反省文(反省大賞を受賞した件)
【反省文を書くに当たって】
私には「ミナミノツドイ」というゲーム実況者グループのメンバーの「Mくん」という顔がある一方で、普通の社会人としての顔もあります。社会人としての顔の私の仕事は、世間一般的な感覚からしても、いわゆる「お堅い」ものです。私にとっての「本業」は「お堅い」方の仕事で、あくまでミナミノツドイとしての仕事は「副業」に当たります。「本業」の会社は業歴が100年を超えていることもあって、ちょっとしたことにもルールや手順が細かく決められています。どちらかというと私はこの手の「ルール」とか「手順」とかを無視しがちなところがありますが、それでも業務上のミスや不始末に対して求められる「始末書」や「経緯書」、「顛末書」の類に関しては、そもそもその文書の目的が自身の反省の気持ちを示すものでありますから、しっかりとルール通り厳格に書いています。始末書の類というものはある種、懲罰としての性格も持ち合わせていますので、適当にやり過ごそうとしてしまえば、場合によっては更に重い懲罰が与えられてしまう可能性もあります。読み手に対して「あぁ、ここまで反省しているならこいつはもう大丈夫だ」と思わせる必要がある訳です。だからこそ、今回の「反省大賞」という不名誉な称号を受けるに至ったからには、反省文には以下の点が盛り込まれてしかるべきです。
1.自身が反省しなければならない点(事実)
2.反省しなければならなくなった理由(経緯)
3.同じ反省をしないための対策(改善策)
4.相手への謝罪
5.同じ失敗を繰り返さない決意表明
【本文】
令和3年12月27日
ミナミノツドイ視聴者様 各位
UUUM株式会社関係者 各位
ミナミノツドイプレイヤー 各位
ミナミノツドイ Mくん
反省文(反省大賞を受賞した件)
この度は私、ミナミノツドイMくんがツドい大賞2021年「反省大賞」部門に於いて反省大賞を受賞してしまい、誠に申し訳ございませんでした。今回の不始末と経緯について下記の通りご報告申し上げます。ミナミノツドイの「お色気担当」として、このような不名誉な称号を受けるに至った事実と、投票してくださった皆様のお声を甘んじて受け入れています。後記の改善策を講じることにより同様の事態を二度と生じさせないことをお誓い申し上げます。
記
イ.本件の概要
本件は令和3年12月21日(火)に「ミナミノツドイ」YouTubeチャンネルで配信された「ツドい大賞」内、「反省大賞」に於いて、私が「今年1年間を振り返って最も反省すべきプレイヤー」に選出されたものです。選出にあたっては、事前に同チャンネル視聴者様と同チャンネルプレイヤーから投票が行われました。私は視聴者様からのとくっ表率でプレイヤー・KC氏と同率でしたが、プレイヤーから3票の投票を得ました。なお、次点はケイタ氏の2票、KC氏、ズシシΔ氏、Tつぐ氏が各1票でした。
ロ.反省大賞に選ばれた経緯
投票に際しては視聴者様、プレイヤーそれぞれから反省大賞に私を投票した理由を頂きましたので、それぞれの理由から本件の経緯を報告いたします。
ロ(甲).視聴者様投票理由
本来であればすべての投票理由を記載すべきところではありますが、如何せんその数が多いため、すべての理由を下記の通りの分類に集計致しました。
・ビリビリ (『刑務所から脱出』シリーズ内の声量に対するご意見)
・Mくん過激派 (何であっても私に投票したいというご意見)
・ソフトクリーム(私がソフトクリームを食べすぎだとするご意見)
・新しい一面 (過年度と比較し私の気質に変化があったとするご意見)
・理由なく反省してもらいたい(特に理由なく、反省を求めるご意見)
・Mくんが望んでいる(私自身が反省したがっているというご意見)
・色彩感覚(『色彩感覚』動画に於いて私が罰ゲームを受けていたからとするご意見)
・他SNS (Twitter、note等のSNSでの活動に反省を求めるご意見)
分類別の集計結果は降順に下記の通りでした。
・ビリビリ (48.4%)
・新しい一面 (12.9%)
・Mくん過激派 (11.3%)
・理由なく反省してもらいたい(8.0%)
・色彩感覚 (6.5%)
・他SNS (6.5%、同率)
・ソフトクリーム (4.8%)
・Mくんが望んでいる (1.6%)
最多反省理由である「ビリビリ」は、その原因について、すべて私自身の「度の過ぎた悪ふざけ」に起因するものです。件の動画内で使用した「マインクラフト内で付近の人と会話できるmod」の私のマイク音量設定が大き過ぎることは、もともとは気付いておりませんでした。しかし収録中、私の声量に対する他プレイヤーの反応をおもしろいと思ってしまったため、声量を大きくする行為を多用しました。その結果、「オオカミくんには騙されない」の配信に於いても、この行為を多用しました。元より配信前にはTつぐ氏から収録と違い配信では音量調整ができないので声量に注意するよう言われておりましたが、私自身の身勝手な悪ふざけにより、配信内に於いても大声を出し、結果的に視聴者さんご自身に音量調整をさせるお手間をかけさせてしまいました。むしろ、音量調整が間に合わず、声量に驚かれた方が多かったと思います。投票理由次点である「新しい一面」は、本質的には本理由と同じ原因であると考えております。過年度に於いては、私自身はこのような「悪ふざけ」をする気質ではなく、むしろ、このような行為をした他のプレイヤーをたしなめる側に回ることが常でありました。私自身の今年1年を振り返ると、詳記しにくいところがありますが、引っ越しやバイクの購入など環境面に大きな変化がありました。反省理由「ソフトクリーム」もバイクの購入がなければソフトクリームを食べすぎることはありませんでしたし、インスタグラム投稿やnoteの怪談投稿も、私生活環境の変化により私自身がミナミノツドイの活動に当てられる時間が増えたことがその背景に挙げられます。以上の経緯から、・ビリビリ(48.4%)、新しい一面(12.9%)、色彩感覚(6.5%)、他SNS(6.5%、同率)、ソフトクリーム(4.8%)、計79.1%は私自身の気質の変化はこのような市生活環境の変化に起因するところが多いかと考えております。いずれにせよ、いま振り返ると、私自身の私生活の変化により取り返しのつかないことをしてしまったと深く反省しております。この私生活の変化を私自身がしっかりコントロールできていれば、得票率を79.1ポイントも下げることができたはずです。大変申し訳ありませんでした。
他にも反省理由としてMくん過激派(11.3%)、理由なく反省してもらいたい(8.0%)、Mくんが望んでいる(1.6%)がございます(計20.9%)。しかしこれらの反省理由は私自身にはどうすることができないものと考えております。特に「Mくん過激派」の方々は「MVP大賞」部門でも私に投票をいただいているようで、私が活動を継続し、かつこれらの方々に嫌われない限りは、これらの方々の投票を免れることはできないものと考えております。
いずれにせよ、視聴者様投票理由を以上の通りひも解いた結果、私自身が私生活環境の変化をしっかりコントロールできていれば、得票率を79.1ポイント引き下げられていたものと考えられ、本件の主因に位置付けられます。
ロ(乙).プレイヤー投票
一方本件に於いては、プレイヤーにも1人10ポイントの投票権を与えられていました。視聴者様からの投票率がKC氏と同率であったことを踏まえると、プレイヤー投票の結果が本件の「最後の一押し」になってしまったものと考えています。プレイヤー投票の結果は下記の通りでした。
・Tつぐ氏 (声がデカくなる時があってビックリしたから)
・ロック氏 (怪談・視聴者投票・鼓膜)
・ズシシΔ氏 (ガチでうるさいのはやめて)
プレイヤー投票に於いても、そのすべてが私の声量を理由にしていることを踏まえると、ロ(甲)視聴者様投票理由と同様の原因があると考えております。従ってプレイヤー投票も、私が自身の私生活環境の変化をしっかりコントロールすることができていれば、ここまでの得票率を得ることは無かったはずです。
ロ(丙).本件の原因
以上の傾向から、本件の原因は私自身が私生活環境の変化をコントロールできていなかったことにあり、それによって私自身が主に「度の過ぎた悪ふざけ」をした結果、視聴者様、他プレイヤーにご不快な思いをさせてしまったことが本件に繋がりました。
ハ.改善策
本件の原因を踏まえると、是正に当たっては私自身が私生活環境の変化をしっかり受け止め、少なくともそれをミナミノツドイの活動に表さないようにすることが必要と判断されます。とはいっても、私生活環境の変化がもたらした「新しい一面」を好意的に捉えていただいている視聴者様のお声を頂いていることも事実です。例えば以下のような反省理由を頂きました。原文をそのまま記載致します。
原文転載(甲)
・いろんな意味で今までの「Mくんさん像」をぶっ壊したなぁという感じしたのでwぶっちゃけ反省しなさい というより、いいぞもっとやれ状態ですw
原文転載(乙)
・Mさん、今年はなん新しいキャラを見つけられていた気がするので笑 色無くなった件もありますし、ツドい大賞前の(声の)ビリビリ習得は命取りです笑 来年も是非ともこの調子でよろしくお願いします‼
このような反省理由のお声を踏まえると、「悪ふざけ」そのものが悪いのではなく、「度の過ぎた悪ふざけ」を是正すべきであり、「適度な悪ふざけ」はむしろ歓迎すべきであろうかと考えられます。従って私には今後、「悪ふざけ」を「適度な」程度実行していくことが必要とされます。しかしこの場合、何を以て「適度」であるとするかが定義付けすることが出来ません。これについては、私自身の今後の活動を以て答えとなる基準を見出していく必要があると考えています。具体的には、今後は来年度行われるであろうツドい大賞に於いて、「MVP賞」の受賞を目指して活動して参ります。「MVP賞」の受賞を目標とすることによって、幅広い視聴者様と他プレイヤーに私自身を好意的に受けてもらうことができ、少なくとも「反省すべきプレイヤー」としての位置づけからは脱却することができるものと考え、決意致します。
この度は私自身の不徳の致すところにより、視聴者様、プレイヤーの皆様、所属事務所であるUUUM関係者の皆様にご不快な思いをさせた上、多大なるご迷惑をお掛けしたことを、ここに深くお詫び申し上げます。上記の通り本件が生じた原因をお示しし、今後は上記是正策を講じていくことで、このような事態を二度と生じさせないことをお誓い申し上げます。つきましては何卒、皆様のご容赦を賜りますよう、平にお願い申し上げます。この度は誠に申し訳ございませんでした。
以上
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