反応の速さ、一歩目のスピード、DEにも入れる身体能力、身体のバランスの良さ、スイムやリップの速さ、性格の良さ
WEAKNESSES: 成績の低さ、クロージング能力の低さ、パスラッシュの手数、IOLに打ち勝つパワー、姿勢の高さ
比較: J.J. Watt
9 Paris Johnson Jr. OT Ohio State (6-6, 313lbs)
1シーズンで実力を見せつけた。元々は世代トップ評価のOTだったが、チームの先輩にもドラフト上位級のOTがたくさんいたため、LTとしては3年目の22年シーズンにデビュー。21年シーズンはGを務めていたがお世辞にも良い選手とは言えなかった。しかし、22年にLT転向すると、安定感を見せ、大学を代表するLTへと進化した。サイズはプロでも十分すぎるほどあるが、アスレチック能力が非常に高い選手。アームの長さも想定よりも長く、まさにプロのチームが求めているタイプのLT。
STRENGTHS: 体格、アームの長さ(36 1/8")、身体能力の高さ、コンバインでのワークアウトの安定感(他のOLと格が違った)、パワーも十分、プレーの安定感、パンチの正確性、ゾーンブロックのスピード
WEAKNESSES: 大外のスピードラッシャーやスピンムーブ系の対応、アンカリング能力、一手目から圧倒できるようなパワーはなし
比較: Ronnie Stanley
10 Bijan Robinson RB Texas (5-11, 215lbs)
近年のRBプロスペクトの中ではトップの素質で、久しぶりの1巡上位まで期待できるRB。True Freshmanの頃から9試合で703yds 4TDと活躍し、3年目の今季は12試合 1,580yds 18TD、19レシーブ 314yds 2TDとランパスで大活躍。RBとしての能力を完全に備えており、スピードやビジョンも一流。どのダウンでも使える選手で、パスレシーブも相当のレベル。このクラスのRBは次の2年では出てこなさそうで、いわゆる大エースになれるタイプのRB。
STRENGTHS: サイズとスピードとパワーをすべて備えている、RBとしてのビジョンも圧倒的、ディフェンスに当たり負けない、カットのキレが一流、パスプロでディフェンスにしっかり当たれる、ランではしっかり前に倒れられる、パスレシーブも相当なレベル
WEAKNESSES: ヒットには当たり負けないがタックルをぶち破るタイプではない、ランのブロックを待てないことがある
比較: Saquon Barkley
11 Tyree Wilson EDGE Texas Tech (6-6, 271lbs)
22年シーズン前にはほとんど名前が上がらなかった選手だが、シーズンを追うごとに評価を上げ、遂にはTop10評価まで。近年流行りのパワー型のパスラッシャーで、身体の大きさはNFLでも目立つレベル。22シーズンは10試合で7サック、14ロスタックルと生産性の高さを見せており、22年ドラフトでTravon Walkerが全体1位で指名されている流れを見るとこの評価はうなずける。プロでは2桁サックというよりも、8-9サックが基準か。
STRENGTHS: NFLのEDGEとしても負けない体格、パワー負けすることがあまりない、アームの長さで有利なポジションを作れる、Gとのマッチアップもできるサイズだが身体能力でGとのミスマッチを作り上げられる、パスラッシュで取られていても反抗する、逆サイドからでもプレーを壊せるスピード、TEには圧勝できる
WEAKNESSES: カレッジレベルではスタッツを残せてもNFLレベルではどうか、OTの外側を回るラッシュはそこまで、そもそもクイックネス力やキレが微妙、ハンドテクは微妙、全体的に高めでプレーする
比較: Travon Walker
12 Myles Murphy EDGE Clemson (6-5, 268lbs)
Breseeと同学年の世代ナンバーワンEDGE。彼もTrue Freshmanの頃から化け物みたいな活躍を見せ(12試合 10.5ロスタックル 4サック)、当時から将来のTop10ピックと言われていた。しかし、大学ではその後は成績自体はそこまで伸びず、22年シーズンは13試合 11ロスタックル 6.5サック。キャリアで2桁サックまで届かなかった。彼もWilsonと同じくサイズがあるEDGEで、体格を活かしたパワーに寄るパスラッシュが得意。一歩目が速く、ラン守備では一瞬で割ってきてプレーを崩せる。スピードも上々でなんとプロデイでは4.52uの好成績。大学のフィルムを見ていると2桁サックは遠そうだが、素材でなんとかなってしまう可能性も捨てきれない。
STRENGTHS: スピードとパワーのコンビネーション、一歩目の爆発力、ラン守備にも貢献できる、足腰の切り返しの速さ、NFLでも見劣りしないサイズ、パシュートのスピード、縦に切り込んでくるスピードとパワー
WEAKNESSES: パスラッシュの手数が少ない、スピードはあるがキレはないので外からのラッシュがあまり期待できない、プレッシャーがかからない試合は本当にかからない
比較: Travon Walker
13 Will Levis QB Kentucky (6-4, 229lbs)
いかにもプロ向きのQBという雰囲気。サイズと肩はまさにNFL向き。成績自体は2,406yds 65.4% 19TD 10INTと、TDが少なくINTが多めではあるが、そこまで多くのダメなパスがあった訳ではない。また、エースWRがTrue Freshmanだったことを考えると仕方ないか。プロスタイルのオフェンスにはすぐに適応できそうで、あとは細かな点をプロ向きに仕上げることだけか。高校自体にはHarvardやPrincetonからもオファーをもらっていたという頭の良さもあるとのこと。
STRENGTHS: 体格、肩の強さ、リリースの速さ、球の弾道、プロスタイルのオフェンス経験、タイトウィンドウにも投げられる、いざとなればランナーとしても頼れる
WEAKNESSES: 判断力、プレッシャーへの対応、コンバインのパスドリルでパスがショートしまくってた、味覚がバグってる、フットワークの乱れ
比較: Justin Herbert
14 Dawand Jones OT Ohio State (6-8, 375lbs)
アームの長さとウィングスパンが歴史的に長い巨大OT。Ohio StateではRTを担当も、プロではLTに挑戦させても良い雰囲気の選手。FBSのトップチームであるOhio Stateのハドルを見ていても一人だけ頭抜けてでかい。それでいて、デカさだけではなく、パスプロのキックやアジリティ力は水準以上。LTとRTの得手不得手がある以上、プロでもRTかもしれないが、LTで使えるようになったらかなりの素質の選手。
STRENGTHS: アームの長さ(36 3/8" - 大体の目安として34と言われてる)とウィングスパンの広さ、長さを活かした先制パンチ、手の大きさそしてグリップ力、上半身のパワー、当然押し負けない下半身、ランブロック力も脅威、このサイズでの動きの良さ、2枚目に行くスピードもなかなか
WEAKNESSES: パンチを外したら終わる、アスリートでは当然ない、スピードラッシャーへの対応
比較: Orlando Brown Jr.
15 Jaxon Smith-Njigba WR Ohio State (6-1, 196lbs)
とにかく上手くてセンスがあるレシーバー。実働は21年シーズンのみも、13試合で95レシーブ 1,606yds 9TD。21年は同僚にChris OlaveとGarrett Wilsonがいた関係でスロットレシーバーを務めていたが、能力的には大外も務まる。Wilsonがインタビューで3人の中で一番すごいと言っていたようにすでにプロで活躍している先輩からもお墨付き。22年は怪我の影響でわずか5レシーブ 43ydsも、コンバインのドリルでは非常にスムーズな動きを見せていた。スピードと体幹、キャッチ力、YACと非常に安定している選手。動きのキレは先輩2人には少し及ばない様子だが、スロットとして確実に即戦力。
STRENGTHS: スロットとして堅実にレシーブを積み重ねている、ルートランでスピードが落ちない、キャッチ力の高さ、YACも一流級、ルートランのポジショニングのセンス、サイドライン側のキャッチのうまさ、ディープのキャッチもうまい
WEAKNESSES: 22年の成績の低さ、怪我が全然治らなかった、活躍は1年のみ、瞬間的なキレはあまりない
比較: Amon-Ra St. Brown
16 Darnell Wright OT Tennessee (6-5, 333lbs)
Tennesseeの躍進の立役者。キャリアではLTとRT、さらにはGも経験しているが今季はRTでHookerを守った。サイズの巨大さからは考えられない身体能力とスピードを持っており、Alabama戦ではWill Anderson Jr.を完封する活躍。コンバインでは40が5.01というスピードを見せた。ランブロックでは力強く、パスプロではバランス良く構えられる。シニアボウルの1on1ではそこまで目立ってはいなかったが、試合のパフォーマンスを考えるとトップOTの1人として考えられるべき選手。
STRENGTHS: サイズと身体能力、ランブロック時の力強さ、ブルラッシュに耐えられる下半身、水準以上のキックスライドとフットワーク、パンチの強さ
WEAKNESSES: スピードはあるが10-ydは遅め、エリートスピードラッシャーへの対応、基本的にバランスは良いが油断すると少しふらつく、足をかかないプレーも散見
比較: La'el Collins
17 Anton Harrison OT Oklahoma (6-4, 315lbs)
True FreshmanのときからLTに抜擢されて3年目。Oklahomaが強かったときも弱かったときもチームを支え続けた。年々技術を上げており、パスプロの技術はトップクラス。スピードラッシャー系にもなんとか対応している様子が見られる。身長は大きくはないが、アームの長さ(34 1/8")は水準以上。そしてコンバインではプレーではあまり感じなかったスピードもあることが判明し、40のタイムは今年のOLでは2位タイの4.98。プロの技術が入ればさらに伸びそうな予感も感じさせるプロスペクト。
STRENGTHS: パスプロの技術全般、ミラーリングの上手さ、下半身の強さ、相手を潰すパスプロもうまい、アジリティ力、パスプロのパンチとパワーの伝え方
WEAKNESSES: ショートエリアのスピードが足りない、身長、ランブロック
比較: Trent Williams
18 Peter Skoronski OT Northwestern (6-4, 313lbs)
シーズン前からトップ評価のLTだったが、シーズンを通しても評判を落とすことがなくドラフトまで来た。大学の先輩のRashawn Slaterとほぼ同じサイズで、Slaterより少し身体能力は劣るが、今年のドラフトのOTでもトップクラスの身体能力を持っている。LTとしては、堅実なタイプで、パスプロのキックが魅力。パンチも堅実もアームの短さからか少し手が回ることもあり。プルやスクリーンなどでは俊敏な動きを見せる。ランブロックではもう少しパワーが欲しいか。Slaterと比較すると少々物足りないが、それでも様々なスキームで使えそうな身体能力とテクニックは魅力。なお、プロではGと見られている。
STRENGTHS: パスプロ時のキックとテクニックの上手さ、身体のバランスの良さ、下半身の爆発力とドライブ力、プルのスピード、ランブロックのテクニックとタイミング、相手Dへの攻め所を知っている
WEAKNESSES: OTとしてのサイズ、アームの短さ(32 1/4")、上半身のパワー、アームの長いパスラッシャーへの対応、腕が回るパスプロも
比較: Jonah Williams
19 Quentin Johnston WR TCU (6-3, 208lbs)
TCUをCFP決勝進出に導いたエースWR。サイズとスピードのコンビネーションは今ドラフトでも随一。22シーズンはキャリア初となる1,000yds超えを果たし、60レシーブ 1,069yds 6TDを記録。Kansas戦では14レシーブ 206yds 1TDと大無双した。TCU産の上位候補/WRという超絶的な呪縛にはかかっているが、Jalen Reagorという聞いたことのない選手と比較してもプロ向きとは思われる。
STRENGTHS: サイズとスピードのコンビネーション、爆発力、ヤードアフターキャッチ、キャッチレンジの広さ、コンテステッドキャッチの強さ、カール系のルートのブレイクの強さ、リリースの速さ、Verticalは3位 Broadは2位の下半身の爆発力
WEAKNESSES: 安定した成績を残せていない、大一番のGeorgia戦でレシーブがスクリーンの3ydsのみ、胸キャッチが多め、ランブロックスキル、TCU産ドラ1…?うっ、頭が
比較: A.J. Green
20 Michael Wilson WR Stanford (6-2, 213lbs)
シニアボウルに突然現れた本格派WR。シーズンは6試合418yds 4TDも、シニアボウルではDBとの1on1で圧勝を重ねていた。リリースが速すぎてCB相手に一瞬でセパレートできる。ルートランのキレも別格で、どのルートでもNFLトップWR級の動きを見せている。40-ydは4.58とちょっと遅いも、10-yd 1.50はトップクラスの数字。球際のキャッチも上手く、NFLで1,500ydsを狙える逸材の雰囲気がある。
STRENGTHS: リリースの強さ、スピードが緩まずに鋭い動きで方向転換できる、フック系のブレイクの速さ、爆発力がある、YACの脅威
WEAKNESSES: トップスピード、過去3年間で14試合のみの出場、
比較: Michael Thomas
21 Tank Dell WR Houston (5-8, 165lbs)
明らかなアンダーサイズなWRだが、近年のWRプロスペクトの中でも最もDBをセパレートできる選手。プロのDBでも相当研究しないと止められなさそう。22年は109レシーブ 1,398yds 17TDの好成績で、2年で29TDを挙げている勝負強さも評価。スクリメージライン上でセパレートできる能力と、ヤードアフターキャッチでセパレートできるキレの良さで、カレッジレベルのDBは一瞬で3-4ydsのセパレーションができる。シニアボウルの1on1では大無双しており、大学に相手になるCBがほとんどいないのを証明した。体重の軽さはDeVonta Smithがなんとかなっているのを見ると、今の世の中ではそこまで心配する必要はないか。
STRENGTHS: セパレート能力、ルートのキレ、0から100 100から0へのスピードの変化、初速、爆発力、レッドゾーンでの強さ、サイドライン側の強さ
WEAKNESSES: 軽さ、ドロップ癖、手が小さめ(8 5/8")、トップスピード(40が4.49)、タックル受けの弱さ
比較: Kadarius Toney
22 O'Cyrus Torrence G Florida (6-5, 330lbs)
試合でのパフォーマンスは今ドラフトでもトップクラスのIOL。Louisianaで3年間スターターを務め、レベルアップしたFloridaに転校。そこでも同じように試合では無双を続けていた経験値と安定感が魅力。いかにもGらしい幅広い体格の選手で、身体能力は普通も培ってきたテクニックとパワーが特徴。ランブロックではとにかくパワーを感じさせるが、突然押せなくなったりもありプレーごとの安定感を高めたい。パスプロは試合では安定感抜群も、シニアボウルの練習で下半身の踏ん張りが効かなくなっていたのが少し気になる。
STRENGTHS: 理想的な体格、純粋なパワー、4年間スターターの経験値、レベルが上がったSECでも同じように無双、ランブロックの処理のうまさ、一掃できるパワーとタイミング、対応力、PFFによると22年でペナルティ0回
WEAKNESSES: 下半身の踏ん張り、プレー中に油断が見られる、突然押せなくなったりバランスを崩す、スピードがあるDTへの対応
比較: Trey Smith
23 Zay Flowers WR Boston College (5-9, 182lbs)
スピードとクイックネスが売りのスロットレシーバー。22年シーズンはキャリアハイの1,077yds 12TD。過去3シーズンで26TDを挙げている。ダイナミックなプレーを常に見せるが、ミスもダイナミック。とはいえ、ルートランのスピードとキレは今ドラフトでもトップクラスで、プロのDBでもカバーが難しいレベル。体格は小さめだが、そもそも触らせれないレベルでクイックネスがあり、マンカバーは非常に困難。
STRENGTHS: ルートランのキレとスピード、マンカバー相手のセパレート能力、ディープでもフリーになれるスピード、ヤードアフターキャッチの嗅覚とセンス、0から100 100から0へのスピードの切り替え、ルートランのうまさ
WEAKNESSES: ドロップ癖、コンテステッドキャッチの弱さ、ここぞというところでミスをする
比較: Brandin Cooks
24 Nolan Smith EDGE Georgia (6-2, 238lbs)
みんな大好き超速タイプのEDGE。高校No.1選手として、Georgiaに入学したが最初の方は鳴かず飛ばず。しかし、21年シーズンに片鱗を見せ始めると、22年も安定。結果的には胸筋の怪我でシーズンは完走できなかったものの、8試合で7ロスタックル 3サックの成績を残した。コンバインでは40-ydで4.39、Verticalで41.5"の238lbsの選手としてはとてつもない数字を記録。パスラッシュのスピードとテクニックが多彩で、カレッジでは通算12.5サックというのが信じられないラッシュスキルを持っている。サイズはEDGEとしては小さめだが、カレッジではそれを感じさせない力強さもあり、伸びればプロでの2桁サックも見える。
STRENGTHS: パスラッシュ時の爆発力とスピード、ボールの位置を正確に追える、ラッシュ時の足首の柔軟性、40-ydが4.39、低い体勢からでもスピードが落ちない、諦めないラッシュ力
WEAKNESSES: 4年で38試合12.5サックの成績の低さ、プロでの体格の小ささ、OTを押し込むパワー、怪我歴、ハンドテクニック
比較: Haason Reddick
25 Mazi Smith DT Michigan (6-3, 323lbs)
毎年お馴染みBruce FeldmanさんのFreaks Listの全体1位。コンバインではベンチプレスだけの参加も、Freaks Listによれば325lbsのベンチプレスを22回、3-coneで6.95などモンスター級の身体能力を持っているよう。なお、試合でのパフォーマンスは前半戦では消えている試合が多かったが、後半戦で本領発揮。NTが多いので成績はそこまで伸びないが、22年は48タックル 2.5ロスタックル 0.5サック。シングルブロックだったらスピードでもパワーでも突き破れ、常にプレーに絡めるような雰囲気あり。
STRENGTHS: フリーク級の身体能力、純粋なパワーの強さ、体重とパワーのコンビネーション、OLを押し込むテクニック、小回りがきくアジリティ力、NTとしても3テクDTとしても通用する力
WEAKNESSES: 少し上背が低い、ボールの位置把握
比較: Dontari Poe
26 Lukas Van Ness EDGE Iowa (6-5, 272lbs)
Joey Bosaのような雰囲気を持っている本格的なEDGE。22年は13試合で10.5ロスタックル 6サック。21年シーズンも7サックを記録しており、安定した成績を見せている。試合ではハイモーターでパワーで押し込むタイプのラッシュが目立つが、40-ydを走らせてみたら4.58とスピードを見せた。試合で見せるラッシュ自体のキレはそこまでないが、練習動画やコンバインを見ているとまだ伸びそうな領域。Aidan Hutchinsonの3年目のような雰囲気もあり、もう一年大学でやる前にプロ入りすることがどう出るか。
STRENGTHS: 理想的なサイズ、ブルラッシュのスピードとパワーの掛け合わせ、一歩目の爆発力とスピード、直線スピード、ランディフェンス力、アームのパワーで押し込める、アンカリング力、Gのマッチアップもできる
WEAKNESSES: 直線スピードはあるが全体的な身体能力は普通、ブルラッシュからの決め手に欠ける、ブルラッシュが通用しない相手への対応、実戦での手の使い方
比較: Joey Bosa
27 Luke Musgrave TE Oregon State (6-6, 253lbs)
最もNFL向きなTE。キャリアハイは21年シーズンの304yds 1TDだが、22年シーズンは怪我で離脱がなければその成績は余裕で超えていた。2試合で169yds 1TD。観れる動画は限られているが、2試合だけでもパスレシーブとルート、スピードがすでにNFL級と分かる。コンバインではTEでは4位の4.61とスピードも十分。昨年にエントリーしていてもTE1と評価していただろう。ちなみにおじさんはDenverなどでOCを務めたBill Musgrave。
STRENGTHS: 理想的な体格、スピード、ルートが滑らか、キャッチ力、リリースから速い、マンカバーでセパレートできるタイミングとスピード、キャッチレンジの広さ、YAC
WEAKNESSES: ブロッカーとしての能力、成績の低さ、試合経験のなさ
比較: Mark Andrews
28 Steve Avila G TCU (6-4, 332lbs)
TCUの躍進をOLから支えた選手。今季はLGとして出場。ランブロック、パスプロの安定感はチームでも並外れていて、大虐殺に終わってしまったCFPチャンピオンシップでも、彼のポジションは無風。カレッジトップクラスのDL陣相手に対等以上にプレーできていた。サイズは普通で、身体能力も特筆してあるわけではないが、プレーで語っている。ボディバランスがGとしては非常に良く、下半身の強さ、上半身の強さ、パスラッシュへの反応も相当なレベル。シニアボウルの1on1ではIOLの中で圧倒的な動きを見せていた。
STRENGTHS: ボディバランス、下半身の強さ、ミラーリングのうまさ、効果的なパンチを打てる、上半身の力も強い、ランブロックもパワーで押し込める、LGもCも高いレベルでプレーできる、プルは正確で無駄がない、踏ん張る力の強さ
WEAKNESSES: 平凡な身体能力、スピードは普通、2枚目に行くスピードは普通
比較: Laken Tomlinson
29 Michael Mayer TE Notre Dame (6-5, 259lbs)
戦術Michael Mayerができる選手。True Freshmanから活躍し、22年シーズンは67レシーブ 809yds 9TD。どんな試合でも安定してレシーブを決めてくれ、投げまくっても止められない上手さと強さが魅力の選手。ブロックも強くはないがしっかり役割はこなせる。一方で課題と思われていたトップスピードは4.70と超絶微妙なタイム。スピードの遅さを感じさせないのが彼の魅力ではあるが、NFLレベルになるとどうか。
STRENGTHS: キャッチ力、コンテステッドキャッチの強さ、試合経験、レエドゾーンの強さ、手の柔らかさ、キャッチレンジの広さ、ブロックの基礎力、リリースの安定感
WEAKNESSES: トップスピード、試合でのブロックの姿勢の高さ、プロでのセパレート力
比較:Zach Ertz
30 Julius Brents CB Kansas State (6-3, 198lbs)
IowaからKansas Stateに転校して2年目。CBの中でもかなり高い身長を活かしたプレーが特徴的なCB。22年シーズンは14試合で45タックル 4INT 4PDの成績。身長とアームの長さから大型WRでも問題なくプレスカバレッジが打てる。TCUのJohnstonとのマッチアップは4:6くらいで負けていた雰囲気だが、上々の内容。試合では余裕を持ってプレーしており、ディープやスラント系は良さそうだが、フック系では一瞬のセパレートをされる傾向もある。とはいえ、コンバインのドリルの動きはトップクラスで、Broad jumpは歴代でもTop10の11'6"を記録した。
STRENGTHS: 身長の高さ、アームの長さ(34")、ボールスキル、ボディコントロールの良さ、ディープでもボールを振り向ける、跳躍力、タックルがアグレッシブ
WEAKNESSES: 直線スピード(4.53)、線の細さ、試合のフットワーク、ゾーンカバーの視野
比較: Richard Sherman
31 Calijah Kancey DT Pittsburgh (6-1, 282lbs)
大学の先輩Aaron Donaldとほぼ同じ体型のスピード系DT。コンバインでもDonaldとほぼ同じの40-yd 4.67(Donaldは4.68)を記録した。成績はDonaldにまったく及ばず11試合で14.5ロスタックル 7.5サックも、DTとしては超絶的に速い一歩目とハンドテクでシングルブロックをかわしまくる。また、282lbsではあるが体重から考えるとランブロック相手にも耐えるので、NFLのテクニックを身につけたときのアップサイドはなかなかのもの。ただ、Aaron DonaldはNFL界のバグが生んだモンスターなので、同じものを期待するのは酷だろう。
STRENGTHS: Donald 2世っぽい、超絶的に速いパスラッシュ、ハンドテクのスピードと正確性、ギャップを突き破れる、クロージングスピードの速さ
WEAKNESSES: サイズ、NFL級のOL相手への対応、アームの短さでOLに取られたらキツい
比較: Aaron Donald
32位-102位(Day 2級)
32 Joey Porter Jr. CB Penn State (6-3, 193lbs)
父親はSteelersのレジェンドのJoey Porter。20年シーズンから試合には出場していたが、22年に才能開花。10試合で0INTも11PD。手足の長さを活かしたプレースタイルでWRとマッチアップできる。アームは34"で手の大きさも10"とNFLでも理想的なサイズを持っていて、しっかりとボールを狙えるプレースタイルが特徴。ただ、腰の回転やフットワークはそこまで一流ではなく、マッチアップするWRによっては現状ではボコボコにされる気配も。ただ、身体の大きさを活かして大型WRの相手ができるので、プロでもすぐに欲しがるチームはある。あとやっぱり血統。
STRENGTHS: 身長と腕の長さ、手の使い方がうまい、ボールを狙うのがうまい、WRの詰めはうまい、タックル力もある、成績を伸ばしている、父親がレジェンド
WEAKNESSES: 足腰の使い方、40-ydは4.46もプレースピードは感じない、少し掴みがち、スクリメージライン上で後手を踏むことがある
比較: Jaycee Horn
33 Darnell Washington TE Georgia (6-7, 264lbs)
巨大すぎるTE。Freshmanの頃から期待されていたが、大学では結局最高スタッツが22年の28レシーブ 454yds 2TD。しかし、そのデカさと身体能力は常にフィールド上でも目立つ存在。このデカさで4.64で走れるスピードと跳躍力、11"の巨大な手、さらにはNFLでも即通用するようなランブロックなど、Yの位置に入るTEとして伸び代は大きい。才能をフル活用できれば、ランゲームでもパスゲームでも脅威になれる選手。
STRENGTHS: サイズ、スピード、高さを活かせる、ハードルできる身体能力、YAC、ランブロックのパワー、ダウンフィールドでのブロック力
WEAKNESSES: スタッツの低さ、TDが通算で3、ルートが制限されている
比較: Mercedes Lewis
34 Jordan Addison WR USC (5-11, 173lbs)
昨シーズン最も活躍したWR。2021年に現PITのKenny Pickettと組んでカレッジのWRの最優秀賞であるBiletnikoff Awardを受賞。この年は100レシーブ 1,593yds 17TDだった。22年にUSCに転校。要所では活躍を見せるが、全体としては地味な成績の59レシーブ 875yds 8TDに終わった。スムーズなルートランと正確なキャッチ力が魅力。また、身体のバランスが良く、エンドゾーン内のような密集した場所でも頼りになる選手。40-ydは4.49という期待外れの数字に終わり、当初と比べたら順位は落とすことになりそう。
STRENGTHS: スムーズなルートラン、キャッチ力、外も内もできる、レシーバーとしてのテクニックの高さ、ボディコントロールの良さ、セパレートの仕方を分かっている
WEAKNESSES: 純粋なスピード、体格、キャッチレンジの狭さ
比較: Tyler Lockett
35 Dalton Kincaid TE Utah (6-4, 246lbs)
ランパス両方で活躍できるTE。22年は70レシーブ 890yds 8TD。チームにもう一人いたレシービングTEが怪我で離脱中にレシーブ力を開花させ、大一番のUSC戦では16レシーブ 234yds 1TDという伝説的な試合を披露した。TEとしては十分のスピードで、キャッチレンジが広く、どんな球でもレシーブできるので彼に投げまくっても問題なし。なお、コンバインは怪我の影響で不参加ではあったが、シーズンで実力を十分に発揮している。
STRENGTHS: キャッチレンジの広さとキャッチ力、ルートランがスムーズで速い、フォールドを縦にも横にも使える、競り合いでもキャッチできる集中力と身体の強さ、ボールの位置把握が速くて正確、ランブロックも
WEAKNESSES: サイズは少々小さめでパワーや強さはあまりない、スロットでの出場が多くYとしてセットさせるとどうか
比較: Evan Engram
36 DJ Turner Ⅱ CB Michigan (5-11, 178lbs)
今季のコンバインの最速選手。40-ydは脅威の4.26。Michiganで2年間CBのスターターで、22年は14試合で1INT 10PD。プロではニッケルとしても見られているようだが、爆発的なスピードとプレスカバレッジの技術はNFLでもやっていけそう。なお体重が軽く身体も長くはないので、大型WR相手に最後の最後にセパレートされている姿も見れる。とはいえ、身体能力の高さで、レシーブされているシーンでも完敗はしていないので、ここをプロの技術で補完できるか。
STRENGTHS: スピード、スムーズなバックペダル、足腰の回転の良さ、視線の広さ、ミラーリング能力
WEAKNESSES: 身体の小ささ・短さ、ボールの落下点予測
比較: Denzel Ward
37 Brian Branch S/CB Alabama (6-0, 190lbs)
今季最も評価を上げたDBのひとり。Alabamaでは主にニッケルバックを担当し、13試合で90タックル 14ロスタックル 3サック 2INT 7PDという文句のない成績。サイズは小柄ながらもまったく感じさせないダイナミックなプレーとタックルの強さ、ゾーンカバーの視野の広さとセンスの高さ、ボールスキルの高さを見せるオールマイティーなDB。カレッジ時代はスピードの遅さを感じさせなかったが、40-ydはコンバインで4.58とDBの中でも遅めなのがどう出るか。使い方次第でプロでも大活躍もしくは才能を活かしきれないという両方の可能性を感じさせる選手。
STRENGTHS: ゾーンカバーの動き、ランへの反応の速さと上がりのスピード、NB、SS、FSでもこなせるバーサタリティ、ショートエリアの爆発力、ボールスキルの高さ、プレーを決める能力の高さ、ブリッツの正確性
WEAKNESSES: スピードの遅さ、バックペダルや腰の動きはCBの中に入れると平凡
比較: Minkah Fitzpatrick
38 Jahmyr Gibbs RB Alabama (5-9, 199lbs)
AlabamaのエースRBも、直近の大学の先輩の上位指名されたRBとは異なるタイプ。圧倒的なスピードとレシーブ力が特徴で様々な使い方ができる選手も、サイズはRBとしては小さめ。元々はGeorgia Techでプレーしていたが、22年に転校し、キャリアハイのランで926yds 7TD。レシーブでは44レシーブ 444yds 1TDと文句のない成績。
STRENGHS: 加速力・スピード(40-yd 4.36)、WR並のレシーブ力、どこからでも一発を狙える、カット力、足の細かな動き、ルートランのうまさ
WEAKNESSES: 体重の軽さ、ランの安定感、コンタクト後の弱さ、カットを狙いすぎる
比較: Alvin Kamara
39 Josh Downs WR North Carolina (5-9, 171lbs)
たくさんいるクイックネス系スロットWRのひとり。今季は昨季よりも数字は落としたものの、94レシーブ 1,029yds 11TD。来年のドラ1 QBのDrake Mayeと組んだことによって、使い方の幅が広がり、新たな一面が見れたシーズンだった。スロットとしては少々体重は軽いが、ダイナミックなプレーが魅力の選手で、レッドゾーンでも無類の強さを発揮できる。ルートランだけでなく、YACのセンスも抜群で、サイズが問題にならなければ早くも活躍してくれそうな選手。
STRENGTHS: 加速力とクイックネス、キャッチ力、ディフェンスと競り合ったときのうまさ、スロットだけでなくXのコースのルートランもスムーズ、パントリターンもできる、Whipルートなどで見られる一瞬のスピードとストップ力
WEAKNESSES: 爆発的なスピードはない(40-ydは4.48)、細さは平均以下、大事なところでのドロップが目立ちがち
比較: Jahan Dotson
40 Deonte Banks CB Maryland (6-0, 197lbs)
身体能力抜群のCB。スターターとしては2年目で、フルシーズン出場は22年がはじめて。12試合で1INT 8PDはそこそこの成績も、試合のテープは秀逸。プレスカバレッジに長けていて、ミラーリングとバンプがうまく、スピードも優秀。コンバインでは、40-yd 4.35(CB 3位)、Broad 11'4"(CB 2位)、Vertical 42"(CB 1位)と非常に優秀な成績。一方でWRのブレイク時の反応は少々物足りないが、下半身の動きが良いので、今後改善できるはず。
STRENGTHS: スピード、プレスカバレッジ時のミラーリング、相手WRのリリースを邪魔する手の使い方、ボールを狙える、リカバリー能力
WEAKNESSES: WRのルートの読み、フック系の反応が遅い、フルシーズン過ごしたのが1年のみ、パシュートで全力出さないプレーが散見
比較: Marlon Humphrey
41 Zach Charbonnet RB UCLA (6-0, 214lbs)
チームのエースRBになれる逸材。元々はMichiganの期待の選手だったが、UCLAに転校して大ブレイク。転校2年目の22年は1,359yds 14TDとキャリアハイの成績。キャリー平均7.0ydsも素晴らしい数字。パスも37レシーブ 321ydsと強さを見せ、2年連続でチームの躍進に貢献した。スピードと強さを兼ね備えており、RBとしてのビジョンも一流。3-downすべてで活躍できる万能型選手で、Bijan Robinsonほどではないが、彼と同じくらいまたはそれより上の活躍をする可能性も十分。
STRENGTHS: 体格とスピード、ダウンヒルランナーとして高いレベル、細かい動きもうまい、レシーバーとしてのルートのキレとキャッチ力、オープンでスピードもある、スタッツの安定感
WEAKNESSES: 爆発的なスピード、俊敏なカット力
比較: DeMarco Murray
42 Keeanu Benton DT Wisconsin (6-4, 309lbs)
パワーとスピードあふれるNT。4年間に渡って試合に出ていたが、22年にキャリアハイの12試合で10ロスタックル 4.5サックを記録。NTがメインもクイックネスと超絶的にスピードがあるハンドテクでギャップを割りまくれる。また腕のパワーも相当で、相手の腕を払いのけるの動きも一級品。反面NTとしての身体の幅やパワーは足りなく、ダブルチーム受けなどは課題。しかし、身体能力もなかなかのものがあり、いきなりハマってスターターになる可能性は感じさせる。
STRENGTHS: ハンドテクのスピード、一歩目の爆発力、横からブロックを受けても崩れないバランスの良さ、パスラッシュスキル、ランディフェンスでの押し込み力
WEAKNESSES: NTとして考えると小さくて細身、ダブルチーム受けの能力
比較: Chris Jones
43 Keion White EDGE Georgia Tech (6-5, 285lbs)
シーズン前まで誰も語っていなかった選手だが、シーズンで一気に評価上昇した。Old DominionでTEとしてキャリアを始めDEへ転向。その後Georgia Techに転校も、21年シーズンは足首の怪我で4試合の出場にとどまった。今季は12試合で14ロスタックル 7.5サックの成績。サイズがあるEDGEで、DTのポジションもこなせる。勢いが乗ったラッシュとOLを突き破る強さが特徴的のハイモータープレイヤー。シニアボウルでも一線級のプロスペクトと良いマッチアップを演じており、評価を確実なものとした。ポテンシャルはかなりのものを持っている。
STRENGTHS: ラッシュ時のスピードとパワーの乗せ方、ハンドテク、DTの位置にも入れる、身体能力全般、下半身が強くランでも押されない、ランディフェンスのセンス、アジリティ力、アームの長さ
WEAKNESSES: 年齢(24歳になる)、パスラッシュ全般のテクニック、DEとしてのテクニックも途上
比較: Rashan Gary
44 Drew Sanders LB Arkansas (6-4, 235lbs)
元々はAlabamaの5-star OLBも、Arkansasに転校しILBになって才能開花。理想的なサイズと素晴らしい身体能力を備えているILB。22年はキャリアハイの103タックル 13.5ロスタックル 9.5サック 1INT 5PDとスターター1年目の選手とは思えない成績を残した。パスラッシュとブリッツが特にうまい選手で、EDGEとしてはアンダーサイズだが、ILBにはピッタリフィットし、逆Micha Parsonsのコンバートが成功した。
STRENGTHS: スピード、パスラッシュ能力の高さ、ILBもOLBもできるバーサタリティ、激しいブリッツをコンスタントに入れられる、ランへの反応も良い
WEAKNESSES: プレーのリード力、1年のみしかスターターでない、体格から考えるとあまり強くない
比較: Micah Parsons(の可能性あり)
45 Emmanuel Forbes CB Mississippi State (6-1, 166lbs)
目立っていないがビッグプレーメーカーのCB。キャリア3シーズンでキャリア通算14INT 6 Pick-6はとんでもない数字。特にPick-6はFBS記録。22年シーズンはキャリアハイの6INT 10PDと活躍。手足が長く、一流のスピードと、ボールへの反応力を持ち合わせている。しかし、コンバインでまさかの166lbsを計測。CBでは聞いたことのない軽い体重がどのように評価されるか。
STRENGTHS: スピード、上半身の長さ、プレーへの反応、ボールを狙える、プレスのうまさ、キャリアの成績、バックペダルからの振り向きの速さ
WEAKNESSES: 体重、タックル力、大型WRへのマッチアップ
比較: Cam Dantzler
46 Adetomiwa Adebawore DE Northwestern (6-2, 282bs)
激ヤバ身体能力。コンバインでこの体重で40-ydを4.49で走り一気に注目が集まった。アームの長さが目立つ(33 7/8") DEで、身長的にプロのDEとしてはアンダーサイズも、OTの処理は非常に良く、ラッシュ力もなかなか。シーズンでは12試合で9ロスタックル 5サック。カレッジではDTの位置にも入れ、ベンチプレス27回のパワーでOGと対等に当たり合える。ランへの反応も良く、スタッツ的には爆発はしなさそうだが、試合での活躍は見込めそうな選手。
STRENGTHS: 身体能力全般、アームの長さと手を置く位置が安定、パワーで勝負ができる
WEAKNESSES: EDGEとしては身長が足りずDTとしては体重が足りない、成績が伴っていない
比較: Solomon Thomas
47 Will McDonald IV EDGE Iowa State (6-4, 239lbs)
パスラッシュ特化型のEDGEで、スピンムーブのキレは今ドラフトでもトップ。4年間スターターで、4年で39.5ロスタックル 33サック 9FFを上げている。爆発力がある選手で、内側に入ってくるスピンムーブは、今ドラフトのトップ選手でも簡単には止められないスピードがあるが、それ以外のスキルがまだまだ。特にパワー面で改善必要。Wisconsin生まれで高校時代にアメフトを始め、当初は地元の英雄のJJ Wattのことを知らなかったという天才感溢れるストーリーがある。
STRENGTHS: ラッシュのスピード、スピンムーブの速さ、経験の多さと安定した成績
WEAKNESSES: ランディフェンス、アンカリング能力、パワーのなさ
比較: Yannick Ngakoue
48 Trenton Simpson LB Clemson (6-2, 235lbs)
大学の先輩 Isaiah Simmons 2世と呼べるような能力を持つLB。万能LBすぎるため、使われ方がころころ変わるのも特徴。22年シーズンは12試合で72タックル 4ロスタックル 2.5サック 3PD。前年は12.5ロスタックル 6.5サックで、全体的に成績を落としているのは気になるところ。今季はILBに入る機会も多かったが、基本はWill向き。このサイズで4.43で走るのは驚異だが、NFLでどれだけ通用するのかはかなり未知数。ただ、素材は一流。
STRENGTHS: 身体能力、鋼のような肉体、ILBもOLBもできる、パスラッシュ能力
WEAKNESSES: プレーへの反応、ブロックの受け方が良くない、プレースピードは遅め
比較: Isaiah Simmons
49 Jalin Hyatt WR Tennessee (6-0, 176lbs)
Tennesseeのディープスレット。大学入学してからの2年はパッとしなかったが、Hookerと息が合った2022年シーズンは67レシーブ 1,267yds 15TDと大活躍。特に大一番のAlabama戦では6レシーブ 207yds 5TDと考え得る限りでも最高クラスの成績を残した。コンバインの40-ydは4.40と期待していたよりも遅いタイムだったが、一瞬の加速と長いスピードでディープでセパレートできる。1on1を作られるとほとんどのDBが抜かれるので、ダブルカバーをせざるを得なかった選手。なおダブルカバーを突き破れるスピードも。
STRENGTHS: トップスピードと加速力、ボールの落下点把握が上手い、YACの脅威が常にある
WEAKNESSES: アサインメントの恩恵でフリーになりやすい側面も、ルートツリーが少ない、スピードで抜いてるプレーが多くそれ以外の技術は不明
比較: Ted Ginn Jr.
50 A.T. Perry WR Wake Forest (6-4, 198lbs)
試合で常に活躍を見せている大型WR。体重はもう少し欲しい気もするが、6-4の身長は常に脅威。それでいて40-ydは4.47。このサイズでしっかりディープも狙えるスピードが売り。22年は13試合で1,096yds 11TD。ルートランも上手いが、ショートエリアのクイックネスやスピードは少し足りない。Shrine Bowlの練習ではCBを抜くのに苦労するシーンも。とはいえ、レッドゾーンでも頼れる選手で、高さとアームの長さを活かせるのは大きな強み。
STRENGTHS: 身長とキャッチ範囲の広さ、ディープを狙えるトップスピード、走れるルートも豊富、レシーブ数が多い
WEAKNESSES: 加速力が足りない、クイックネスがない、YACの脅威がない、リリースが下手
比較: Tee Higgins
51 Tyler Steen OT Alabama (6-6, 321lbs)
Vanderbiltで4シーズンプレーして最後の1年をAlabamaに賭けた男。シーズン序盤はひどかったAlabama OLで唯一水準以上のプレーを見せていた。非常に経験豊富で、強靭な下半身とパワーを持っており、さらに反応も良く、ブルラッシュでもスピンムーブでもしっかりと対処できる。アームの長さ(32 3/4") からNFLではIOLとして見られているが、サイズの大きさとパンチの打ちどころの良さでOTも難なくこなせそう。
52 Cam Smith CB South Carolina (6-1, 180lbs)
身体能力が高いアスリート系CB。21年に素晴らしい成績を上げ1巡候補として名が上がるも、22年は11試合で1INT 5PDと成績を落とした。しかし、コンバインで見事復活。サイズもそこそこある中で、4.43の40-ydは非常に優秀。足腰の回転が非常に滑らかでスムーズで、一歩目の爆発力もある。試合では抜かれても身体能力でリカバリーしているプレーも目立つ。ボールスキルも上々。
53 Broderick Jones OT Georgia (6-5, 311lbs)
全米優勝したGeorgiaのLT。登録では6-4だったが、コンバインで6-5と実際の身長よりも低めに登録していた珍しい選手。アスレチックタイプのLTで40-ydはOLトップの4.97。21年シーズンの途中からLTを務めており、経験は不足気味ではあるが、アップサイドが魅力。即戦力かというと微妙ではあるが、育てながら使っていきたい選手。
54 Daiyan Henley LB Washington State (6-1, 225lbs)
WRからLBに転向した非常にスピーディなLB。2今季NevadaからWashington StateにDCに着いていく形で転校した。成績はキャリアハイの106タックル 12ロスタックル 4サック 1INT。プレーへの反応とコースの読みが素晴らしく、身体能力を活かして瞬時に上がってタックルを決めることができる。ボールホークでもありカバースキルも上々。21年は4INTを決めている。ブロックを避ける能力はあるが、当たって外せるようになればさらに良い選手に。
55 Karl Brooks DT Bowling Green (6-3, 303lbs)
身体能力全開のDTで、この体格でEDGEも務まるスピードとクイックネスを持っている。5年間試合に出続けていたが、22年はキャリアハイの18ロスタックル 10サック。DTとしてはとにかくスナップ時の反応と一瞬でOLをかわせるハンドテクに上腕のパワーが目立ち、EDGEとしてのラッシュ能力ではブルラッシュを効果的に使える。好き勝手やらせたら相当強い選手。
56 Jonathan Mingo WR Ole Miss (6-2, 220lbs)
今ドラフトの穴WRのひとり。シーズンは51レシーブ 861yds 5TDとそこそこの成績も、シニアボウルで多くのスカウトを驚かせる動き。220lbsありながらも細かいステップや加速力、トップスピードがあり、コンスタントに1on1では勝利していた。キャッチ力も派手さはあるが確実で、指先のキャッチもうまい。WR製造大学Ole Missの新たな一流候補。
57 Derick Hall EDGE Auburn (6-3, 254lbs)
ランパス両方の守備で高いレベルを誇るEDGE。22年は60タックル 11.5ロスタックル 6.5サック。基本的にはパワー系のパスラッシャーだが、一瞬の動きはかなり速い。また、QBがポケットから出たときの反応もよく、身体能力を発揮できている。コンバインでは4.55を記録しスピードを見せた。パスカバーもできる。なお、シニアボウルの1on1で封じられていたのを見ると、パスラッシュの動きが予想されやすそうだが、身体能力とアップサイドは本物。
58 Kelee Ringo CB Georgia (6-2, 207lbs)
今ドラフトのTariq Woolen枠。GeorgiaでスターターもCBとしては発展途上ではあるが、圧倒的なスピードと身体のサイズとセンスでこの評価まで上り詰めている。40-ydは脅威の4.36。このスピードを活かしてディープはあまり抜かれないしリカバリーできるが、その他のコースへの対応が相当悪い。とはいえ、2年前の全米チャンピオンシップでは試合を決めるINTを奪ったり、絶体絶命のピンチだったピーチボウルのOhio State戦では4Qに素晴らしいPD。バストにもオールプロにもなれる博打感は魅力的である。
59 Tyler Scott WR Cincinnati (5-10, 177lbs)
スピードだけでなくYACも俊敏でうまい小柄WR。チームはエースQBが抜けレベルが格段に下がった今季にキャリアハイの899yds 9TDを記録。平均も16.6yds。コンバインでの40-ydは4.44と期待を裏切ったが、プロデイで4.32で走ったとの話。プレー内容を見ていると、4.3台の雰囲気はあるのでこちらの数字を推したい。元RBでレシーブしてからのYACの動きがキレキレ。体重は軽めだがコンテステッドキャッチでも負けない強さを持っている。ただキャッチの範囲は決して広くはない。
60 Cedric Tillman WR Tennessee (6-3, 213lbs)
NFLで1,000ydsは稼げそうなスキルがある大型WR。40-ydは4.54と並の数字も、ディフェンスにカバーされていても無理やり身体をねじ込んで、長めのアームと身体の強さでキャッチできる。また、フック系のルートが非常にうまくブレイクだけでCBからセパレートできる。21年にブレイク。22年は怪我の影響もあり、6試合の出場に制限され417yds 3TDの成績。プロでもディープの脅威はあまりないが、少しでもスペースがあれば持ち前のキャッチ力でなんとかしてくれそう。とにかく投げておけばと頼りになる選手。
61 Tank Bigsby RB Auburn (6-0, 210lbs)
True Freshmanの頃はBijan Robinsonと並び称されていたRB。チームが弱体化する中で一人気を吐く970yds 10TD。直角に曲がれるカット力が魅力で、パワーとスピードを兼ね備えたNFLでも成績を残せそうな選手。コンバインでは4.56の40-ydも、プロデイでは4.46で走ったとか。ホールの選択やカットの切るタイミングもうまく、フットボール選手的にもセンスを感じさせる。チームの大エースRBになれる器。
62 John Michael Schmitz C Minnesota (6-4, 301lbs)
今ドラフトのナンバーワンセンター。レスリングのバックグラウンドを活かした強さで、ランブロック・パスプロともに高水準。サイズはそこまであるわけではないが、NTにも負けないパワーと下半身があり、さらにテクニックのうまさも兼ね備え、ブロックでフィニッシュできる獰猛さもある。40-ydは5.35でスピードはないが、プレースピードを見ると気にならないか。シニアボウルの1 on 1では抜群の強さを見せていた。24歳という年齢がどう評価されるか。
63 Clark Phillips III CB Utah (5-9, 184lbs)
今ドラフトでもトップクラスのマンカバー力。アンダーサイズでなかったら1巡級の評価を受けるべき選手。シーズンでも12試合で6INT 6PDを記録。フットワークの軽さとボールスキルの良さを発揮しており、アームの短さ(29 1/8")はあれど、しっかりボールを狙える。コンバインでは少々期待外れの40-yd 4.51を記録し、Verticalも33"とプロではスピードと高さでミスマッチを作られる予感があり、元々ニッケルをプレーしてたことからも、プロではそちらか。
64 Dorian Williams LB Tulane (6-1, 228lbs)
Tulane大躍進の原動力となったスピード系LB。大学史上最も大きなゲームのCotton Bowl USC戦では、トータルで17タックルの大無双。シーズンでもキャリアハイの132タックル 8.5ロスタックル 5サック 2INT 7PDと素晴らしい成績を残した。40-ydを4.49で走るスピードに素晴らしいショートエリアの加速力を持っている。体重はあるが、OLの処理に手間取るシーンがあり、そこさえ直せばかなりの逸材。
65 Chandler Zavala G NC State (6-3, 316lbs)
Div ⅡのFairmont Stateという大学で4年間プレーした後に、NC Stateで2年間プレーした苦労人。NC StateではIkem Ekwonuの横でもプレーした。そー人中も名前は上がってこなかったがShrine Bowlで鬼のような強さを発揮。筋肉が詰まったような体格とパワー系DTにも勝てる身体の強さ、NFLのゾーンスキームでも即通用できる優秀なスピードとクイックネスを持ち合わせている。
66 Isaiah Foskey EDGE Notre Dame (6-5, 264lbs)
Notre Dameのエースパスラッシャー。2年連続2桁サックで、22年シーズンは12試合で13.5ロスタックル 10.5サック。長いアーム(34")を活かしたパスラッシュが魅力で、スピードも40-ydが4.58と良い成績も、試合によってのパフォーマンスの上下が激しい。特にOhro State戦では上位のOT2人に封殺されていた。スペシャルチーマーとしても活躍し、パントブロックは通算で4。持っている能力は目を惹くが、即戦力かと言われるとどうか。少し時間をかけて育成したい。
67 B.J. Ojulari EDGE LSU (6-2, 248lbs)
兄はGiantsのAzeez Ojulari。兄とは異なり2ポイントセットが多いEDGE。22年は11試合で58タックル 8.5ロスタックル 5.5サック。True Freshmanで4サックを決めたと考えると、スタッツ的にはかなり物足りないが、試合のプレー自体はなかなか。スピードとパワーを組み合わせれるEDGEで、長いアームを使った押し込みと、大外から足首の柔らかさを活かしたラッシュをかけられる。プレーが崩れた後のチェイスもスピードがあり、身体能力を感じさせる選手(コンバインは測定なし)。
68 Jayden Reed WR Michigan State (5-11, 187lbs)
内外のWR、キックとパントリターンも高いレベルでできるスター性溢れるWR。サイズは小さめも、プレーのダイナミックさからは小ささを感じさせない。22年は11試合で636yds 5TDと成績は落としたものの、過去4年間で安定した成績を残している。40-yd 4.45と十分なスピードがあり、ルートランも滑らか。プレスカバレッジの対応は少し課題も、バックショルダーに投げられたパスの反応と球際の強さは際立っている。
69 Hendon Hooker QB Tennessee (6-3, 217lbs)
昨季と今季にTennesseeで大ブレイク。今季はACL断裂でシーズン完走できずも、11試合 69.6% 3,135yds 27TD 2INT。キャリア通算でも80TD 12INTとカレッジレベルでもほとんどピックされない安定感が魅力。ポケットワークがうまいポケットパサーでありながらも、自らの足でも稼げるデュアルスレットで、肩の強さとコントロールはなかなか。Tennesseeのスペースをつく特殊スプレッドオフェンスで成績を上げたのと、前述した膝の怪我、そして25歳という年齢が指名にどう響くか。
70 Ivan Pace Jr. LB Cincinnati (5-11, 231lbs)
凄まじい成績を残したクイックネス系のLB。Miami (OH)から兄弟が在籍しているCincinnatiに転校し1年目。そこで136タックル 20.5ロスタックル 9サック 4PDという成績を残す。身体は小さめではあるが、筋肉が詰まったような体格で弱さは全く感じない。全体的にプレーへの嗅覚が凄まじく、前々の意識からかなりのスピードでタックルを決められる。また、ブリッツの能力も一流でシニアボウルの練習では無双していた。NFLクラスでのOLの処理がどうか。
71 Tuli Tuipulotu DT/DE USC (6-3, 266lbs)
FBSトップの13.5サックで一気にブレイク。サイズがDTとしてもEDGEとしても微妙なのが気にはなるが、EDGEとしても高い身体能力とテクニックでサックを量産できる。ダウンによってはDTの位置に入ってクイックネスでパスラッシュをかけれるのは高評価。スピードは意外とDTレベルではあるが、短い距離のクイックネスと爆発力はある。コンバインでもステップの良さとパンチの強さを見せており、持っているものは相当。ちなみに兄はEaglesドラ6のMarlon Tuipulotu。
72 Marvin Mims WR Oklahoma (5-11, 183lbs)
Oklahomaのスピードスター。True Freshmanから9TDの活躍で、22年は1,083yds 6TD。キャリアで19.5yds平均というディープスレット。コンバインでは40-yd 4.38の素晴らしい記録を残した。外WRもできるが、スロット向きの選手で、スピードに乗ったら誰も追いつけず、RACの脅威も相当。ルートランもスムーズで切れ味があり、リターナーも務まる。オフェンスが弱体化した22年にキャリアハイを残しているのは評価に値する。ただ、上位のスロット候補と比較したら、ディープ向きのWRで、近めのパスのルートランの瞬発力はそこまで。
73 Cody Mauch OT North Dakota State (6-5, 302lbs)
FCSの雄、NDSUで大無双。元々大学にはTEとして入ったが、OLに転校し、どんどん見た目がワイルドになっていった選手。OTとして十分な身体能力に、一歩目の速さ、最後までフィニッシュする獰猛さがある。しかし、アームの長さが32 3/8"とプロでは少し足りないので、IOLとしても練習に入っているが、プロのDTに対応できるパワーは現時点ではなさそう。バックアップとしてどこのポジションでも務まる(Cも)バーサタリティから、プロの技とパワーを身につけて、スターターを狙えるか。
74 Tucker Kraft TE South Dakota State (6-5, 254lbs)
FCS王者になったSouth Dakota StateのエースTE。今季は開幕戦で負傷し、10月後半に復帰。復帰後は安定した活躍を見せ、348yds 3TD。大学の先輩にEaglesのGoedertがいるが、彼も似たようなタイプでレシーブ、ブロック、スピードとすべてのレベルが高めで、ライン上にもセットできるプロ向きのTE。ただ、動きが洗練されているわけではなく、身体能力の高さと相手のレベルの低さから来ているものもありそう。キャッチ力やスピードはGoedertの方がやや上だが、チームのTE1になる素質は十分にある。
75 Felix Anudike-Uzomah EDGE Kansas State (6-3, 255lbs)
パスラッシュの獰猛さが特徴のEDGEで、22年は11ロスタックル 8.5サック。21年は14.5ロスタックル 11サックと2年連続で成績を残した。全体的な身体能力はあまり感じないが、パスラッシュのレパートリーの多さと、プレーを諦めないハイモーターぷりでサックを量産している。プレー自体の強さもあり、ランプレーでもしっかりと自分の位置をキープできる。天井は高くはなさそうだが、一定の成績は残せそうな選手。
76 Antonio Johnson S Texas A&M (6-2, 198lbs)
サイズがあるSで、NBにも入れたり、SSにも入れたり、LBもできたりするバーサタリティが魅力。タックルはそこまで強くないが、ランサポートも魅力で、22年は9試合の出場のみでトータル71タックル 5ロスタックル 1サック 1PD 3FF。6-2のSとは思えないほどマンカバー能力にも優れており、40-ydは4.52でスピードも上々。様々なパッケージで投入できる点を含めて、評価は高くなりそう。
77 Jack Campbell LB Iowa (6-5, 249lbs)
サイズとタックル力が売りのILB。2年連続でタックルが120を超え、22年は59ソロタックル 66アシストタックル 5.5ロスタックル 1サック 2INTの成績。サイズを考えると、スピード・アジリティともにトップクラスで、特にコンバインで見せた3-cone 6.74は一流WR級。試合でもアジリティを活かした反応の良さを見せている。ただ、短い距離の爆発的なスピードはなく、そこがNFLでどう出るか。とはいえ、1年目からスターター級。
78 Darius Rush CB South Carolina (6-2, 198lbs)
2年で15PDを記録している身長高めのCBで、アームの長さとウィングスパンがOL級。プレスカバレッジがうまく、40-yd 4.36のスピードに自信があるのか、スクリメージライン付近で抜かれても冷静にリカバリーができ、元々WRとしてリクルートされた経歴から、相手のコースを読んでPDを量産する。腰の開きは良いが、アジリティ力はそこまでなく、クイックネス系のWRにレッドゾーンで通用できるか。大型WR相手なら問題なし。
79 Devon Achane RB Texas A&M (5-9, 188lbs)
100mを10.14で走れるワールドクラスのスピードを持っている。40-ydは今ドラフトでオフェンス最速の4.33。今季はキャリアハイの1,102yds 8TD。パスでも196yds 3TDで、さらにキックリターンでも1TDを記録している。明らかにRBとしては体重が足りないが、スピードとランパス両方で使えるバーサタリティさ、さらにはキックリターンで一発で試合をひっくり返す力など、ここぞというときに置いておきたい選手。スロットWRとしても使えるので、活かせるチームに行ければ相当の脅威。
80 Siaki Ika DT Baylor (6-3, 335lbs)
巨大な壁のようなNT。2021年に6ロスタックル 3.5サックと大ブレイクも昨年は2ロスタックル 0サックと大きく成績を下げた。335lbsという巨体ながら意外にも素早いのが特徴で、出足速く1on1なら一瞬でブロックを外すシーンも。ブロックを食えるタイプで、ダブルチームへの対応も安定。パスラッシュではブルラッシュが強い。横にもフレームが広いので、RB目線からも真ん中にいたら嫌な選手。スタミナは課題も、このサイズはすぐにNFLでも出場機会はありそう。
81 Tyrique Stevenson CB Miami (FL) (6-0, 198lbs)
GeorgiaからMiamiに転校2年目。今季キャリアハイの2INT 7PD。フィジカル強めのCBでスクリメージラインでバンプをしっかり打って有利なポジションを取れる。フットワークは平凡ではあるが、実戦向きで、4.45のスピードも活かせている。相手のルートを読むのも非常にうまい。大型レシーバーともしっかりマッチアップできる点は評価できる。
82 Sam LaPorta TE Iowa (6-3, 245lbs)
オフェンス力がゼロでお馴染みIowaの唯一すごかった選手。身長は多少低めのTEだが、40-ydは4.59と好タイム。3-coneも6.91と6秒台を記録しており、パスで頼りになる選手。現にチームトップの58レシーブ 657yds 1TDを記録しており、圧倒的なリーディングレシーバー。手の大きさも活かしたレシーブ力でドロップ少なめで、しっかりヤードを稼げる選手。ランブロックでは献身的にブロックする。オフェンスがすごいチームに行ったら磨かれるのか、逆に目立たなくなるのかは疑問。
83 Matthew Bergeron OT Syracuse (6-5, 318lbs)
カナダのケベック生まれの巨人。True FreshmanのときからRTで先発をして、20年シーズン途中からLTのスターターになった。身体能力が高めのダイナミックな選手で、OTとして十分なスピードとパワーを持っている。パスプロ時に手が回りがちなのは気になるが、1歩目のキックスライドの速さと身体の大きさで、パスラッシュを封じ込めている。
84 Eli Ricks CB Alabama (6-2, 188lbs)
LSUでStingley Jr. 2世になるはずだった男。LSUではTrue Freshmanで8試合で4INT 2 Pick-6 5PDと大活躍。しかし、2年目は怪我があり6試合で1INT 1PD、そして22シーズンからはライバルのAlabamaに転校してしまった。しかし、転校後はシーズン前とシーズン中の怪我の影響もあり、9試合 0INT 4PDの成績。プレスでもゾーンでも高いレベルでプレーできる選手でボールセンスも抜群。ただ、コンバインで40-ydを回避し、プロデイでは4.60uというとてつもなく悪い成績を残し評価下がり中。逮捕歴もあり。
85 Tanner McKee QB Stanford (6-6, 231lbs)
真のポケットパサーで、NFLのQBと比較しても素晴らしい体格から素晴らしいボールプレースメントのパスを投げられる。22年はパス成功率62% 2,947yds 13TD 8INTの成績。水準以上の制球力と肩があるが、機動力が皆無のため、ポケットが崩れるとパスプレーがほぼ終わってボールを抱え込んでしまう。OLが強いチームのバックアップになれれば、活躍する可能性はある。Nick Foles 2世。
86 K.J. Henry EDGE Clemson (6-4, 251lbs)
4年間コンスタントに試合出場していたが、今季のパフォーマンスは一皮剥けていた。成績は51タックルと大幅に伸ばし、9ロスタックル 3.5サック。サック数は伸びていないが、53プレッシャーはFBSで10位の成績とのこと。パワー系のラッシュもでき、細かい動きを多用したクイックネス系のラッシュでもOTを抜ける。手の使い方も効果的で、ラッシュをかけ続けられるモーターもある。サイズも悪くない。
87 Sydney Brown S Illinois (5-10, 211lbs)
RBのようなサイズ感のS。現に双子の兄弟は後述するChase BrownでチームのエースRBでサイズがほぼ同じ。今季のIllinoisはカレッジでもトップクラスのディフェンスで、平均喪失ヤードの少なさが全体で3位。その中でSのポジションで6INT 7PD 60タックルを決めていたのが彼。タックル数の割にはミスタックルが目立つのが気になるが、マンカバー力はかなりのもの。スピードも4.47あり、WRを追いかける展開になっても問題なし。タックルの間合いの取り方と、フォームをしっかり鍛えれば、プロでも余裕で通用できる。
88 Isaiah McGuire EDGE Missouri (6-4, 268lbs)
2年連続で14ロスタックルを決め、22年は8.5サックの成績。一歩目の速さとパワーの強さでランプレーを壊すのが得意。ブロックを喰らってもバランスを保ったままタックルに行ける。Georgia戦ではコンスタントにプレーを壊し、チームがあわやアップセットかというところまで導いた。パスラッシュ能力も強さがあり、パワーを乗せた止まらないラッシュがメイン。一方で直線スピードはあまりなく、40-ydは4.76の成績。
89 Zach Harrison EDGE Ohio State (6-6, 274lbs)
どう見ても化け物級の身体能力を持っているのに試合で全然活かせていないところが逆にファンにさせる選手。高校時代から5-starで、Ohio StateではTrue Freshmanから試合出場。しかし、4年間プレーして、3.5、2.0、2.0、3.5サックと伸びる気配が全くない選手。しかし、一歩目の爆発力とパワーはなかなかのもので、それがハマるとプレーを壊せる。とはいえ、アジリティ力がないので、動きが大きくなりがちでうまいOTには抑えられてしまう。コンバインでは40-ydを走らず、プロデイでも回避。もしかしたら体重を増やしてDTにした方が良かったりするかもしれない。
90 Jartavius Martin S Illinois (5-11, 194lbs)
コンバインで身体能力が微妙なSが相次いだ中、トップの身体能力を見せていたのが彼。40-ydはS3位の4.46、Verticalは全体トップの44"、BroadはS1位の11'1"。元々はCBだったがSに転向し、ワンハイSもニッケルCBもできる万能選手になった。成績はキャリアハイの64タックル 3INT 11PD。持ち前の身体能力を活かしたカバー範囲の広さと上がりの速いシュアなタックルでプレーに安定感がある。マンカバーも上々。
91 Jaelyn Duncan OT Maryland (6-6, 306lbs)
21年に絶好調のAidan Hutchinsonを封じていたという理由で話題になったLT。Redshirt Freshmanの2019年からLTとして試合に出ている経験値は魅力も、22年はそこまで圧倒的な試合を残せず。しかし、幅広の体格の上に軽やかに動ける身体能力、ブルラッシュにも耐える下半身、そして一歩目から勢いのあるランブロックは光るものがある。パスプロの安定感を増せばNFLでもスターターになれそうなポテンシャルはあるが、Gとして使っても良さそう。
92 Charlie Jones WR Purdue (5-11, 175lbs)
今季最もブレイクしたWRのひとり。110レシーブ 1,361yds 12TDと文句のない成績を見せつけた。21年まではIowaでリターンスペシャリストだったが、転校後に爆発。40-yd 4.43のスピードを活かしたディープへのアタックと、ほとんどドロップをしないキャッチ力の柔らかさが売り。カレッジでは外WRをプレーしていたが、身体の小ささを考えるとNFLではスロットか。コンバインではスロット用のパスコースでキレと爆発力を見せていたので相当期待できる。
93 Mekhi Blackmon CB USC (5-11, 178lbs)
マンカバーが得意なCBで、14試合で66タックル 3INT 12PDの成績。身体能力とスピードは平均レベルで40-ydは4.47。プレスカバレッジの技術が非常に高く、パスの距離関係なく、相手WRとしっかり勝負ができ、ボールの位置を把握し、しっかりボールを叩くことができる。リカバリー能力もさえており、さらにコンテステッドキャッチへも対応できる。
94 Christopher Smith II S Georgia (5-11, 192lbs)
Georgiaの2年連続全米優勝を支えたFS。体重は軽めではあるが、上がりが速くハードヒットもできるタックル能力とマンカバーの動きのうまさが光る選手。22年は61タックル 5ロスタックル 1サック 3INT 5PDと見事な成績。ワンハイ、2ハイ、スロットカバーなど様々な使い方ができる。シニアボウルの試合ではひどいタックルミスと、大きめのRBにアオテンを喰らっていたが、シーズンの動きだけ見れば上位評価。40-ydは4.62で遅めだったため、どう使うかが問われる。
95 Jammie Robinson S Florida State (5-11, 191lbs)
Sとしては小さめだが、フィジカルが強いシュアタックラー。ニッケルも両Sもできるバーサタリティが魅力で、アジリティの良さが目立ち、ブレイクや方向転換が非常に速い。トップスピードは4.59と特に速くはないが、テクニックとフィジカルの強さでマンカバーもなかなかのレベルでつける。また、4年間で47試合に出場して、通算318タックルという経験の深さは魅力。
96 Owen Pappoe LB Aubrun (6-0, 225lbs)
今年のコンバインのLBの中で最も速い40-yd(4.39)を記録したモンスター。このタイムはLBの歴代でも2位だった。身体能力に特化しているLB。サイズはちょっとアンダーサイズで、テクニックも乏しいが、スピードを活かした上がりとパシュート、そしてクロージング能力は高い。
97 Zacch Pickens DT South Carolina (6-4, 291bs)
元高校トップDT。このサイズでしっかり4.89を出してくるスピードはあるが、プレースタイルはパワー型。ファーストコンタクトで押し込んだり、ギャップに入ったりして、テクニックは使わずに無理やりねじ込んだり、レバレッジを取ったりする。プレーによく絡んでおり42タックル 4.0ロスタックル 2.5サック。コンバインのドリルではフープドリルなどでスムーズな動きを見せていたため、パスラッシャーとしての成長は期待できる。
98 Moro Ojomo DT Texas (6-3, 292lbs)
DTとしては少し小さいが、34 1/2"のアームとベンチプレス29回の底なしのパワーで、力強いパスラッシュができる。ランブロックでも小さいながらも抵抗する力が強い。クイックネスはないが、スピードはなかなか。足首の柔らかさもありラッシュはうまめ。Alabama戦でコンスタントにプレーを壊していたのが非常に印象的。
99 Ji'Ayir Brown S Penn State (5-11, 203lbs)
2年間で10INTを奪っているボールホーク系FS。40-ydは4.65と結果を出せなかったが、フィールド上での反応の速さとWRへの詰め方のスピードは一級品。タックルではソロタックル多めの74タックルに7ロスタックル、さらには4.5サックを決めており、フィールドのどこにでも現れて一人でプレーを決めることができる。タックルの正確性とプレーアクションへの反応が鍵。
100 Parker Washington WR Penn State (5-10, 204lbs)
スタッツは10試合で611yds 2TDと目立たないものの、フレームの良さからくる力強いプレーと、水準以上のスピードが魅力。スロットも大外もできるクイックネスもあり、キャッチ力も集中力もありかなりのレベル。YACではRBのようにタックルを突き破る。
101 Cameron Mitchell CB Northwestern (5-11, 191lbs)
コンバインでものすごいアジリティを見せてた選手。40-ydは4.47も10-ydは1.48とかなりの好タイム。試合ではフィジカルの強さを見せ、体勢もバックペダルも安定している。タックルも積極的。まったく目立ってないが、能力的には問題なさそう。
102 Kobie Turner DT Wake Forest (6-3, 288lbs)
FCSのRichmondにウォークオンで加入という、ゼロからのスタートで上り詰めた。Wake Forestに今季から転校し、10ロスタックル 2サック。サイズは小さめだが、ダブルチームにも耐えられる強靭な下半身とバランスがあり、動きも軽やかで力強い。プレーを読む力も強く、しっかりとレバレッジを取ってRBに1人でタックルに行ける。ちなみに大学には音楽で入ったとのこと。
103位-259位(Day 3級)
103 Terell Smith CB Minnesota (6-1, 204lbs)
サイズとスピードがあるセンス高めのCB。マンカバー、ゾーンカバーの両方で視野の広さとボールの位置の把握力の高さでパスを防げる。スピードは4.41と十分で、21年にはCJ Stroudからピックを奪った実績もあり。とはいえボールスキルはまだまだでINTになる球を何個も落としてる。WRのリリースについていく能力は非常に高い。
104 Joe Tippmann C Wisconsin (6-6, 313lbs)
6-6ある巨大センターでスピードが抜群。彼をプルさせるランプレーがよく使われている。元々はOTとしてリクルートされていたが、大学でCに転向。前述したようにオープン系のプレーやゾーンではなかなかのセンスを見せているが、パワー勝負になるとヒットの高さが出てしまい押し負けることもしばしば。CもできるOTとしての扱いの方が良さそうな雰囲気はある。
105 Jordan Battle S Alabama (6-1, 209lbs)
Alabamaで3年間スターターのS。昨季終わりまではドラフト1巡候補だったが、シーズンの不調から評価は下がり気味。13試合で71タックル 0.5ロスタックル 1INT 2PD。とはいえ、レギュラーシーズン終了後のSugar Bowlで今季最高のパフォーマンスを見せていた。十分な体格と、プレーの嗅覚の良さ、ランサポートの際の上がりの速さが魅力。パスカバーも上々で、レシーバーについていけるスピードと足腰の動きの良さがある。タックル力自体は22年シーズンは弱くなっていた雰囲気で、ここを改善できればプロでもスターターになれる。
106 Jaquelin Roy DT LSU (6-3, 305lbs)
LSUのランディフェンスを支えている1テクDT。22年は49タックル 3.5ロスタックル 0.5サックとNTメインの中ではかなりの数値。ただ、ダブルチーム相手には押されながらも抵抗して顔を出すタイプで、そもそも押されないという選手ではなく、NFLではどう使われるか。なおNTとしてはアンダーサイズで、3テクDTとしてはクイックネスが足りなさそうな点も気になる。常にパスラッシュやランディフェンスに向かう献身的なスタイルで、スタミナは割とありそう。
107 Riley Moss CB Iowa (6-1, 193lbs)
約20年ぶりにドラフトにかかりそうな白人CB。身体能力抜群で40-ydは4.45も、10-ydで1.48の好タイム。21年の4INTから1INTに減少したものの、PD数は5から11と倍増した。足腰の動きが良くそれをマンカバーに活かせている。タックルも積極的。腕の長さが短いのは多少気になるが、ゾーンもマンカバーも高いレベルでこなしている。
108 Blake Freeland OT BYU (6-8, 302lbs)
6-8のサイズで40-ydを4.98で走れるアスリート。さらにVerticalとBroadでもコンバインのOLでは圧倒的な数字を残した。アームの長さは33 7/8"と普通も、しっかりパンチを打てるリーチを持っている。一方で、スピードラッシャーや内側のカウンターは弱点。ランブロックではゾーンプレーではしっかり対応できるが、パワー勝負になると少し分が悪そう。身長が高いことがマイナスになっていることが多く、テクニックでカバーできるかが勝負。
109 Yasir Abdullah LB/EDGE Louisville (6-1, 237lbs)
2年連続高い成績を残している3-4のOLB。昨年は63タックル 14.5ロスタックル 9.5サック 2INT 4PDの成績。40-yd 4.47の俊足を活かしたEDGEからのパスラッシュは強烈で、OTにもしっかり当たれる。6-1の身長はEDGEとしては小さめだが、試合動画を見ると全く気にならない。ランディフェンスでもTE相手なら余裕で処理でき、パスカバーも上々。
110 JL Skinner S Boise State (6-4, 209lbs)
巨大なハードタックラータイプのSで、フィールドの至る所でプレーに絡む。タックルだけでなく、今季はキャリアハイの4INT 5PDを記録し、ゾーンカバーでは安定感を見せていた。コンバインを怪我の影響で回避したため、身体能力の数値は出ていないが、スピードは水準レベルか。流石にスピードタイプの選手をカバーするのはアジリティ力からも厳しそうではあるが、TEなら当たり負けせずにしっかりマンカバーできる。
111 Kei'Trel Clark CB Louisville (5-10, 181lbs)
4シーズンで45試合に出場している経験豊富な小柄なCB。昨年はニッケルを中心に務め、51タックル 1サック 1INT 4PD。体格の割にタックル数が多めで、試合でもブリッツで多用されていた。体格からプロでもニッケルを中心に起用されそうだが、Shrine Bowlでは6-4のWR相手に勝利。また、フットワークの滑らかさと爆発力は同世代と比較しても上位で、スピードも十分(40-yd 4.42)でプレーの強度も身につきそう。
112 Brenton Strange TE Penn State (6-4, 253lbs)
サイズはそこそこだが、Yの位置にもセットできたり、スロットからパスゲームでも頼れたりと万能タイプのTE。スピードは4.70だったが、力強いYACも魅力で、フィジカルの強さが目立っている。ブロッカーとしても水準以上で、相手ディフェンスを薙ぎ倒す獰猛さも備えている。
113 Dylan Horton EDGE TCU (6-4, 257lbs)
TCUのエースパスラッシャーで15試合で15ロスタックル 10.5サック。さらにこのサック数のうちの4つをプレーオフ準決勝のMichigan戦で荒稼ぎした。スピードがフリークという噂だったがプロデイでは4.73という微妙な数値。パスラッシュのテクニックの引き出しはあまりなく、上半身のパワーとスピードに頼りがちだが、ハイモーターなプレーも目立ち、QBにしっかりと迫れる。ランディフェンスは改善の余地ありで、EDGEとしての強さを身に付けたい。
114 Sidy Sow G Eastern Michigan (6-5, 323lbs)
キャリアで55試合にスターターとして出ている鉄人。メインはLGだがLTの経験もあり。この体重のGで40-ydを5.07で走る身体能力が特徴。6-5のサイズがありながらも全身のバランスが非常によく、地面に手をつきそうにない。ランブロックが特に得意で、上半身の強さで相手をねじ伏せられる。下半身も強く、パワー負けをしない。プルのスピードも水準以上。一方でパスプロは未知数の部分が多いも、細かい動きができ、視野の広さも良い。
115 Sean Tucker RB Syracuse (5-9, 207lbs)
Redshirt Freshmanの2021年に大ブレイク。1,496yds 12TDを記録すると、翌年は平均ヤードを6.1ydsから5.1ydsに落とすものの1,060yds 11TD。レシーブもうまく254yds 2TDを記録。本人申告で4.33の40-ydのスピードで、爆発力と縦の上がりが速め。RBとしてはやや小さめではあるが、カレッジレベルならしっかり前に倒れてゲインできる。ラインを抜けた後のコース選びにもセンスを感じられ、Day2下位あたりで指名されても不思議ではない実力。
116 Andrew Vorhees G USC (6-6, 325lbs)
20017年から6シーズンスターターの大ベテラン。OTを務めていた身体能力に経験値、そしてOLトップの38回のベンチプレスのパワーで隙のないGとしてチームを支えていた。なお、コンバイン中にACLを断裂。24歳という年齢を含めて、順位が落ちることは必至だろうが、OLに余裕のあるチームなら獲得しておきたい。
117 Xavier Hutchinson WR Iowa State (6-2, 203lbs)
非常に安定感のあるワイドアウトでレシーブ数がかなり多いも、試合で見せるスピードや爆発力がそこまでないゆえに、107レシーブ 1,171 yds 6TDという成績に。ルートランのキレとブレイクが安定していて、一瞬のセパレーションを作ってボールを難なくレシーブできる。また身体のサイズを活かしてプラス数ヤードを稼ぐのもうまく、1st down更新に困ったら投げておきたい選手。ディープも攻められるが、4.53というスピードで、コンテステッドキャッチになることも多い。
118 Carrington Valentine CB Kentucky (6-0, 193lbs)
非常に身体能力が高くアグレッシブなプレーが目立つCB。22年は12試合で1INT 11PDと活躍。フットワークの良さと、ショートエリアの加速力、そして32 1/4"あるアームを活かしたマンカバーが魅力。サイズの大きさから大型WRにも負けてはいない。タックル力も水準以上。キャリアでのインターセプトがFCSの相手への1つだけだったのは少し気になるところ。
119 Byron Young DT Alabama (6-3, 294lbs)
AlabamaではEDGEで使われたりDTで使われたりとしていたが、プロではDTか。平均的な身体能力という感じではあるが、48タックル 5.5ロスタックル 4.0サックとスナップ数がそこまで多くない中では悪くない成績。34 3/8"のアームの長さを活かした最初のコンタクトで、しっかりとレバレッジを作って、ランナーの動きに合わせてタックルしているシーンがよく見られる。パスラッシュ能力は目を見張るものはないが、水準級。プロのOL相手に活躍できるのか。
120 Nick Broeker G Ole Miss (6-4, 305lbs)
3年間LTをプレーしてたが、今季からLGに転向。サイズはIOLとしては少し小さめではあるが、力強いブロック力とブルラッシュにも強靭な下半身が売り。スピードはないが、アジリティに関してはなかなかあり、パンチも強めに打てる。LTに関してはサイズ的にも厳しそうだったが、LGに転向してプロ入りの可能性が大きく出てきた。
121 Roschon Johnson RB Texas (6-0, 219lbs)
Bijan Robinsonという世代クラスのスターに隠れているが、彼も他のチームならエースを張れる逸材。元々はモバイルQBだったという体格の良さとスピードをRBでも存分に発揮している。スペシャルチーマーとしても活躍。40-ydは4.58と案外伸びなかったが、フィジカル強めかつカットのキレがある走りでディフェンスのタックルを打ち破る。ワイルドキャットにももちろん入れ、ブロッカーの背中につくのもうまく、スピードはそこまで問題にはならないか。
122 Rejzohn Wright CB Oregon State (6-2, 193lbs)
Cowboysに3巡で指名されたNahshon Wrightの弟。ジュニアカレッジ時代にはLast Chance Uでも取り上げられた。22年は2INT 9PDの成績。スクリメージライン上でしっかりとバンプを打てる選手で、プレスカバレッジは水準以上のレベルにある。コンバインとプロデイともに怪我の影響で測定していないのが逆に評価を落とす可能性も。
123 Rashee Rice WR SMU (6-1, 204lbs)
22年はボウルゲームを除いたFBSでトップのレシービングヤード。12試合で1,355yds 10TDと活躍し、また新たなSMU産の上位候補のWRとなった。ダイナミックなプレーが魅力で、キャッチレンジ広めのコンテステッドキャッチや、10-yd 1.49の加速力を活かしたセパレーションが魅力。なおドロップ癖もあるようで(手のサイズは悪くなくガントレットも素晴らしい)、こちらは集中力の問題か。トップスピードは4.51と平凡で、YACの脅威はあまりないものの、ハマれば1,000ydsは稼げる。
124 Luke Schoonmaker TE Michigan (6-5, 251lbs)
ブロッカーとしてもレシーバーとしても優秀。パスゲームでは柔らかい手で堅実にキャッチしてくれるし、爆発力はないが40-yd 4.63と水準以上。シャトルと数字も3-coneの数字も優秀でルートランをさらにトレーニングすることでレシービングTEとしても上のレベルを目指せそうである。
125 Tyjae Spears RB Tulane (5-10, 201lbs)
爆発的な加速力がありパスでも頼れるRB。プロデイでは40-ydは4.47辺りだったようだが、フィールド上の姿を見ると4.3台後半くらいには見える。キャリアハイの1,581yds 19TDを記録し、ボウルゲームのUSC戦では205yds 4TDと大無双。シーズン終盤にかけてどんどん評価を上げていった。スピードだけでなく切れ味鋭いカットも武器で、ディフェンスのミスタックルを誘いまくる。
126 Zach Evans RB Ole Miss (5-11, 202lbs)
キャリアでキャリー平均が6.9ydsという素晴らしい安定感があるRB。怪我に悩まされ、3年間で27試合の出場にはとどまっているが、試合にさえ出れれば活躍をしてくれる。コンタクトをしてからのバランスが良く、しっかり芯に入らないと止まらないモーターがある。スピードも上々で、カット能力も素晴らしい。一方でファンブル癖もある。
127 DeMarvion Overshown LB Texas (6-3, 229lbs)
20年からLBのスターターも、最初の2年は素質だけの選手。しかし今季は一皮剥け、成績はキャリアハイの96タックル 10ロスタックル 4サック 5PD。OLB、ILB、EDGEと様々な場所にセットでき、アグレッシブなプレースタイルでタックルを増やす。OL相手に当たり負けせずに、タックルは強烈。パスカバーはそこそこではあるが、自らの仕事はしっかりこなす。パスラッシャーとしてはスピード以外の手数はなさそう。カレッジでは背番号0をつけているのでプロでもつける可能性が。
128 Marte Mapu S Sacramento State (6-3, 221lbs)
約2年に1人現れるFCSや下位ディビジョンの穴S。シニアボウルの練習で衝撃を残した大きめのSで、試合ではLB、ニッケル、SSのハイブリッドな役割をこなす。サイズがありながらもRBのパスルートにもつけるクイックネスさがあり、ブロックに出てきたOLを吹き飛ばす芯の強さもある。SではなくLBとして指名するチームがあっても。
129 Jarrett Patterson G Notre Dame (6-5, 306lbs)
4シーズン試合に出ているベテランIOL。元々はCとしての安定感が買われていたが、Gに転向してもプレーの良さが光っていた。試合ではブリッツのピックアップやブルラッシュに対して強靭な下半身を見せていたが、シニアボウルの練習で下半身がグラグラで、これをどう捉えるか。身体能力はOLの中でも悪い方だが、ブロックの処理の速さとテクニックの上手さでプレーに安定感はある。
130 Trey Palmer WR Nebraska (6-0, 192lbs)
コンバインの40-yd最速WR(4.33)。元5-starでLSUに入学するも大きなインパクトを残せずNebraskaへ転校し才能開花。1,043yds 9TDと完全にチームのエースへと成長を遂げた。スピード特化型のWRで、パントとキックリターンもできる。加速力の良さで一瞬で引き離せるのが魅力。
131 Israel Abanikanda RB Pittsburgh (5-10, 216lbs)
22年に大ブレイクでラン1,431ydsとFBSトップタイの20TDを記録。リターナーを務めるレベルのスピード(プロデイでは40-yd 4.45)がある。また、爆発力がありVirginia Tech戦では36キャリー 320yds 6TDと大無双。あまり足を上げない走り方でスルスルと抜けていく。コンタクトにはあまり強くないのが課題。ドラフト時点で20歳という若さは魅力。
132 Byron Young EDGE Tennessee (6-2, 250lbs)
2年続けて安定した成績を残しているスピードタイプのEDGE。足首の柔らかさと一歩目の爆発力を活かしたパスラッシュはなかなかのもの。250lbsで40-ydを4.43で走るスピードは魅力。一方でパワーは最初の一撃のみでOTに耐えられたら動きが止まってしまう面も。ハンドテクを身につけることでもう一皮剥けそう。
133 Jake Haener QB Fresno State (6-0, 207lbs)
Mr.タフガイ。21年シーズンはボロボロになりながらUCLAに圧倒的なパフォーマンスで勝利。昨年はシーズン3戦目で負傷でシーズンアウトの診断もあったが、1ヶ月半でフィールドへ復帰。結果的にはパス成功率72.0% 2,896yds 20TD 3INTの成績を残した。Brock Purdyと比較されることが多い選手。
134 SirVocea Dennis LB Pittsburgh (6-1, 226lbs)
身長は低めもブリッツ力と爆発力に長けた選手。3年連続で2桁ロスタックルを記録していて生産力は抜群。ショートエリアのクイックネスは相当なものを持っていて、ランやQBの動きへの反応力も高レベル。一方でOLの処理が課題であるのと、プロデイでは40-ydが4.64uとそこまでの成績を残せなかった。
135 Tre'Vius Hodges-Tomlinson CB TCU (5-8, 178lbs)
あのLaDainian Tomlinsonの甥。20年シーズンに7試合で13PDと大無双して、昨季は成績を落とす。今季は成績的には50タックル 3INT 15PDと素晴らしい成績。チームのチャンピオンシップ進出に貢献した。明らかなアンダーサイズでNFLレベルだと外CBではなく、ニッケルとしての起用にはなりそうだが、プレスカバレッジの上手さが光る。ピッタリくっつくアグレッシブなプレースタイルの分、反則も非常に多いのに我慢できるか。また、40-ydは4.41とスピードを見せた。
136 Emil Ekiyor Jr. G Alabama (6-3, 314lbs)
AlabamaのRG。プレーは力強いもフィールド上の見た目はかなり小柄。Gにしては長いリーチを活かしたパスプロは一定の安定感はあるが、魅力はクイックネス。スナップ後の一歩目の速さが際立ち、プルでも良い動きを見せ、相手を閉じ込めるブロックにも安定感がある。純粋なパワー勝負でどうなるか。
137 Isaiah Moore LB NC State (6-2, 233lbs)
5年間試合に出続けたベテランLB。今季はタックル数は伸びずも、15ロスタックルはキャリアハイ。ランへの反応が非常に良く、タックルの強さもNFL級。40-ydは4.65と平均よりも上で、上がりの速さは一級品。OLにもしっかり当たれる。NFLではカレッジ時代のようなギャップを割りまくるディフェンスは難しいだろうが、それができれば大ブレイク候補。
138 Garrett Williams CB Syracuse (5-10, 192lbs)
3年間スターターの選手もシーズン途中にACL断裂で離脱。キャリアの最初の2年で9PDずつを記録しており、通算では4INT。ゾーンカバーの反応の良さと位置取り、観察力が光る選手で、マンカバーも悪くはないが、PurdueのCharlie Jones相手にボコボコにやられていたのが疑問。それでもシーズン前はDay 2級の評価のCBだったため、3日目に拾えたら美味しい可能性はある。
139 Kendre Miller RB TCU (5-11, 215lbs)
キャリア通算で平均6.7ydsを誇る平均以上のサイズを持ったRB。22年はキャリアハイの大活躍でチームのチャンピオンシップ進出に貢献。1,399yds 17TDと文句のない成績だった。プレーオフの負傷でコンバインの測定は不参加も、体格の割にスピードはある雰囲気。ホールを見つけるのがうまく、スピードの緩急と判断力で1st downとタッチダウンを量産できる。身体のバランスも良く、タックルをしっかり食らわせないと倒れない点も魅力。
140 Kayshon Boutte WR LSU (5-11, 195lbs)
True Freshman時のOle Miss戦で14レシーブ 308yds 3TDという伝説的な試合をして一気に注目が集まった選手。しかし、その後は怪我があり手術を経験し、22年は11試合で538 yds 2TD。SECチャンピオンシップのGeorgia戦で6レシーブ 107tds 1TDを残したのは本物だったが、シーズン序盤からやる気のないプレーが多く見られ、かなり疑問視されていた。さらに売りのはずだったスピードも40-ydでまさかの4.50。LSU栄光の7番をつけていたが、今は評価で底にいる。ここから這い上がれるか。
141 Jerrod Clark DT Coastal Carolina (6-4, 334lbs)
巨大で幅広なNTだが、40-ydは5.25で走れ、非常に素早いモンスターDT。昨年は12試合で41タックル 10ロスタックル 3.5サックと、クイックネスさが成績に現れている。一方でNFLレベルのNTに必要な下半身の踏ん張りが足りず、パワーとテクニックをつける必要あり。NFLのチームがどのように成長させるかにかかっている。
142 Anthony Bradford G LSU (6-4, 332lbs)
フルシーズン出場は昨年の1年のみも、身体能力の高さと幅広の体格で評価上昇中。40-yd 5.08と10-yd 1.74は優秀なタイム。ベンチプレスも34回上げてはいるが、ランブロックでは相手に効果的な腕の使い方をできておらず意外とコントロールされがち。NFL級のDT相手には苦労しそう。332lbsにしてはフットワークがかなり軽やかで、LTの経験もあり、バックアップとしては優秀か。
143 Bryce Ford-Wheaton WR West Virginia (6-4, 221lbs)
今ドラフトのフリーク枠のWR。このサイズで40-ydは4.38で走り、Verticalは41"、Broadは10'9"、さらに3-coneは6秒台で走る。シーズンは675yds 7TDのみもフィールド上の雰囲気はスター性抜群。集中力やキャッチ力を伸ばせれば、NFLでも活躍する可能性は十分にある。
144 Luke Wypler C Ohio State (6-3, 303lbs)
Ohio Stateで2年間Cのスターターを務めた選手。少し小さめではあるが、パスプロの安定感は抜群。視野の広さと判断力でカレッジでもトップクラスのパスプロを持っている。一方でアームの短さ(31 5/8")から押し込まれる場面も見られる。パンチは強め。ランブロックは動き自体は良いが、そこまで力強さがなく、プロのレベルで力負けしそうな雰囲気がある。
145 Jordan McFadden OT Clemson (6-2, 303lbs)
ClemsonでLTを2年守った実績があるも、サイズの小ささからプロではGとして期待されている。なお、アームの長さはこのサイズでも34"あり、試合の動きを見る限りでは、LTでも通用しそうな雰囲気。40-ydは4.98と身体能力高めで、バランスの取れた身体が魅力。プロデイではCの練習もしており、ドラフト直後はバーサタイルなバックアップとしても期待できる。
146 Chase Brown RB Illinois (5-10, 209lbs)
双子の兄弟は同じチームのSydney Brown。1,643yds 10TDとチームを引っ張った。40-yd 4.43の俊足を活かしたランが光る。パスでも頼れ27レシーブ 240yds 3TD。直線のスピードはあるが、スペースがある中でスピードに乗っているゲインが多い印象。パワーは感じさせない。パワーのなさはパスプロに出ておりヒット力が足りていない。
147 Clayton Tune QB Houston (6-2, 220lbs)
年々良いQBになっていて、昨年はパス成功率67.3% 4,074yds 40TD 10INT。Tank Dellという武器がいたが自身もパサーとして成長している。ランも脅威で40-yd 4.64の快速で544yds 5TD。ポケットワークが良く、肩の強さも平均以上。ポケットから出てもターゲットを探せつつも、自身の足でも1st downを獲得できる。バックアップからのスタートだが、能力的にはスターターになる可能性もありそう。
148 Aidan O'Connell QB Purdue (6-3, 213lbs)
パスの精度がよく、自分でゲームを作れるタイプの選手。肩の強さはそこまでも、ディープのタッチの良さなどは目立つ。タイトウィンドウにも通せる制球力と読みの良さもある。今年で25歳というのがどう評価されるか。バックアップとして優秀な可能性が。
149 Deneric Prince RB Tulsa (6-0, 216lbs)
シーズンは学業上の問題で8試合のみの出場にとどまり729yds 5TD。そのうちの2試合で200yds超えをしているという極端な選手。シーズン中の知名度は高くなかったがコンバインで爆発した。この体格で40-ydは4.41で走り、シーズンでは9レシーブのみだったパスレシーブもトップクラスのうまさ。ストライドが大きい走り方が特徴もアジリティ力もあり、スピードを乗せながらの方向転換がうまい。反面RBとしては成長途上で完全な素材型。
150 YaYa Diaby DE Louisville (6-3, 263lbs)
22年に14ロスタックル 9サックとブレイク。基本は3-4ディフェンスの4テクにセットする選手だが、263lbsでもGに押されない下半身の強さと、40-yd 4.51のスピードとアームの長さを組み合わせたパスラッシュが魅力。パスラッシュのテクニックは発展途上で、年齢も今年24歳というのがどう出るか。
151 Gervon Dexter DT Florida (6-6, 310lbs)
元5-starの全米トップクラスの素質を持っていた選手。2年間スターターで22年は13試合 55タックル 4.0ロスタックル 2.0サック。とにかく身体能力とパワーでディフェンスをしているタイプの選手。このサイズで40-ydは4.88も、スナップへの反応が遅かったり、ハンドテクが皆無だったりし、パスラッシュ能力はかなり低め。育成することが前提となっている。
152 Trey Dean Ⅲ S Florida (6-2, 200lbs)
Floridaで5年間試合に出続けたベテランS。昨年は一昨年に比べて成績は多少落としたが、それでも81タックル 4.5ロスタックル 4PDの成績。コンバインでは40-ydで4.75と期待を裏切る数字を出していたが、3-coneでは6.69とエリート並みの成績、ベンチプレスでもSで歴代2位の25回。フットワークの良さを活かしたマンカバーが得意で、サイズとパワーからプロではTEのカバーがメインになるか。いとこはAmari Cooperとのこと。
153 Kenny McIntosh RB Georgia (6-0, 204lbs)
鬼のようなレシーブのうまさを誇るRB。Georgiaではランパス双方で活躍し、ランでは829yds 10TD、パスでは43レシーブ 505yds 2TD。魅力はパスレシーブ力。RBのポジションからさまざまなルートを走れ、スロットに入ってもWR級の動きを見せる。RBとしてはタックルをぶち破るような強さはないが、ブロックの後ろで我慢できる忍耐力と判断力が魅力。40-ydは4.62も、プレースピードはそこまで遅くないので問題なし。
154 Zack Kuntz TE Old Dominion (6-7, 255lbs)
Penn Stateでは鳴かず飛ばずも、Old Dominionに転校して活躍。21年に692yds 5TD。今季は144yds 2TDと成績を落とすも、コンバインでTE 2位の40-yd 4.55をはじめすべての項目でトップ2でスカウトからの評価を上げた。試合の動きは大味もルートを走る能力はそこそこ。身体能力をフルに活かせるようになれば成長できる。
155 Jakorian Bennett CB Maryland (5-11, 188lbs)
2年連続で11PDに、40-yd 4.30の快速。大外もスロットもできるタイプで、試合でもスピードを活かしている。カレッジでは弱めの相手にスタッツを稼いでいる印象はあるが、昨年のボウルゲームでは試合を決めるインターセプトを決めた。
156 DeWayne McBride RB UAB (5-10, 209lbs)
2年で3,000yds以上 32TDという生産性が魅力の選手。一方でパスレシーブはわずか5と非常に極端でファンブルも多くボールが苦手か。ホールやカットバックレーンを探す能力と、一定以上のスピードはあり、ディフェンスをかわすのも上手い。身体のバランスも良いが、ヒットの強さはどうか。相手のレベルが低いことが多いが平均7.3ydsは優秀。
157 Hunter Luepke FB North Dakota State (6-1, 230lbs)
FBの概念を覆す最強FB。この体格で4.57uで走れるスピードに、FBとは思えないレシーブ力。もちろん突き進む力も強くてなかなか止まらないパワー。シーズンは完走できなかったものの、619yds 9TDでキャリー平均6.3yds。パスでも196yds 4TDと万能。NDSUとしては珍しいFBSとの試合のArizona戦ではスクリメージヤード180ydsと大活躍した。
158 Dante Stills DT West Virginia (6-4, 286lbs)
クイックネス特化型のDT。成績は9ロスタックル 4.5サックでもShrine Bowlの練習では強みを存分に活かしたパスラッシュでOLをかわしまくっていた。コンバインでは40-yd 4.85の好タイム。アジリティ力はそこまでないが、QBにラッシュし続けるモーターは持っている。父親はKCなどでプレーしたGary Stills。
159 Demario Douglas WR Liberty (5-8, 179lbs)
3日目の穴選手。サイズの小ささと実績、Zay Flowersクラスの超絶的クイックネスがないのでこの評価だが、試合ではコンスタントにセパレートできており、パスコースのスムーズさ、クイックネスも一流級。カレッジではスロットメインだが、パスコースの動きを見ると、外でも通用する能力は持っている。
160 Alex Forsyth C Oregon (6-4, 303lbs)
Cメインも他のポジションもこなせる器用さがある選手。Cとしては無駄のない動きでプルからのブロックを決めたり、下半身の強さでしっかりスニークで押し込めたりと、Cとしては万能。パスプロにも安定感がある。コンバインの途中に負傷したり、キャリアを通して負傷が多い選手だった。
161 Chris Rodriguez Jr. RB Kentucky (5-11, 217lbs)
DUIの逮捕でチームから出場停止を受けていたKentuckyのエースRB。素行は疑問だが、RBとしての実力はプロ級。4年間試合にコンスタントに出場していて、通算32TD。パワーでねじ込め、ディフェンスを引きずる走りは魅力でゴール前でも頼りになる。一方でレシーブは4年間で20とかなり少なめ。
162 Wanya Morris OT Oklahoma (6-5, 307lbs)
LTもRTも両方できるアスレチックタイプのOT。パスプロは全体的にバランスよく、キックスライドに勢いがある。35 1/8"あるアームと85"のウィングスパンを活かして強いパンチを喰らわせたり、効果的な手の使い方でブロックも可能。なおオフフィールドイシューがあるようで、チームから出場停止を喰らっている。
163 Bryce Baringer P Michigan State (6-2, 220lbs)
今季のカレッジフットボールのナンバーワンパンター。シーズン平均49ydsは圧倒的にトップで、コンバインでのパントの成績もKicker Updateによると、同期パンターの中でも抜けている。
164 Kyu Blu Kelly CB Stanford (6-0, 191lbs)
サイズは大きくはないが、フィジカル強めのプレーが魅力のCB。22シーズンは35タックル 0INT 6PDだが、前年にはものすごいINTを決めている。40-ydは4.52と平凡も、10-ydが1.49と一流。プレスカバレッジでも体幹がぶれないバンプからすぐに加速してWRについていくシーンが目立つ。時折プレーを決められているシーンは目立つが、全体的にそこまで負けていない。
165 Carter Warren OT Pittsburgh (6-5, 311lbs)
Kenny PickettのLTを守っていた選手で、今季は怪我の影響で4試合のみの出場。サイズが申し分なく、アームも35 3/8"という文句のない長さ。パスプロではキックスライドの速さとアームの長さで広い範囲を守れる。グリップ力もかなり強いがアームが長いのでホールディングのように見えることが多いのが少し不利か。ランブロックは平均的。
166 Henry To'oTo'o LB Alabama (6-1, 227lbs)
Tennesseeで活躍後にAlabamaに転校。Alabamaでも2年間ILBのスターターを務めていた。実績はあるが、圧倒的な成績というわけではなく、身体能力もそこまで高くない。プレーの嗅覚と安定したミラーリングでタックルはシュアではあるがOLの処理は疑問。プレースピードは40-yd (4.62) よりも速い雰囲気もボックス内のプレーで埋もれることも多い。
167 Deuce Vaughn RB Kansas State (5-5, 179lbs)
明らかに小さいサイズは日本人級だが走りは本物。5-5という身長は2003年以降のコンバインで最も小さい数字だったとか。このサイズにも関わらず直近2年で約3,000yds 27TDと活躍しまくっている。サイズに目を瞑れば動きは1巡級。凄まじいアジリティ力とカット力、スピード、レシーブのパスコースの動き、キャッチ力と一流。大学の先輩Darren Sprolesのように活躍できるか。
168 Jake Moody K Michigan (6-0, 210lbs)
今ドラフトのトップK。21年にはカレッジのキッカーの最高選手の賞であるLou Groza Awardを受賞。プレーオフ準決勝のTCU戦では59ydsのFGを決めている精神力とキック力が魅力。Shrine Bowlではチームの全得点を叩き出し、2つの51ydsもしっかりと決めた。
169 Thomas Incoom EDGE Central Michigan (6-2, 262lbs)
ガーナ出身でサッカーをやっていたことからキッカーとしてフットボールの世界に入った珍しい選手。17年にDiv ⅡのValdosta Stateに入学し、Central Michiganに転校。昨年は18.5ロスタックル 11.5サックの成績を残した。身長は高くはないが、身体の長さを活かしたプレーが目立ち、EDGEからは外中内と全ての角度からラッシュをかけれる。また、アジリティ力が非常に高く、コンバインのドリルでは圧巻のパフォーマンス。まだ伸びる選手。
170 Tre Tucker WR Cincinnati (5-9, 182lbs)
チームでTyler Scottに並ぶスピードスター。スロット専門でリリースの速さとトップスピードでカバーを突き破る。WRとして成績はそこまで伸びてはいないが、4年間キックリターンをやっていたり、パントのガナーをやっていたりとスペシャルチームでも光る。速いDB相手にもマンカバーで勝てるかがプロでの成功の鍵。
171 Jose Ramirez EDGE Eastern Michigan (6-2, 242lbs)
12試合で19.5ロスタックル 12サックと大ブレイク。小柄ながらもパスラッシュ能力はかなり磨かれていて、大外から足首の柔らかさを使ったラッシュや、カウンタームーブとなかなかのスピードでQBに迫り、腰の切り返しなどの動きも俊敏。コンバインでもドリルでスムーズな動きを披露していた。
172 Evan Hull RB Northwestern (5-10, 209lbs)
パスで特に頼れるRB。22年はランでは913yds 5TDも、パスで55レシーブ 546yds 2TDの好成績。40-yd 4.47のスピードでキックリターンもこなす。ランの爆発力は足りず、コンタクトにもそこまで強くないのでNFLレベルになるとエース級の働きは厳しそうではあるが、レシーバーもできるRBとしての役割としてはぴったり。コンバインではすべてのランでエンドゾーンまで行く素晴らしいメンタリティを見せた。
173 Ricky Stormberg C Arkansas (6-3, 306lbs)
素早さがあるC。ゾーンオフェンスでしっかり動けていて、一歩目からスピードが速い。一方で、相手のディフェンスにうまく手を当てられないことからくるバランスの崩れも見られる。
174 Colby Wooden DT Auburn (6-4, 273lbs)
アスレチック能力高めのDT兼EDGE。AuburnではDTもEDGEも両方務めていた。DTとしてはクイックネス能力はかなりのもので一歩目の爆発力でコンスタントにギャップを割りプレッシャーをかけていたが、体重の軽さでランディフェンスが穴になっていた。一方でEDGEとしてはスピードが足りなく、サックが遠い。スキームがフィットするチームに行けば活躍できるか。
175 Keaton Mitchell RB East Carolina (5-8, 179lbs)
スピード特化型のRB。40-yd 4.37 10-yd 1.50の加速力とトップスピードで1,452yds 14TDを記録した。スピードの変化の使い方がうまく、カットのキレと判断も良い。一方でサイズからか、多くのプレーでバウンドをしてビッグゲインをしており、NFLで同じように再現できるかは不明。ちなみに大学の先輩はChris Johnson。
176 Juice Scruggs C Penn State (6-3, 301lbs)
2019年に交通事故で大怪我を負いながらもドラフト候補に。身体能力やスピードは高くないが、下半身の強さが目立つC。過去2年はRGとCを務めた。パスプロ時には下半身の粘りとバランスの良さで重量級のDT相手でも押されない。反面ランブロックではどういうわけか圧倒できていない。ベンチプレスは29回で、アームの長さは33 1/4"と悪くはないので、テクニックと正確さを身につければさらに伸びそう。
177 Rakim Jarrett WR Maryland (6-0, 192lbs)
高校時代は世代でも上位級のWRだったが、Stefon Diggsに憧れMarylandに進学。3年間のスターターも、インパクトのある成績は残せなかった。22年は471yds 3TD。一流になれる十分なスピード(40-yd 4.44)を持っているスロットWRで、能力的には外WRも務まる。キャッチの範囲も広く、球際のキャッチも得意。元5-starで能力は抜群で、指名順位以上の活躍は見える。
178 Olu Oluwatimi C Michigan (6-3, 309lbs)
今季、ラインマンとしての最高の賞であるOutland Trophyを受賞。Virginiaで実績を作った後に22年にMichiganに転校。サイズはそこそこでスピードは全然ないものの、テクニックが一級品。ブロックのタイミングやDLの処理の仕方、2枚目に行く動きなどに経験が現れている。純粋なパワーはなくGでは潰しが効かなそうなのがどう出るか。
179 Nick Herbig EDGE Wisconsin (6-2, 240lbs)
アンダーサイズなEDGEもカレッジでは小柄感をあまり感じさせず。22年は15.5ロスタックル 11サック。パワーで押し込む力はないが、懐に入り込むラッシュや大外からの攻撃が見られQBに迫る。ただ、サイズの割にはクイックネスが足りていないか。兄は今年からPITのNate Herbig。
180 Mohamed Ibrahim RB Minnesota (5-8, 203lbs)
試合での安定感は随一。キャリアでは19試合連続で100yds以上のランを記録した。サイズよりも大きく見せるダイナミックなランナーで、前の意識が非常に強く、力強さもあり止めるのがなかなか難しい。一方でアキレス腱を断裂している爆弾持ちで、コンバインやプロデイでは40-ydを計測しないなど、明らかにトップスピードが遅いということが示されている。
181 Shaka Heyward LB Duke (6-3, 235lbs)
3シーズンスターターのILBで、22年は93タックル 6ロスタックル 2サック 2INT 6PDとランパス両方のカテゴリーで高いレベルの成績。6-3 235lbsというサイズだが、40-ydは4.54と好タイムで、TEやRBのマンカバーもこなせるクイックさが売り。サイズを活かしてOLにも当たってタックルできる。PITのCameron Heywardが従兄弟。
182 Cory Trice CB Purdue (6-3, 206lbs)
今季ブレイクの大型CB。13試合で2INT 10PD。元々Sとして大学に入っている分、アジリティ力や足腰の回転力は足りない感じ。トップスピードは40-ydで4.47とあるが、10-ydでは1.56と遅めなのでマンカバーで抜かれた時のリカバー力が課題も、長いアームを活かしたパンチは得意でカレッジレベルではなんとかなっている。
183 Warren McClendon OT Georgia (6-4, 306lbs)
Georgiaで3シーズンRTを務めている経験豊富なOT。圧倒的な能力はないが、長いアームを活かしたパスプロと、幅広の体格で押し込むランブロックが目立つ。Jalen Carterも関わっていた自動車事故で事故を起こした車側に同乗していて負傷した。
184 Noah Sewell LB Oregon (6-2, 246lbs)
元々は1巡候補とも呼ばれていたが、タックル数が半減した22年シーズンを経て評価を落とし気味。強みだったはずのスピードも40-yd 4.64と平凡で、体格も一回り小さいことが分かってしまった。パスカバーはなかなか良いが、全体的に嗅覚と身体能力でプレーしており、技術をつけるところからはじめないと厳しいか。兄はLionsのPenei Sewell。
185 Josh Whyle TE Cincinnati (6-6, 248lbs)
TE製造大学として名高いCincinnatiの新たなレシービングTE。成績的には3年連続300ydsも、使い方次第ではさらに伸ばせる身体能力と高さを持っている。ブロック能力もなかなか良い。
186 McClendon Curtis OT Chattanooga (6-6, 324lbs)
昨年まではRGで、今季はLT中心。35"あるアームの長さでTとしてはNFL級のサイズだが、クイックネスが足りなく、プロのレベルでは厳しそう。RGとしては、体格とパワーを活かせる。幅広の体格を見るとTで夢を見たくなる選手。
187 Eric Gray RB Oklahoma (5-10, 207lbs)
Tennesseeで一定の成功を挙げOklahomaに転校するも21年シーズンは微妙。迎えた今季はキャリアハイの1,366yds 11TDを記録した。体重は普通だが、カット力と力強さを兼ね備えてるランが魅力で、パスレシーブ力もRBの中ではトップクラス。過去3年で83レシーブを記録している。反面、トップスピードが怪しくプロデイでは4.6台だったとのこと。
188 Jordan Mims RB Fresno State (5-10, 206lbs)
突然18TDと覚醒した選手。2017年からチームトップのラン成績を上げていて22年で6年目。スピードはプロデイで40-yd 4.65と微妙も、迫力のある走りは魅力。バランスよくカットを切れ、なかなか倒れない体幹の良さがあり、Shrine Bowlでは一際目立っている存在だった。
189 Ryan Hayes OT Michigan (6-6, 298lbs)
Michiganで2年間LTのスターターを務める。LTとしては水準以上の動きをしていたが、6-7, 305lbs登録と考えると測定で少し萎み、32 1/2"のアームはNFLクラスではGとしての使命になるか。一方でGをこなせるほどのパワーや身体の強さはまだ身につけておらず成長待ち。
190 Lonnie Phelps EDGE Kansas (6-2, 244lbs)
13試合で11.5ロスタックル 7サックの小柄のEDGE。パスラッシュの手数が多く、内に切れ込むスピードも外から回るラッシュも両方ともスピードが速い。カウンターやゴーストムーブなどもお手のもの。身体が短めなので、相手のサイズも大きくなるNFLでの即通用は難しいか。
191 Mike Morris EDGE Michigan (6-5, 275lbs)
昨年までまったく目立ってなかった選手が突然の11タックルロス 7.5サック。かなり荒削りなEDGEで、テクニックは開発途中。サイズは当然魅力ではあるが、コンバインでの成績が低調でどう出るか。スピードが足りなく、そこを補うことができれば気になる存在。
192 Dee Winters LB TCU (5-11, 227lbs)
ショートエリアのクイックネスと加速力が素晴らしいLB。15試合で14.5ロスタックル 7.5サックというEDGEのような成績だが、この成績は反応の速さとブリッツのうまさから来ている。身長は低めで、密集になったときの対応は鍵。
193 Earl Bostick Jr. OT Kansas (6-6, 309kbs)
大学にはTEとして入学し、3年目でOTに転向。非常にアスレチックなOTで、40-ydは5.05で走れる身体能力を持っている。コンバインでのアジリティやスクリーンドリルではOLの中でもトップクラスの動き。しかし、プレー内容にLTとしての強さはなく、そもそもOLとしての強さが足りないが、成長すれば一流のOTにもなりそうな雰囲気。
194 Braeden Daniels OT Utah (6-4, 294lbs)
LGからRT、そして昨年はLTを務めた。体重は軽めだが、G時代のパワーをいまだに持っていて上半身の強さが目立つ。40-ydは4.99だが、パスプロの範囲は大きくなく、パンチの打ち方も改善の余地あり。TとGをこなせるバックアップとしての指名になるか。
195 Daniel Scott Cal S (6-1, 207lbs)
2年連続で3INTを挙げているSで身体能力は高めも、実際の試合のテープは微妙。とはいえ、3-coneと20-Yard Shuttleは一流級の成績で、40-ydも4.45とS全体で2位のスピード。サイズもランディフェンスも優秀でスペシャルチーマーとしても使えるのはプラス。
196 Keondre Coburn DT Texas (6-2, 332lbs)
とても力強いNTだが、身長のなさとアームの短さで少々評価を落としている。試合経験豊富ですでに45試合でスターターのベテラン。ダブルチームを喰らってもしっかりアンカリングできる下半身の強さと、一定以上のスナップへの反応の速さを持っていて、自分一人でプレーを壊すこともしばしば。
197 DJ Johnson EDGE Oregon (6-4, 260lbs)
キャリアでDEからTEに転向してまたDEに戻ってきた身体能力の塊。22年は11試合で6サック。40-ydを4.49で走る俊足で、スピード感あふれるラッシュが得意もパワー勝負では厳しい。ラッシュのテクニックもそこまでなく、身体能力で指名して成長を期待したい選手。パスカバーはEDGEとしては水準以上。
198 Nic Jones CB Ball State (6-0, 189lbs)
22年に2INT 12PDの好成績。2INTはMurray Stateという格下相手のプレーだが、Tennessee戦でもしっかり大型WR相手にカバーできていた。マンカバーでもゾーンカバーでも一定以上の活躍を見せ、しっかりとキャッチするポイントに手を伸ばせる。フィジカルも体重の割には強め。
199 Nico Bolden S Kent State (6-3, 209lbs)
サイズがありながらも身体能力も高いS。タックル力もあるが、スピードはGeorgiaのBrock Bowersにマンカバーをつけるほどで、40-ydは4.44。チームトップの102タックルを記録している。全く人気はないが面白いプロスペクト。
200 Andre Carter II EDGE Army (6-7, 256lbs)
21年に14.5サックで大ブレイクも今季はわずか3.5サック。恵まれた身体を持っているが、完全にサイズ先行型で使い物になるかはチーム次第。現状ではEDGEとしての動きが悪く、パワーが皆無。OLBとしてならパスカバーもできるがスピードが足りない。
201 Michael Turk P Oklahoma (6-0, 227lbs)
Oklahomaが誇る最強パンター。ハングタイムが素晴らしく、エンドゾーンから蹴ってもガナーがちょうど到達するタイミングで敵陣45yds地点に落とせる。3年前にコンバインに出て、今年も特例で出場している。
202 Nick Hampton EDGE Appalachian State (6-2, 236lbs)
9試合で7サックの3-4のEDGE。スクリメージ上の一歩目の爆発力があり、ラッシュ力はなかなかの高さ。スピードに頼っているラッシュが止められたときの二の矢を身につけれれば。
203 Jaren Hall QB BYU (6-0, 207lbs)
アスレチックタイプのQBだが、パスの能力も平均以上。今季はパス成功率66%、3,171yds 31TD 6INT。ランでは350yds 3TD。RPOベースのオフェンスで能力が活きていた。なお、BYUのプログラムである2年間の宣教を終えており、すでに25歳という年齢がどう見られるか。
204 Mohamoud Diabate LB Utah (6-3, 225lbs)
良い試合と悪い試合がはっきりしている。Devin Lloyd 2世のような雰囲気で、40-ydは4.51uとスピードはあるも、試合によってはまったくスピードを活かせていない。良い試合では軽量ながらも非常にアグレッシブでしっかりとOLに当たり、レバレッジを作りながらタックルできる。
205 Atonio Mafi G UCLA (6-3, 329lbs)
パンケーキ製造マシーン。視野の広さと上半身の強さで相手選手を薙ぎ倒す。下半身も安定していてパスプロのレベルも高い。
206 Olivier Charles-Pierre DT Incarnate Word (6-2, 357lbs)
本当に誰も話題にしていない選手。こんなことが許されてはいけない。おかしい。350lbs超えとは思えない俊敏な動きをしている。どうにかドラ外で引っかからないか。
207 Andrei Iosivas WR Princeton (6-3, 205lbs)
Ivy Leagueの隠し球。陸上では7種競技でIvy Leagueで3回チャンピオンになっている。今季はキャリアハイの943yds 7TD。コンバインでは40-ydで4.43を記録した。試合のテープを見ると技術の未熟さは感じないが、シニアボウルの練習でWRの技術が圧倒的に劣っていたのが気になる。プロで成長すれば。
208 Kaevon Merriweather S Iowa (6-0, 205lbs)
クロージングスピードの速さが目立つS。成績自体は目立たないものの、上がりの速さと正確なタックルが売り。
209 Alan Ali C TCU (6-4, 301lbs)
TCUの躍進を支えたCで、プレーオフ決勝ではAvilaとともにGeorgiaのDLをうまくコントロールしていた印象。身体能力は普通だがTもGもできる。
210 Richard Gouraige OT Florida (6-5, 306lbs)
FloridaのLTのスターター2年目。フットワークや身体能力は低めではあるが、34"のアームを活かしてパンチは打てる。元々はLGのスターターだった。
211 Nick Saldiveri OT Old Dominion (6-6, 318lbs)
チームではRTを担当。パスプロでは正確なパンチを打てるが、キックスライドが足りない。パワーはそこそこ。
212 Stetson Bennet QB Georgia (5-11, 192lbs)
2年連続全米チャンピオンのQBも、サイズ不足と身体能力不足でこの順位。ウォークオンからスターターに成り上がった苦労人で、今季26歳になる。肩は強くないが、水準並みのパスは通せ、判断力も良い。
213 DJ Dale DT Alabama (6-1, 302lbs)
6-3登録だったのが6-1登録になっているのは気になるが、体重の割には下半身が強く4-3の1テクDTをこなせる。日本にはDJ Daleという名前のDJがいるらしい。
214 Tavius Robinson EDGE Ole Miss (6-6, 257lbs)
身体の長さと爆発力を活かしたEDGEで、DTの位置にセットしてプレッシャーをかけることもできる。コロナまでは地元のカナダのCFLでプレーしようと考えていたとのこと。
215 Cameron Young DT Mississippi State (6-3, 304lbs)
割とスピードがあるDTで、サイズも水準以上。パスラッシュの手数は少ないがハイモーターな選手で、QBまで迫れる。
216 Mekhi Garner CB LSU (6-2, 212lbs)
サイズがなかなかあるCB。40-ydは4.55で一定の水準も、ショートエリアのスピードが足りていない印象。プレスはそこそこ強いが、フットワークが平均以下なので、一瞬でセパレートされないかが鍵。
217 Payne Durham TE Purdue (6-6, 253lbs)
理想的な体格に安定したテクニックを誇るTE。ドロップした姿を全然見たことなく、キャッチレンジも広い。ブロック力は平凡でスピードは遅め。
218 Asim Richards OT North Carolina (6-4, 309lbs)
来年のTop5 QBのDrake Mayeのブラインドサイドを守ってきた。サイズは普通で下半身の動きは悪くないが、パワーがない。ランブロックは改善の余地あり。
219 Jaylon Jones CB Texas A&M (6-2, 200lbs)
サイズがあるCBで、ゾーンで守らせたい視野とタックル力があるが、アジリティのなさが顕著に出ている。10-ydは上から2番目の1.48なのに、40-ydはCBで下から3番目の4.57という珍しい記録を残した。
220 Jalen Redmond DT Oklahoma (6-2, 291lbs)
アンダーサイズもギャップを割れるスピードと一定以上のパワーが魅力のDT。スターター歴は長いが怪我もありスタッツはそこまで伸びていない。
221 Jeremy Banks LB Tennessee (6-1, 232lbs)
スピードタイプのLBだが、素行不良でチームから追い出された過去あり。それだけではない素行不良のエピソードも豊富。
222 Caleb Murphy EDGE Ferris State (6-3, 254lbs)
DivⅡ上がりだが、昨年はNCAA記録の25.5サックとNCAAトップの39ロスタックルを記録した化け物。NFLどころかFBSレベルでも苦労はしそうだがこの成績は期待したい。
223 Brandon Joseph S Notre Dame (6-0, 202lbs)
Northwestern時代の20年に6INTを記録しSophomoreでAP First Teamに選出。ボールホーク系のSだが、Notre Dameではプレーの強度が落ちまくり。10試合でわずか1INT 1PD。復活できるか。
224 Jaxson Kirkland OT Washington (6-7, 321lbs)
Washingtonで5年間スターター。LTから今季はLGに移動。サイズはあるが身体能力が全然ない中で、パスプロでは安定したフットワークと下半身の強さを見せている。ランブロックもLT時代から強烈。スピードが全くない。
225 Cameron Latu TE Alabama (6-4, 242lbs)
過去のAlabama産のTEと比べたら全体的に平均という感じの選手。レシーブ力とブロック力は割とあるが、成績は伸びていない。
226 Steven Gilmore CB Marshall (6-0, 170lbs)
兄はStephon Gilmore。Notre Dame戦で一気に注目が集まった。プレスカバレッジがうまく、ボールスキルもかなり高い。シャットダウンコーナーになる素質はある。しかしかなりの細身。
227 Brodric Martin DT Western Kentucky (6-5, 337lbs)
サイズを備えたNTも、一瞬でOLをかわせるクイックネスと細かいアジリティ力がある。上体の強さも目立つが、ダブルチーム受けは課題。
228 Erik Sorensen C Northern Iowa (6-7, 305lbs)
Northern Iowa出身の新たなOLプロスペクト。Hula Bowlで格の違いを見せていた。プロデイではVertical 35"とチームでも2位タイの成績。
229 Robert Beal Jr. LB Georgia (6-4, 247lbs)
ものすごいアスリートだが、チームではフル活用されていなかった。34"超えのアームに4.44のスピード。パスラッシュ専門としても3サック以上の成績は残せそう。
230 Cam Jones LB Indiana (6-1, 226lbs)
昨年は5試合のみの出場も54タックル。ブリッツがうまい選手。元々Sだったこともありパスカバーの反応も上々でRBやTEもしっかりカバーできる。
231 Davis Allen TE Clemson (6-6, 245lbs)
今季キャリアハイの443yds 5TD。大外にも入れる身体能力がありながらも、ブロック力も水準以上。高さでのミスマッチも作れる。40-yd 4.84が期待外れ。
232 Jake Andrews C Troy (6-3, 305lbs)
CとRGを良いレベルで務める選手。機動力は少ないがパワーと体勢の低さでDTに勝てる。1枚目の処理は上手いが、2枚目は全然。
233 Charlie Thomas LB Georgia Tech (6-3, 216lbs)
スピードタイプのLBで、ランパス両方への反応が良い。LBとしては少し細身なのがプロでの活躍は疑問ではあるが、パスカバーの良さを活かしてニッケルLBとしても使うことができそう。
234 Jason Taylor Ⅱ S Oklahoma State (6-0, 204lbs)
今季は6INTを記録。ランパス両方の守備でアグレッシブ。ソロタックル多めの80ソロタックル 19アシストタックルは非常に良い数字。
235 Dillon Doyle LB Baylor (6-3, 238lbs)
スピードタイプのLB。身体能力の高さからオフェンスも務め、2年間で3TDを挙げている。
236 BJ Thompson EDGE Stephen F. Austin (6-6, 238lbs)
細身のEDGEでパワーはないものの、爆発力と長い身体とアームを活かしたラッシュが得意。アスリートタイプのEDGE。
237 CJ Johnson WR East Carolina (6-1, 224lbs)
体重は今ドラフトのWRでもトップ級。反面スピードはあまりないが、ボールの落下点をうまく読み、AJ Brown的なキャッチができる。
238 Khalan Laborn RB Marchall (5-9, 204lbs)
元5-starでFSUに入学も、Marshallに流れてきた。1,513yds 16TDとエースの働き。スピードも落ちてなく、瞬時の判断と方向転換能力が高い。
239 Starling Thomas V CB UAB (5-10, 190lbs)
とんでもないスピードを持つ選手。プロデイでは非公式ながらも4.28を記録している。
240 Max Duggan QB TCU (6-1, 207lbs)
TCUのエースQBで、パスとラン両軸で活躍し、ハイズマン投票は2位。とにかくタフな男。40-ydも4.52と好タイムも、パス能力はNFLクラスでは疑問。
241 Elijah Higgins WR Stanford (6-3, 235lbs)
StanfordのリーディングWR。サイズはかなりあるが、40-ydは4.54。しかし、シニアボウルの1on1でクイックネスのなさが露呈して1on1で負けており、そこを改善できるかにかかっている。
242 Ventrell Miller LB Florida (6-0, 232lbs)
スピードはあるがパワー不足なILB。怪我歴が多いのと、すでに24歳という年齢が気になる。
243 Puka Nacua WR BYU (6-2, 215lbs)
昨年ブレイクしたWR。ボディコントロールが良く、球際にも強い選手。40-ydは4.56uも、DBを抜くスピードも持っている。怪我が多い。
244 Tyrus Wheat LB Mississippi State (6-2, 263lbs)
コミュニティカレッジからSECに転校し、3年間一定の成績を残している。昔はSをプレーしており、動きはいまだに軽やか。ラッシュ力もブリッツ力もあり、足首も柔らかく、OTの外側もしっかり攻められる。
245 Dorian Thompson-Robinson QB UCLA (6-2, 203lbs)
5年間で48試合にスターターとして出場。年々パス能力が改善されている。昨年はパス成功率69.6% 3,169yds 27TD 10INTで、ランでは646yds 12TD。Hurts 2世になれるかも。
246 Malaesala Aumavae-Laulu OT Oregon (6-5, 317lbs)
力強いランブロックが魅力のRT。 長いアームと幅広の身体を活かしてディフェンスを押し込むが、パスプロと身体のバランスが黄信号。
247 Ali Gaye EDGE LSU (6-6, 263lbs)
12試合で2.5サックも、成績以上に試合ではパスラッシュでも活躍していた。ギャップを割るのが得意で、直線スピードはなかなかの速さ。40-ydは未計測。
248 Brent Laing G Minnesota-Duluth (6-4, 304lbs)
Div Ⅱで活躍して、Shrine Bowlで披露。大学はOTメインだったが、重量級のDTにも押し勝つ力を持っていた。身体能力も高め。あとはNFLのスピードについていけるか。
249 Kadeem Telfort OT UAB (6-7, 322lbs)
2017年にクレカの不正利用で起訴されてFloridaから追放。なんとかここまで戻ってきた。サイズのあるOTでパワーは足りないが、21年のGeorgia戦のテープが秀逸。
250 Brenton Cox Jr. LB ex-Florida (6-4, 250lbs)
元トップリクルートでGeorgiaに入学したが、チームから追い出されFloridaに転校。そのFloridaでもチームから結果的に追い出されるなど、明らかなキャラクターイシューがある。
251 Camerun Peoples RB Appalachian State (6-1, 217lbs)
大型RBのひとり。成績は9試合で593yds。ここ3年で31TDを上げている。4年間毎年怪我しているのは気になる。
252 Bumper Pool LB Arkansas (6-2, 235lbs)
4年連続で90タックル以上の実力。OLの対処は課題も、サイズとスピードのコンビネーションは同期でも上位級。おもしろ名前選手で通っている。(気になる方は彼の名前でググってください
253 Tanner Ingle S NC State (5-9, 176lbs)
このサイズのSはドラフトに指名されないということは経験上わかるが、彼のハードヒット力は魅力。ターゲティング製造マシーン。
254 Derius Davis WR TCU (5-8, 165lbs)
リターンスペシャリスト。40-yd 4.36の快速でキャリアで6リターンタッチダウンを決めている。カレッジプレーオフ決勝では1人だけオフェンスで活躍した。
255 Viliami Fehoko DE San Jose State (6-4, 276lbs)
サイズがあるDEで、ランディフェンスではOTに当たり負けずにRBを捕捉でき、パスラッシュでは一直線の動きも体重を乗せたラッシュが得意。
256 Brandon Hill S Pittsburgh (5-10, 193lbs)
40-ydでSトップの4.43を記録。サイズは小さめだが、守備範囲が広くリカバリースピードが神。独走を防ぎまくっている。
257 Tyson Bagent QB Shepherd (6-3, 213lbs)
Div Ⅱで大無双。キャリア通算159タッチダウンパスはNCAA記録。父親がアームレスリングの世界チャンピオンで超面白い。
258 Ben VanSumeren LB Michigan State (6-2, 231lbs)
MichiganからMichigan Stateに転校。試合に出始めたのは昨年から。身体能力高く、スピードを活かしたパシュート、タックルが目立つ。42.5"のVerticalは超人級。
259 Mitchell Tinsley WR Penn State (6-0, 199lbs)
Western Kentuckyで1,402yds稼いでたことから考えると、577yds 5TD刃物足りないが、ルートのうまさと滑らかさはプロ級。
260位〜(ドラ外級)
260 Adam Korsak P Rutgers (6-1, 191lbs)
261 Jalen Moreno-Cropper WR Fresno State (5-11, 172lbs)
262 Xazavian Valladay RB Arizona State (5-11, 204lbs)
263 Dontayvion Wicks WR Virginia (6-1, 206lbs)
264 Tavius Robinson EDGE Ole Miss (6-6, 257lbs)
265 Chamarri Conner S Virginia Tech (6-0, 202lbs)
266 Jalen Wayne WR South Alabama (6-2, 210lbs)
267 Gervarrius Owens S Houston (6-0, 195lbs)
268 Nesta Jade Silvera DT Arizona State (6-2, 304lbs)
269 Michael Jefferson WR Louisiana (6-4, 199lbs)
270 Dalton Wagner OT Arkansas (6-8, 320lbs)
271 Ikenna Enechukwu DE Rice (6-4, 264lbs)
272 Tashawn Manning G Kentucky (6-3, 327lbs)
273 Blake Whiteheart TE Wake Forest (6-4, 247lbs)
274 Darrell Luter Jr. CB South Alabama (6-0, 189lbs)
275 John Gains Ⅱ G UCLA (6-4, 303lbs)
276 Brett Neilon C USC (6-2, 286lbs)
277 Eku Leota EDGE Auburn (6-3, 252lbs)
278 AJ Finley S Ole Miss (6-2, 201lbs)
279 Anfernee Orji LB Vanderbilt (6-1, 230lbs)
280 Grant DuBose WR Charlotte (6-2, 201lbs)
281 PJ Mustipher DT Penn State (6-4, 320lbs)
282Mikel Jones LB Syracuse (6-0, 226lbs)
283 Jarrick Bernard-Converse CB LSU (6-1, 196lbs)
284 Quindell Johnson S Memphis (6-0, 201lbs)
285 Elijah Cooks WR San Jose State (6-4, 219lbs)
286 Isaiah Land LB Florida A&M (6-3, 236lbs)
287 Tiyon Evans RB Louisville (5-9, 225lbs)
288 Tyler Lacy DE Oklahoma State (6-4, 279lbs)
289 Quinton Barrow OT Grand Valley State (6-5, 317lbs)
290 Conner Galvin OT Baylor (6-7, 293lbs)
291 Jovaughn Gwyn C South Carolina (6-2, 297lbs)
292 Keidron Smith CB Kentucky (6-2, 201lbs)
293 Habakkuk Baldonado EDGE Pittsburgh (6-4, 251lbs)
294 Ryan Swoboda OT UCF (6-9, 309lbs)
295 Rashad Torrence II S Florida (6-0, 193lbs)
296 Matt Landers WR Arkansas (6-4, 200lbs)
297 John Ojukwu OT Boise State (6-6, 309lbs)
298 Travis Dye RB USC (5-10, 208lbs)
299 Tim Demorat QB Fordham (6-3, 219lbs)
300 Noah Gindorff TE North Dakota State (6-6, 263lbs)
301 TJ Bass G Oregon (6-4, 317lbs)
302 Jake Witt OT Northern Michigan (6-7, 302lbs)
303 Corey Mayfield Jr. CB UTSA (5-10, 190lbs)
304 Luke Haggard OT Indiana (6-6, 302lbs)
305 Brayden Willis TE Oklahoma (6-3, 241lbs)
306 Ronnie Bell WR Michigan (6-0, 191lbs)
307 Kilian Zierer OT Auburn (6-7, 302lbs)
308 Sean Clifford QB Penn State (6-2, 218lbs)
309 Chase Brice QB Appalachian State (6-2, 236lbs)
310 Cooper Hodges OT Appalachian State (6-4, 304lbs)
311 Tavion Thomas RB Utah (6-0, 237lbs)
312 Derek Parish FB/EDGE Houston (6-0, 241lbs)
313 Jayson Ademilola DT Notre Dame (6-3, 281lbs)
314 Kearis Jackson WR Georgia (5-11, 196lbs)
315 Jacob Copeland WR Maryland (5-11, 201lbs)
316 Jordan Ferguson EDGE Middle Tennessee State (6-2, 262lbs)
317 Brevin Allen EDGE Campbell (6-3, 265lbs)
318 Joseph Ngata WR Clemson (6-3, 217lbs)
319 Avery Young S Rutgers (5-11, 193lbs)
320 Jay Ward S LSU (6-1, 188lbs)
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