山中和紙づくりの体験してきた。
約800年続く、飛騨河合の伝統工芸、山中和紙。特徴は和紙の原料になる「こうぞ」を雪で漂白するという所。
今回は「こうぞ」の皮を剥ぐ最終日だったのでお手伝いにいってきました。
こんなでっかいドラム缶みたいなのがドーンとありました。
この中に「こうぞ」を入れて2時間〜3時間蒸すと、皮が剥がれやすくなるらしい。
この山中和紙、今では作ってる人が 2人だけ。そのうちの1人、清水さん。
夏に腰を痛めてどうなるかと思ったけど、いろんな人が手伝ってくれたおかげでなんとかなりそうだと。
今日は朝6時からこのドラム缶みたいなのに水入れて沸騰させて温めています。朝一は時間がかかるから3時間、2回目からは2時間〜2時間半らしく、この日は9時、11時半、14時の3回行いました。
常に最強火力を維持しないといけないみたい。
ドラム缶開けたらこんな感じ。ここからは冷めちゃうのでスピード勝負。清水さんも高速で動いてます。
端っこの皮をちょっと剥がし、2本あるローラーの間に皮を入れて引っ張るとキレイに剥がれます。そして皮をたくさん剥いで束ねていきます。
束ねたものをこうやって干して、乾燥させ、雪が降るのを待ちます。今回の作業はここまで。
雪が積もったら雪の上に乗せて、雪かぶせて、漂白。その模様はまたその時にでも。
これは皮剥いで残った方。すごくキレイで、何かに使えないものかと考えながら作業してましたが、何も思いつかず。
燃えやすいから、薪ストーブなどの最初の火付けで使われることが多いみたい。この日も軽トラいっぱいに持ってく人がいました。
家の前にこんなのがありました。穴のむこう何か見えますか?
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