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【MLB】TDL直前企画「note担当者に聞いてみた!あなたのチームは売り手?買い手?」

いつも「MLB30球団ファン合同note」をご覧いただきまして誠にありがとうございます。本日で2024年シーズンの前半戦が終了し、明日はホームランダービー・明後日にはオールスターゲームが開催されますね。

さて、MLBでオールスターウィークよりも盛り上がりを見せるイベントといえば、大物選手や有名なプロスペクトが次々と移籍するトレードデッドライン(TDL)です。

プレーオフや世界一を目指すチームは若手やプロスペクトを放出して戦力補強するチームを「買い手」、来季以降に向けて主力を放出して若手やプロスペクトを獲得するチームを「売り手」なんて言い方をします。

昨年はNYMが古巣HOUにJustin Verlanderを、その後世界一になるTEXにMax Scherzerを放出したのが印象的でした。NYMが多額の年俸負担をして大きな対価を引き出したのも話題に。

一昨年なら何といってもWSHが若き主砲のJuan Sotoを放出した事でしょう。SDから対価として移籍したMacKenzie GoreC.J. AbramsJames Woodらの飛躍も見逃せないでしょう。


今年のTDLは現地7月30日の18時に設定されています、日本時間では7月31日の7時です。今年はどんなドラマが生まれるのか今から楽しみでなりませんが…贔屓チームの事情は分かっても他チームの動向まで追うのはなかなか難しいですよね。

そんな訳で今回は初めて、各チームの担当者にTDLに関するアンケートを取ってみました。聞いた内容は大きく分けて3つ。 ※回答は任意としたため全30チームはありません

① 自チームは「買い手」と「売り手」、どちらに回ると思いますか?

② 自チーム(傘下のプロスペクト含む)に所属する、このTDLで去就が気になる選手を最大10人教えてください

③ チームに関係なく、このTDLでもっとも去就が気になる選手を1人教えてください。




まずは各担当者が考える、このTDLでの自チームの立場と注目プレーヤーについて見ていきましょう。

尚、アンケートを募集したのは7月5日~7月11日となります。回答時と現在では事情が変わってしまったチームもあるかもしれませんがご了承ください。


◆◆ Baltimore Orioles ◆◆

▶ もくろー

消極的な売り手
願望込みにはなりますが、現在地区首位とは言えローテの半分が今季絶望、リリーフ陣も安定感が無い…という中で買い手に回るのではなく、中堅層を上手く売りながらWC狙いにシフトしていく方が来年以降を狙えそうでは、と考えます。現実は消極的な買い手でお茶を濁しそうですが。

TDL注目プレーヤー
● Kyle Stowers
● Coby Mayo
● Anthony Santander
● Austin Hays
● Connor Norby


▶ ジャンさん

消極的な買い手
まず7月時点で20以上の勝ち越し故、チームの士気に関わるので売り手はあり得ない。よって買い手になると予想。 しかし、FAの近い野手陣のほとんどが再契約に相応しくない成績や状態になりつつあるため、彼らの立場をプロスペクトと入れ替えなければならない。よってTopプロスペクトを放出すると質はおろか頭数すら確保できない状態になりかねないため、下位のプロスペクトをトレードに乗せて穴埋めをするだけの消極的な買い手になると考えます。

TDL注目プレーヤー
● Austin Hayes
● Kyle Stowers
● Connor Norby
● Dylan Beavers


◆◆ Boston Red Sox ◆◆

▶ ミミマル

消極的な売り手
今BOSの状況は例年(特にここ3年)より良い位置につけている。確かにア・リーグ3位ではあるがワイルドカード争いには十分食い込める勝率にある。ところがまだイマイチ戦力不足ということなので今は売れるだけ売り、オフシーズンに優秀な先発(特に左腕あるいはイニングイーター)+内野手などを獲得した方が今後のためにはなる。ちなみに先発の場合として僕的にはアリだと思ったのはJesus Luzardo (MIA)あるいはTyler Anderson (LAA)などで、内野手の場合はBrandon Drury (LAA)などだろうか。

TDL注目プレーヤー
● Kenley Jansen (RP)
● Chris Martin (RP)
● Tyler O'Neill (LF)
● Nick Pivetta (RP)
● Chase Anderson (RP)
● Reese McGuire (C)


◆◆ New York Yankees ◆◆

▶ kzilla

積極的な買い手
買わないとファンが大暴動を起こしてニューヨークが消滅する

TDL注目プレーヤー
Spencer Jones


▶ 助手

積極的な買い手
6月中盤からのチーム戦況が非常に深刻ながらも、4-5月の好調によってPS進出はいまだ堅調。 中継ぎ数枚、三塁手、二塁手といった補強箇所も多く、下手すれば首が危ないCashman GMによる捨て身のファーム解体級補強も有り得るかも、、。

TDL注目プレーヤー
● Gleyber Torres
● Everson Pereira
● Spencer Jones
● Henry Lalane


◆◆ Tampa Bay Rays ◆◆

▶ タク

消極的な売り手
まずは一斉解体は無いと見るためトレードがあるなら現状を見定めながらのコストカット目的として行うと予想。ただ、僅かながらにポストシーズンの可能性もあるので完全白旗とするのも惜しい面も考慮した。

TDL注目プレーヤー
Zach Eflin


◆◆ Toronto Blue Jays ◆◆

▶ Go

積極的な売り手
今期だけでなく、25年シーズンにコンテンドすることが難しいことを考慮すると、レンタル選手だけでなく、翌年以降も保有できる選手についても放出して再建を計る蓋然性が相応に高いため。

TDL注目プレーヤー
Bo Bichette


◆◆ Chicago White Sox ◆◆

▶ スーパートミー

積極的な売り手
両リーグ最低勝率で、今季のプレーオフ進出の可能性はゼロだから。

TDL注目プレーヤー
● Garrett Crochet
● Paul DeJong
● Andrew Vaughn
● Luis Robert Jr.


◆◆ Cleveland Guardians ◆◆

▶ わるもの

積極的な買い手
ビーバーTJ、マッケンジー爆発、ウィリアムズ怪我によって先発ローテが壊滅(先発fWAR30位)してしまったガーディアンズ。MLB最強のリリーフ陣のおかげで地区首位をキープしているものの、今の先発陣ではポストシーズンで1勝することすら困難でしょう。3AからMLBにかけて渋滞する二遊間のプロスペクトを放出し、先発投手を獲得することが急務と言えます。

TDL注目プレーヤー
● Jaison Chourio (A-/OF/傘下#3)
● Daniel Schneemann (MLB/SS•CF)
● Juan Brito (3A/2B/傘下#6)
● George Valera (3A/OF/傘下#7)
● Jose Tena (MLB/SS)
● Gabriel Arias (MLB/SS)


◆◆ Detroit Tigers ◆◆

▶ 右井

消極的な売り手
地区首位から10ゲーム以上離され、ワイルドカードでも圏外と、既にポストシーズン進出は絶望的な状況であるため。背中の怪我が心配だが、1年契約で加入して見事に復活したJack Flahertyは人気銘柄になりそう。大エースTarik Skubalのトレード話も散見されるが、よほどの好条件でない限り放出はないと思われる。

TDL注目プレーヤー
● Jack Flaherty
● Tarik Skubal


◆◆ Kansas City Royals ◆◆

▶ Kyoo

消極的な買い手
買い手に回ることはほぼ確実だが、プロスペクトは薄いし資金力もないのでどこまで本気で補強するかは不明。来年もコンテンダーを目指すはずなので、来年に照準を当てて今年は現状維持+αくらいのムーブになる可能性は十分あり得る。

TDL注目プレーヤー
● Drew Waters
● Nick Pratto
● Steven Cruz
● John Rave
● Austin Charls
● Payton Wilson


◆◆ Minnesota Twins ◆◆

▶ ナナイ//

消極的な買い手
去年今年と開幕前の時点でシーズン途中に怪我人がある程度出てもチームが崩壊しないロースター作りをしているため、去年と同様に消極的な買い手になると予想した。今年はリリーフ1選手獲得or補強無しになると思われる。

TDL注目プレーヤー
● Yunior Severino
 →40人枠に入っているもののポジションが1B/3Bのため、現在のツインズでプレーする機会は限られている状況。40人枠を整理する為にトレードチップにする可能性は高いと思われます。


◆◆ Houston Astros ◆◆

▶ Eurofighter

積極的な買い手
(強欲な)Jim Craneオーナーの下では、近年上位を走る経験が多いチームにおいて、どんな時でも買い手として回るという歴史を考えれば、ここで消極、売り手などという単語が通用することはないと思う。

TDL注目プレーヤー
● Alex Bregman
 →出される可能性が一番高そう
● Jacob Melton
● Zach Dezenzo
 →お気に入りだから


◆◆ Los Angeles Angels ◆◆

▶ トナカイ

積極的な売り手
全体の順位で見ると一番下の方が近く、買い手チームが多そうで売れそうな選手がいる現状なので、相手の足元見ながらトレードちらつかせまくって良いと思っている。

TDL注目プレーヤー
● Tyler Anderson
● Adam Cimber
● Calros Estevez
● Luis Garcia
● Matt Moore
● Hunter Strickland
● Brandon Drury
● Taylor Ward
● Mickey Moniak
● Kevin Pillar


◆◆ Oakland Athletics ◆◆

▶ もー

積極的な売り手
球団そのものから売りに出すべきレベルで売り手です。再建3年目で着実な成長を感じ取れるシーズンではあるものの、まだまだ買い手になるとは到底言えません。ただ、過去2年の売れる可能性のあるものは何でも売る"売り手"というよりは、将来のデプス整理も視野に入れた"売り手"と言うべきでしょう。

TDL注目プレーヤー
● Migunl Andujar
 →残り1.5年、安いサラリー、コーナーバットとどのチームにもフィットする要素が揃う選手です。買い手を錯乱の呪文にかけてでも売りたいところ。
● Brent Rooker
 →噂に上るのを見るたびに、売らないでほしいと思う選手。残り3.5年保有の三振も多いDHのバリューで見られるくらいなら、キープすべきと常々感じる。
● Mason Miller
 →とんでもないパッケージでなければ売られない選手。キープすべきと確信する一方、売られるなら売られたで対価が楽しみ。
● Austin Adams
 →TJ McFarlandやScott Alexanderと同様、レンタル物件のベテランRP。全員特殊なスタイルで成績もそこそこのため、買い手はつきそう。
● Abraham Toro
 →内野の若手がややつまり始め、保有期間も長くないため売りを模索したい。直前の不調と怪我がネックで、やむを得ずキープも。
● Paul Blackburn
 →キープ予想だが、きっと名前はあがるはず。直前の怪我、チームにはまだまだベテランSPが必要ということから、キープしてほしいところ。


▶ jech

消極的な売り手
ストリップリング、アレドミス・ディアスらFA契約選手、セス・ブラウンやブラックバーンらベテラン自前選手を売りたかったが、ケガや不振で壊滅し不可能に。中軸で高打率のアンドゥハー(残り半年)を高く売ることが最後の希望である。ルッカーやメイソン・ミラー放出が一部で噂されているが、中長期的に球場問題を抱えFA選手を呼びにくいOAKにとっても保有期間が長い彼らは貴重で、積極的には売らないはず。

TDL注目プレーヤー
● Miguel Andujar
● Brent Rooker


▶ 運河

消極的な売り手
売れるクオリティの選手で売るべきである選手が少ないから。今夏売るべき選手は主にウッドやアダムスやマクファーランドなどのベテラン投手陣だが、故障や不調で十分な対価は得られないだろうと思う。

TDL注目プレーヤー
● Mason Miller
● Brent Rooker
● Lucas Erceg
● T.J. McFarland
● Austin Adams
● Miguel Andujar
● Abraham Toro


◆◆ Seattle Mariners ◆◆

▶ HBえんぴつ

積極的な買い手
一つ目は、2001年以来の地区優勝が狙える位置にいる点。二つ目は、勝負期に突入しているのに、2年連続ポストシーズンを逃すようでは、ディポトさんのクビが飛ぶ可能性があり、本人もそれを自覚しているであろう点(憶測)。3つ目は、先日トッププロスペクトであるキャッチャーのハリー・フォードが、マイナーの試合でキャリアで初めてレフトで出場しており、他球団に対してのトレードする時のショーケース的な意味合いもあるのではと感じたから。

TDL注目プレーヤー
● Harry Ford (プロスペクト)
● Jorge Polanco
● Ty France


◆◆ Texas Rangers ◆◆

▶ もりまる

消極的な売り手
夏場以降に先発の陣容が整う編成だった以上中盤までの苦戦は想定内だが、苦戦の仕方がチームの売りである打線の不振で、個々人はともかく打線としては持ち直す兆しがない。かといって、来年以降コンテンドしないわけがないので、豊富に抱えた24オフFAの選手を売りに出す可能性は高いと見る。

TDL注目プレーヤー
● David Robertson


▶ カットリズム

積極的な売り手
今年の戦いぶり。リリーフは去年と同じくガタガタ先発は怪我打線は揃いも揃って最低調子。はっきり言ってクリスヤングGMが未だに昨年果した世界一の夢の中にいるって事がない限り売り手に回るでしょうし回らない理由無しもっというとファンとして回ってもらいたい気持ちです。今年契約が終わるベテラン投手を中心に少しでも有能なhopeを獲得してもらいたい気持ちです。

TDL注目プレーヤー
● Max Scherzer
● Michael Lorenzen
● Jon Gray
● Jose Urena
● Nathan Eovaldi
● Jose Leclerc
● David Robertson
● Kirby Yates
● Andrew Heaney
● Nathaniel Lowe


◆◆ Atlanta Braves ◆◆

▶ piro

消極的な買い手
大物選手を獲得できるほど対価として出せるプロスペクトがいないから。

TDL注目プレーヤー
● Dylan Dodd
● Daysbel Hernandez


◆◆ Miami Marlins ◆◆

▶ あおいち

積極的な売り手
昨年、プレーオフに進出し大きな期待を抱かせてくれた2024シーズン。蓋を開ければ先発投手が怪我で崩壊ということもあり、連敗続き。そしてチームの主力だったアラエズを放出したところでジ・エンド 再建期がいつまで続くか不明確な中、アンタッチャブルなしでトレードの依頼に耳を傾ける事が予想されます

TDL注目プレーヤー
● Tanner Scott
● JT Chargois
● A.J. Puk
● Jazz Chisholm Jr.


▶ マイア・ミッシー

積極的な売り手
現在のチーム状況的に売り手一択。ただ積極的な売り手ではあるが、保有権が複数年ある選手が多く、放出が確定的なのがオフにFAになるTanner Scottぐらいで、そこまで動かないかもしれない。トレード候補として度々名前が挙がるChisholm Jr.やLuzardoは、現在市場価値が少し落ちており、今回のTDLでは放出せず残し、より優れた有望株を得られる売り時を今後探るということにもなりそう。

TDL注目プレーヤー
● Tanner Scott
● Jazz Chisholm Jr.
● Jesus Luzardo
● JT Chargois
● Declan Cronin
● Calvin Faucher


◆◆ New York Mets ◆◆

▶ いただきなべべ

消極的な売り手
数字上ではポストシーズンへの進出を狙える位置にいるが、他の上位チームと比べると勝ち進むための戦略はないイメージ。昨年から始めた中期目標に向かって“建て直し”中であり、いま勝負をかける時ではないか。

TDL注目プレーヤー
● Pete Alonso


◆◆ Philadelphia Phillies ◆◆

▶ ペン

積極的な買い手
現時点でMLB勝率No.1ですよ。そりゃあ買いますよ。間違いなく買いますよ。すごく買いますよ。

TDL注目プレーヤー
● Rafael Marchan
● Johan Rojas
● Justin Crawford
● Starlyn Caba
● Eduardo Tait
● William Bergolla
● Aroon Escobar
● Samuel Aldegheri
● Jean Cabrera
● Otto Kemp


◆◆ Chicago Cubs ◆◆

▶ Masato

消極的な売り手
今年は、勝負の1年となるシーズンでしたが、とにかく故障離脱者が相次いでしまった関係もあり、一時期調子の良かったチーム状況も悪化の一途を辿り、気づけば地区最下位、WC争いからも大きく離される状況となってしまいました。 このままの状況が続くのであれば積極的かどうかはまだしも、売り手側かなと思っています。傘下にもMLB Readyのプロスペクトも出てきており、ダブついているポジションのコントローラブルな選手を放出して高い見返りを貰うという方向もあるのかなと思っています。

TDL注目プレーヤー
● Cody Bellinger


▶ イサシキ

積極的な売り手
真意はともあれ、モロシ記者に「ホイヤー編成総責任者がカブスを売り手に回すと他球団に言っている」とリークされた以上は売り手なんだろうなあという感覚です。 今年はこれ以上のブーストも見込め無さそうですし、一度リセットしても良いんじゃないかとは個人的に思っていますが...できればたくさんの選手が活躍できる層の厚い編成になると良いなあと願っています。

TDL注目プレーヤー
● Ian Happ
● Nico Hoerner
● Cody Bellinger
● Mike Tauchman
● Jameson Taillon
● Tyson Miller


◆◆ Cincinnati Reds ◆◆

▶ 中山善貴

消極的な買い手
デラクルーズを始め、たくさんの将来有望な若手が溢れているレッズなので下手に売り手に回る必要がないと個人的には考えています。

TDL注目プレーヤー
● Jonathan India
● Frankie Montas


◆◆ Milwaukee Brewers ◆◆

▶ a.na.n

積極的な買い手

TDL注目プレーヤー
● Willy Adames
● Joey Wiemer


◆◆ Pittsburgh Pirates ◆◆

▶ のば

消極的な売り手
昨季で再建が終了して今季はコンテンド期手前のブリッジイヤーという位置付けでした。「あわよくばワイルドカードに滑り込みたい」というところでしたが、勝率.500を前に足踏みを続けています。 Jared JonesやPaul Skenesの様なとっておきのブースターもいないので、売れる選手をチマチマ売りつつ既存のメンツで勝率.500を目指すのがベターだと考えます。

TDL注目プレーヤー
● Martin Perez
● Aroldis Chapman
● Rowdy Tellez
● Michael A. Taylor
● Bailey Falter
● Colin Holderman
● Connor Joe
● Braxton Ashcraft
● Liover Peguero
● Ji-Hwan Bae


◆◆ Colorado Rockies ◆◆

▶ ARA

消極的な売り手
もちろん積極性を求めますが、積極的な売り手になれたのは破滅のコンテンダー23年LAAが居たからであって、基本売るのヘッタクソですからリリーフ数枚を売って消極的に終わると予想。

TDL注目プレーヤー
● Jalen Beeks
● Justin Lawrence
● Nick Mears
● Benny Montgomery
● Connor Van Scoyoc
● Brendan Rodgers
● Sean Bouchard
● Aaron Schunk
● Elias Diaz
● Austin Gomber


◆◆ Los Angeles Dodgers ◆◆

▶ 雨宿り

積極的な買い手
現状ドジャースが抱えている契約を見ればここ3、4年が勝負機であることは明白。この間にワールドシリーズ制覇ができなければ失敗と言わざるを得ない。ワールドチャンピオンになるために必要な戦力を揃えてほしいところ。

TDL注目プレーヤー
● Dalton Rushing
● Josue De Paula
● Payton Martin
● Joendry Vargas
● Eduardo Quintero
● Miguel Vargas
● Gavin Lux
● James Outman
● Enrique Hernandez
● Chris Taylor


▶ ELi

積極的な買い手
53勝35敗の好成績だが、下位打線、先発・ブルペンデプスとチームが穴だらけ。地区優勝&プレーオフ進出は固いが、プレーオフでの悲劇を繰り返してはならない。

TDL注目プレーヤー
● Chris Taylor
● Landon Knack
● River Ryan
● Justin Wrobleski
● Hunter Feduccia
● Diego Cartaya


◆◆ San Diego Padres ◆◆

▶ つかみ男

積極的な買い手
パドレスGMのA. J. Prellerは前オーナーから潤沢な資金力の支えを得ながら9シーズンの編成を任されるも、2020年短縮シーズンを除けば2022年しかプレーオフに進出していない。2026年まで契約が残るが今年もPO進出失敗となると流石に去就が危ぶまれる。業界屈指のスカウト力ですぐ凡退するLuis Campusanoの打席より早く充填を繰り返すプロスペクトをチップに、今年はファーム焼き畑上等で大振りすることだろう。

TDL注目プレーヤー
● Ethan Salas
● Leodaris De Vries
● Lamar King Jr.
● Bradgley Rodriguez
● Dylan Lesko
● Romeo Sanabria


◆◆ San Francisco Giants ◆◆

▶ Yudai Yamaguchi

消極的な買い手
PO争いに絡んではいますがマイナーに成長途上のプロスペクトも多く本格的なコンテンドには時期尚早だと思うので補強をするにしても大型補強には動かないのではないかと思っています。

TDL注目プレーヤー
● Austin Slater
● Alex Cobb

※Slaterはアンケート提出後にCINへトレード


◆◆TDL最注目プレーヤー◆◆

最後に、担当チーム関係なくこのTDLでもっとも去就が気になる選手を1名挙げて貰いました。35人に投票してもらい14人の名前が挙がっていますが、上位3人はこちらです。


【2位タイ】Vladimir Guerrero Jr. (4票)

[ 所属 ] TOR
[ 守備 ] 一塁手
[ 年齢 ] 25歳
[ FA年 ] 25年オフ
[ 年俸 ] 1990万ドル

【2位タイ】菊池雄星 (4票)

[ 所属 ] TOR
[ 守備 ] 先発(左)
[ 年齢 ] 33歳
[ FA年 ] 24年オフ
[ 年俸 ] 1000万ドル

【1位】Garrett Crochet (13票)

[ 所属 ] CWS
[ 守備 ] 先発(左)
[ 年齢 ] 25歳
[ FA年 ] 26年オフ
[ 年俸 ] 80万ドル

チームメイトのVladimir Guerrero Jr.菊池雄星がそれぞれ4票を集めて2位タイに。ここまで地区最下位と苦戦しているTORは、他にも26歳の正SS・Bo Bichettにも2票入っています。

中でも菊池は今オフFAのいわゆる“レンタル案件”で、放出はほぼ確実でしょう。TDLで“補強”として移籍した日本人選手といえば昨年の藤浪晋太郎(OAK→BAL)がいますが、スターターだとダルビッシュ有(TEX→LAD)以来でしょうか?

そして、13票(全体の約40%)と2位にトリプルスコアを付けて圧倒的な得票を得たのがCWSのGarrett Crochet。今年に入ってから何度もトレードの可能性が報じられていますよね。

ややサイド気味の投球フォームから奪三振を量産するスタイルといい、「CWSからドラフト1巡目指名を受けてその年にMLBデビュー、翌年にリリーバーとして50登板した後にスターター転向」という経緯といい、どうしてもChris Saleを彷彿させる彼。

まだ2.5シーズン保有出来る25歳と超優良案件ですが、それだけにGMのChris Getzもかなり強気な交渉をするでしょう。彼が納得するオファーを提示するチームは現れるでしょうか?


それ以外ではBichettと並んでTaylor Ward(LAA)とTanner Scott(MIA)がそれぞれ2票を得ています。Scottは知名度こそ高くないものの、クローザーとして今季防御率1点台をマークしており人気銘柄になりそう。

それ以外だと投手はMax Scherzer(TEX)やAroldis Chapman(PIT)・Mason Miller(OAK)が、野手ではCody Bellinger(CHC)やBrent Rooker(OAK)・J.D. Martinez(NYM)・Jazz Chisholm Jr.(MIA)がそれぞれ1票ずつ。

それ以外にも今季は2A/3A級でプレーしている、MLB公式ランキングでLAD傘下25位のプロスペクト・Austin Gauthierの名前も挙がりました。


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