不動産業アワード特別賞を受賞したタウンキッチンさんの更なる魅力探検
~株式会社タウンキッチンのご紹介~
株式会社タウンキッチンは、東京都小金井市を拠点とし、多摩エリアを中心にまちづくりを担う不動産業者です。JR中央線東小金井~武蔵境間の高架下でKO-TO、PO-TO、MA-TOの3施設を「コウカシタ・ヒガコインキュベーション」と名付け、150社以上の起業家が集まるビジネスの拠点を形成しています。鉄道会社や行政等との連携を通じて、創業支援、不動産仲介、メディア運営を行うことで、市民起業家をワンストップにサポート。スモールビジネスを通じた地域づくりを手がけ、地域価値の向上に寄与しています。高架下利用ならではの低コストでチャレンジショップを出せる点や、起業家の小商い、シェアキッチンなどの働く場を創出し、多くの共創者と連携しながら地域の魅力を高めている点等が評価され、第2回地域価値を共創する不動産業アワード特別賞に選定されました。
※受賞活動の詳細については、地域価値を共創する不動産業アワードホームページにてご覧いただけます。
~インタビュー~
今回は、タウンキッチンさんの更なる魅力を探りに、代表取締役北池智一郞氏とリーダー古賀巧也氏にお話を伺いました。
受賞活動である「コウカシタ・ヒガコインキュベーション」は、オーナーであるJR中央線コミュニティデザイン、小金井市と連携しながら運営しています。タウンキッチンの強みは、不動産事業者としての事業を行うだけでなく、施設の企画・設計から運営まで行っているところです。北池氏は「共創する者との座組とオープンしてからの設計、運営することまで一気通貫でやっていることが大切」と語ります。
タウンキッチンが事業を手がけるのは、活動拠点となる小金井市だけではありません。多摩を中心とした近隣エリアのほか、遠方の京都や大阪でもシェアキッチンやシェアオフィスなどのインキュベ―ション施設を展開しています。他地域での事業において大切にしていることは、「地元企業・その街の住民等、地域に根ざした活動をする人をパートナーにして一緒に事業を行うこと」だと言います。地域のプレーヤーの意見・情報をしっかり収集し、地域価値共創に活かしていることが事業の成功につながっているのです。
また、遠方の施設は、内覧や面談など一部の業務をオンラインで対応しており、効率的な運営も成功の秘訣だと感じました。
最後に、今後の展望について聞いてみました。
北池氏からは、「自治体にはビジネス化のノウハウがないので、共創する者との座組から運営までできる我々のような不動産業者とうまく連携してほしい。特に空き家は増加の一途をたどっているが、ソリューションは足りておらずギャップが埋まっていない。我々も小さな経済を回しながら、地域の資産をどう使うか、商品化していくかを模索している。自治体と連携することで可能性も広がる」と力強いお言葉をいただきました。
地域価値共創の取組には、その地域のプレーヤーである個々人が目指していること、やりたいことを実現できる、それぞれが主人公として活躍できるチャンスがあります。空き家問題も含め、地域の課題を他人事ではなくチャンスだと捉え、情報収集してみるなどアンテナを張ってみてはいかがでしょうか。
~国交省からのお知らせ~
その情報収集の一端が担えるよう、国土交通省では地域価値共創プラットフォームを立ち上げました。行政の空き家対策に関する情報やタウンキッチンさんのような不動産業アワード受賞者の地域価値共創に関するイベント情報の発信等を行っています。登録がまだの方はこの機会にぜひご参加下さい。
地域価値共創プラットフォームには多くの自治体にも参加いただいていますが、更に多くの自治体へ参加を呼びかけると共に、事業者との連携も模索していきたいと思います。
また、不動産業者等の方におかれましては、第3回地域価値を共創する不動産業アワードの募集も行っておりますので、こちらへの応募もぜひご検討下さい!(エントリー期間:2024年9月2日(月)10時~2024年11月22日(金)18時)
株式会社タウンキッチン ホームページ
https://town-kitchen.com/