空に住む

空に住む
（小竹正人:2013・HIGH BROW CINEMA:2020）

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7年前手にした一冊の本

この本は私の知らない世界を
見せてくれた気がした

私が知っている世界とは
かけ離れた世界の中で
生きる人々を描いていた

今年映画化されることをきっかけに
再びその本を手に取った


当時、中学生だった私にとって
かけ離れていると思っていた物語は
社会人になったいま
少しだけ身近なものに感じた

高層マンションに住んでいるわけでも

一人暮らしをしているわけでも

猫を飼っているわけでも

芸能人の知り合いがいるわけでもない

それでも身近に感じたのは
きっと7年という月日を
ちゃんと生きてきたからかもしれない


あんな生活してみたい
こういう大人にはなりたくない

どちらの要素も持った主人公

7年前漠然と読んでいた物語は
7年の月日を経て
私の中に新たな風を吹き込んでくれた

そんな気がする


昔、感じたことと
今、感じることは違う

他にも久しぶりな本を手に取ってみようかな

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2020.09.17

※この文章は別サイトに掲載していた自身の文章の再掲載です。