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板が走り出す『スケーティング プライベートレッスン』を受けてきた話

先生、私クロスカントリースキーの選手になりたいんです

何をもって選手なのかは不明だけど、私が思うクロスカントリースキーの選手たちは板を履いても自由自在に動き回り、まるであの長い板が自分の足であるかのように操る、それが選手の特徴だと思う。
そう、目標は板を踏まれたら「痛い」と言えるような、ギアが体の一部になっているような選手になりたい。

とある村のとある宿でヒアリングが行われた

通常のグループレッスンとの違いは「1人1人の課題に向き合うレッスン」というところ。
トレイルランニングのイベントを開催していても、見れる人数は限られる。コーチ1人に対して多くて7~8人と言ったところ。スキーもだいたい同じくらいの人数設定だと思うし、課題改善型のレッスンであれば、人数はさらに少数になるだろう。
普段はALP SKI TEAMのグループレッスンに参加、もしくは自分で考えたメニューをこなすのだが、どうしても届かない1歩。
ここがわかればもっと自由に滑れるはずなのに…というところで、小山祐選手がプライベートレッスンを始めたので、受けることにした。

住んでいる地域が違うので、頻繁には会えない(とは言ってもほぼ毎週末会っているけどw)ので、課題のヒアリングはLINEのやり取りが主体となっていた。
ここには書かないけど、主に3つの課題があることを伝える。
そして、たまたまレッスン前日からとある村のとある宿に宿泊することになっていたので、直接現地でのヒアリングもしてもらった。
ヒアリングが事前に終わっていると、レッスンの構成をしっかりと練ってきてくれるので、無駄がなく進めて貰える。
LINEでインプットしていた事前情報に加え、体で表現しながら(テキストコミュニケーションだけでは伝わりきらない部分)課題の認識合わせをしていき、コーチがやることを詰めてくれた。

染み渡りツアーしませんか?

さぁ、いよいよだ!今日教えてもらうことをしっかりと吸収するぞ!
とかなり前のめり気味に意気込んでいたところで、「あと30分の命なのでちょっと染み渡りツアーしませんか?」とコーチからの提案。
実はかなり緊張していて(教わる側なのにw)、教わったところでうまくならなかったら…なんてことを考えていた。
そこにゆるりと緊張をほぐしてくれるためなのか、偶然なのかまずは楽しむことからスタートしてくれた。
普段は行かないコースをワイワイキャッキャと会話しながら回る。
うん!これこれ!こういう楽しみがあって、こういうコースを自由自在に滑りたいから上手くなりたいんだ!
しっかりと原点に戻してもらい、いよいよレッスンスタート。

※染み渡りとは

目標としているところは同じだけどアプローチ方法が違う

この2年、ALP SKI TEAMのイベントをメインに3人のコーチに滑りを教えてもらった。
それぞれが目標としているところは同じだけど、アプローチ方法が違う。富士山の山頂目指すけど、ルートが違う感じ。
1人のコーチについて教わるのも大切だけど、大人になってからの趣味だから、1人に教わらなければならない訳じゃない。いろんなコーチに教わって、多角的にアプローチしていくことで、腹落ちする瞬間が変わると思った。今回のレッスンも、今までの積み上げがあってこその腹落ちポイントだったんだと思う。

グループレッスン/プライベートレッスン比較

グループレッスン
費用を抑えることができる

プライベートレッスンに比べて単価が安い。これは最大の利点。
反復動作により動きを定着させられる
同じことを繰り返しみんなで行うため反復することが多くなる。そうなると必然的に動きを定着することができるようになる。
細かい課題の解決は難しい
プライベートに比べると解決するところまでは行き着き難い。
一緒に参加したメンバーとお友達になれる
これ大事。まだまだ知らない世界。そんな中で一緒に楽しむ仲間を増やすことの大切さたるや…

プライベートレッスン
個別の課題に向き合ってくれる

上に書いた通り、課題に向き合ってくれるので、痒いところに手の届くレッスンをしてくれる。
運動量より質
1回滑るごとにFBをくれるので、メキメキと滑りが改善されていく。しかし運動量は少なめ(つまり寒いw)
費用が高い
レッスン後の自分の滑りを見ると、個人的には安いなと感じるけど、人によっては少し高く感じるかもしれない

プライベートレッスンはこんな時に受けるのががおススメ(MKT調べ)

クロカンコースを1人で回れるようになった時
コースを回れるようになると、「ここをなんとかしたい」というポイントが出てくる。走る、歩くならなんとなくこうすれば楽になるという解決策を自分で出せるけど、ギアスポーツになった途端にそれができなくなる。
そんな課題が1つ2つ出てきたときに受けるのがおススメ。

シーズンインして3~4回目で体が動くようになってきた時
悪い癖がつく前に受けるべき!生まれたときから板に乗っている人に比べ、大人になってから始めた遊びなので、悪い癖がつきやすい。とくにシーズン入りたてのころは、動きが染み付いていないから良いイメージを早めに体に入れるの大切。
隣のあいつを出し抜きたい時w
なんやかんや言ったって、褒められたいんです。隣のあいつより優雅に、かつ速く滑れたらきっとみんな褒めてくれる。だからこそプライベートレッスンを受けて1歩リードするんですw

一歩前に進みたいとき、誰かに教わることは悪いことじゃないと感じたプライベートレッスンのお話し。

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