名古屋商科大ビジネススクールで何とか単位を取るためには?
(1)クラスメイトは真剣。全員挙手する異様?な光景
名古屋商科大ビジネススクールは、「修了が難しい」「在学中が厳しい」ことはご説明したとおりです。2年間で300万円以上する学費を支払って、2年間も土日を犠牲にして学校に来ている社会人大学院生たち。もちろん真剣です。バックグラウンドもさまざま、コンサル、医師、エンジニア、MR、営業、経営企画、個人事業主などいろんな職種だが、地頭がいいのが共通点です。雑に言えば有名大学出身の高学歴な方たちです。
(2)鉄則①:前に座るべし!
評価は「発言点」の比率がもっとも高いので、先生に当ててもらいやすい前の席を確保することが先決です。それを知っている学生は、席取りのために1時間以上前には会場に到着しています。その数は10人~20人はいました。彼らは恐らくAやBを取っていることでしょう。学校や先生は認めにくいと思いますが、もっとも成績が悪かった私・生徒側から観察した結果、最前列先方は「指名されやすい席」であることはほぼ間違いないです。なので「前列に座る」ことが、単位獲得の必須条件です。
(3)鉄則②:発言は「質より量だ」を目指せ!
先生はよく「発言回数も大事だが、発言の内容はもっと大事」とほぼ全ての先生が言います。ただ実際には発言回数が少ない人はえてして「質も悪い」です。私がそうでしたので自信をもって伝えられます。「発言回数が多いひとは、必然的に内容も優秀」「発言回数が少ないひとは、発言の質も低い」です。私がF判定を得たときにフィードバックされた先生からのコメントは、以下の通りです。
(4)鉄則④:事前レポートに全集中!
たくさん単位を落としつつ、なんとか修了要件の単位を取った私の1年半の経験から言うと「事前レポート」に最も意識を集中すべきです。確かに「発言(クラス貢献)」は大きな加点要素であることは間違いないです。一方で私の場合、当初の半年は「発言が大事なら、レポートは少々薄っぺらくても、当日の授業で先生の話を集中して聞けばいい」と安易に考えてていました。確証バイアスに近い状況です。これは大きな間違いです。重要なのは事前レポートです。では何故、事前レポートが大事か?それは事前レポートを考え抜いて書くことが、発言点に繫がるからだ。前日に配布ケースをバラバラと読んでいるだけでは、芯を食った発言は出来ません。ケースファクトを抑える発言点は(恐らく)もっとも低いです。レポートを書きながら、登場企業や人物の真の課題を探し、どんどん没入するプロセスを事前にしておくことが授業当日の発言の質が左右されます。
1年次のクラスは、社会人大学院生が50人~80人がいます。皆、発言が大切なことを知っているので、全員手を挙げます。つまり挙手して当てて”もらえる”確率は2%にも満たないのです。50回に1回しか指名されないのです。換言すると事前に50回分の答えを用意していないと”発言の弾切れ”を起こします。とにかく予習レポートを通じて発言することを想定したコメントをばしばしワードやPPTに書き込むことが大事です。事前レポートは授業(戦)にむけた兵站と言えます。
あなたの発言チャンスは1日4回程度。4日間28時間で16回程度です。これが平均的な確率(勝手な私調べ)。先生の目にとまるような優秀さを持っていたり、運良くケースに登場する企業に勤めているなど特殊な”設定”があると2倍ぐらいの確率で当ててもらえます(勝手な私調べ)。しかしそんな偶然に頼ってはいけません。「予習は兵站」と思ってコツコツ準備してください。
事前レポートを頑張るべき理由を補足します。80人のクラスのときは、先生はなるべく全員に当てようとするので発言点ではクラスメイトと大きな差がつきにくい場合があります(私調べ)。クラスメイトと授業が終わったときに「どうやって今日の発言を評価するのかね」と話題に上ることもしばしばあります。そんな授業のときには当日発言点はイーブンになります。すると結果的に事前レポートの差が相対評価に繫がる可能性があります。
(5)鉄則⑤:事後レポート
一部の授業には事後レポートがあります。先生は「理解をしたのか?」を確かめたいということです。この場合は、事後レポートの評価が非常に高いです。これも事前レポートをやっていると、必然的に質があがります。
(6)まとめ
NUCBは確かに発言質を重視する傾向があります。しかし質をあげるためには量を増やさないといけない。量を増やすためには予習をしないといけない。つまり授業前までの時間を確保することがもっとも重要。これを換言すると「タイムマネジメント」「プロジェクトマネジメント」のスキルに近いと感じます。成績を分けるのは授業前の2週間をどのように過ごすか?又は春休み、夏休み、冬休みに指定テキストを事前に読めるか?にかかっていると思います。
「予習の時間を確保する」
「事前レポートを真面目にやる」
「前に座る」
「発言量を増やす」
「発言”質”を上げる」
「事後レポートを出す」の順で頑張る!すると好成績になる。
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