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クリスマスと首

本日クリスマスイブ。その前の日はイブイブなどというわけであるが、土曜日の街は混んでいた。

学生時代はどんなふうに過ごしていたか忘れたようなことだが、仏教徒もなにかそれらしい映画を見てキリスト降誕祭の盛り上がりに一役買うものだ。

我々は映画館に来ていた。もちろん『首』を観にやってきたのだ。そして我々とは、ゆ〜すザキとたけこである。その経緯は以下の記事の通り。


「あの2人、どっちもあぶねえなあ」

テーマとなっているのは本能寺の変。織田信長に対する明智の謀反。あまり前情報をいれなかったのだが、織田が加瀬亮、明智が西島秀俊。たけしは年齢が上すぎるので、予告にあったたけしのこの言葉から、秀吉と明智のどちらもあぶないと囁く、史実にはない謎のフィクサーだと勝手に推測していたが、たけしが秀吉だった。

明智光秀:1528年生まれ
織田信長:1534年生まれ
豊臣秀吉:1537年生まれ
徳川家康:1543年生まれ

人が斬られつづけるものの、かっこいい戦いを見せてくれるのは桐谷健太の服部半蔵と勝村政信の斎藤利三で、秀吉は農民の視点から「武士道」みたいなものに終始冷ややか。たけし・浅野忠信・大森南朋の3人のアドリブらしき謎のシーンに映画館がくすぐられていた。

パフレット買ってみた

空気階段のラジオで、中村獅童の役ともぐらが街であったクレイジーな若者が重ねて語られていたが、中村獅童は武士として一旗揚げたいむちゃくちゃな農民でわりと重要な役。たしかにもぐらがよく演じてる道理の通じない感じの人物。

あとはとにかく女性が出てこない。武士同士の色恋が重要な要素で、西島秀俊と遠藤憲一のディープ乳繰り合いは斬首よりもインパンクトがあり、観てはいけないもの感がすごかった。

クリスマスだからなのか、映画館では首が一回しか上映されてなかったが、人はかなり混雑していて、コーラとポップコーンを買うのに10分以上並んだ。みんな何見るの?モニターにはすみっこぐらしのクリスマス映画の予告が流れてた。

今日はM-1。令和ロマンは優勝する者の顔をしている。しかしどうなる…!

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