見出し画像

カレーと蟹酒、スティーヴ・ヴァイ

地元は広島だが、よく聞かれるのはおすすめのお好み焼き屋。関西もそうだと思うが(と言っておくが)、基本的には手軽に作れる粉物にも関わらず、お好み焼きは奥深く、店によって味が全く異なる。誰もがうまいという名店もあるのだろうが、広島県民の回答は聞く人の数だけあって、つまり自分が行き慣れた、食い慣れた、自分の家の近くのお好み焼きがうまいと答えたりするものだ。

いやいや近所だからというわけではないけれども、京都のカレー屋で一番美味いと思うのは今出川のfamだ。最高のスパイスカレーで、こんな店が近くにあってうれしい。大好きなのでよくいただいております。いつもありがとうございます。

バンドの友達でご近所といえば、カーミタカアキですが、ある日連絡がきた。famのコラボ出店に飲みに行きませんかとのお誘い。

丸太町にあるizonという店で行われるとのこと。細い路地を行くと町屋的な店構えで、ここであってるのか心配になりつつ入店すると、先に入っていたカーミが奥の席で待っていた。

近所の人

食った飯のうまさを語りたいけど、ルポするのはどうにも恥ずかしいのでやめときます。一応は試みたものの、食べログに出てくる孤独のグルメ気分のアホ批評家素人みたいな文章になってしまったので控えよう。

とにかく、蟹酒とおつまみアグー豚カレーがうまくて2回頼んだ。

メニュー見せてあげる
蟹酒。この液体はほぼ蟹だ


もし10代に映画をおすすめするなら、という話題になった。以前、ブラックミュージックに関連する映画をライブハウスで見るイベント「黒い映画」をやっていたことのつながりで、映画のおすすめを語るインタビューをやすやすとうけてしまって、あまりいい回答ができなかったという記憶があるので人に映画をすすめることができるような力量はないことは重々承知だが、考えてみた。

ギターを弾く人なら『クロスロード』という映画は面白いかもしれない。実在したギタリストのロバートジョンソンの伝説がある。クロスロード、つまり十字路で悪魔と契約し、魂と引き換えにギターの才能を授かった…というものだ。

そんな伝説をもとに、クラシックギターを弾く少年とハーモニカ吹きの老人が出会う話。ブルースが鍵となる魅力的なストーリー。そのなかで登場する“悪魔”、スティーヴ・ヴァイのギターがかっこいい。

終盤、悪魔と少年が互いに向かいあってのギターバトルが行われるのだが、そこでのスティーヴ・ヴァイがじりじりと歩み寄りながら、少年を圧倒するギタープレイを見せる。10代だったミキクワカドは、その歩き方、動き方に目を奪われた。

アマプラなら見れそうです

〆にスパイス炊き込みご飯を食し、かかっくらい、終了。もしまたあれば行きたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?