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【MIA】2021年マーリンズ 1か月を振り返る(野手編)

こんにちは。本日のマーリンズは、Jon Bertiが7回に、Jesus Aguilarが9回にそれぞれ貴重なHRを放ち、勝利することが出来ました!
きちんと調べていないので感覚ではあるのですが、マーリンズは終盤に追い付かれるも勝ち越したり、中盤まで打線が湿っていたのに急に得点を重ねだすなど、(負けパターンも含めて)終盤に何かしら試合が動くことが多いですね。
その証拠に、現在9勝のマーリンズですが、先発についている勝ち星は Trevor Rogersの2勝だけなのです…

さて前回は先発投手について簡単にまとめましたが、今回は野手について、概要の後に個人のトピックをいくつかあげていきます。
(前回は序盤を振り返るというタイトルにしていましたが、序盤ともまだ言えない時期ですので、変更してみました)
(数値は現地4/24時点)

打撃面は全体的に低調

以下はマーリンズの主な打撃指標です。盗塁の数は多いものの、全体的に指標としては低調です。
(カッコ内はリーグ順位)

打率:.232(8位)
出塁率:.304(12位)
長打率:.355(14位)
OPS:.660(14位タイ)
HR:13本(14位)
打点:74(10位)
盗塁:13(2位)
1試合平均得点:4.05(9位)
三振数:181(7位)


まあ投手有利の球場が本拠地ですし、ここ数年は同じような傾向ですから、ある意味驚きはないかなと。

上の表は、マーリンズ野手陣の主な成績をまとめたものです。wRC+で見てみるとJazz ChisholmStarling MarteMiguel RojasJesus Aguilarが120越え。マーリンズの得点はこの4人の打席に大きく依存してしまっていることがわかります。
Adam DuvallCorey DickersonGarrett Cooperにはもう少し頑張ってほしいですね。

wRC+:1打席において、安打や出塁、球場補正値を基に算出した得点創出値をリーグ平均と比較した指数。平均的な打者は100となる。

Marteが離脱…

そんな得点創出源4人衆の1人、MarteがIL入りしてしまいました。

4/18のジャイアンツ戦で途中交代。5-7日は安静にし、その後リハビリを始めるとのことです。10-ILなのでそこまで長引かないとは思いますが、選手を定期的に休ませながら戦う方針であったマーリンズにとって、全試合で2番中堅として出場していたMarteの離脱はかなりの痛手です。

代役はLewis BrinsonMagneuris Sierraになりますが、OPSはBrinsonが.221、Sierraが.298(打率じゃないですよ笑)。
とてもMarteの代わりにはなり得ません。Dickersonをセンターにする選択肢もありますが、2015年以来守っていないのであまり現実的ではありません。
また、Jon BertiはSTでセンターも守っていましたが、Brian AndersonがILしていることもあり、しばらくはサードがメインとなるでしょう。
打撃面ではかなり劣ってしまいますが、その分守備面での貢献は期待できると思います。Sierraは今日も良いプレーをしていたので、楽しみにしていきたいと思います。

Chisholm大活躍 一躍チームの顔に

STではIsan Diazと二塁手の座を争っており、最終的にST終盤で復調したことで開幕スタメンの座を獲得したChisholm
ここまで打率.315、OPS1.045、4盗塁はいずれもチームトップ。更に守備でも随所にアクロバティックなプレーを見せています。

こちらのRojasとの連係プレーはお見事でしたね。

更にRojas休養日にはショートとして出場するなど、走攻守でチームを引っ張っています
先日の先頭打者HRや、0対0からメッツのdeGromからHRを放つなど、印象的なプレーも多いChisholm。髪の毛をマーリンズカラーの青色に染めたりと話題性も豊富で、今やチームの顔と言っても過言ではありません

個人的には、開幕第3戦で四球で出塁した後、二盗、三盗した後に犠牲フライで生還と、ほぼ一人で塁上を走り回って点をもぎとったプレーが印象的でした。
開幕前のワースポMLBで現役監督(OAKのBob Melvin監督だったかな?)が、『今の野球は遠くへ球を飛ばすコンテストになりつつある』とコメントしていました(現役監督でも思っていることが意外でした)。
同じような趣旨のコメントを、引退会見時にイチロー師匠もおっしゃっておりましたね。
そんな中、貪欲に次の塁を狙うプレーはスリリングで野球の醍醐味のひとつなんだと、彼のプレーを見て改めて認識しました。
今後も彼のプレーから目が離せません。

Jose Deversが21歳の若さでMLBデビュー

Marteの他にBrian AndersonJorge AlfaroがILしている野手陣。そんな中、チーム内プロスペクト8位のJose Deversが21歳の若さでMLBデビューしました。
ご存じの方も多いかと思いますが、兄はBOSでサードを守るRafael Devers。強打の兄とは異なり、俊足巧打タイプの選手です。

昨年まではシングルAまでのプレーでしたが、いきなりの昇格となり、本日7番セカンドで念願のMLBデビューとなりました。
守備は無難にこなしたものの、打撃面では残念ながら3打席3三振。
9回にはRojasが代打で送られ、途中交代となりました。
今後もMLBに残るのかは不明確ですが、守備では一定レベルであることを証明してくれたので、今後が楽しみな選手です。


以上、野手のトピックをまとめてみました。明日の先発はNick Neidertがマイナー行きとなった為、現時点で未定となっております。
一部ではBraxton Garretが登板するとの噂もありますが、また若い投手が躍動する姿が見れたらいいなと思っております!


最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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