ホラー由来の主要4村の評価・解説を自己流でまとめてみた



先日、どなたかが某動物由来のゲームにて誘致される移住済の無人島として、ホラーにまつわる4つの村をイラストで紹介されてました(畜生タヌキはいつも僕らを騙す…)

登場したのは、サイレントヒル村、ラクーンシティ、羽生蛇村、ホルガ村。

自分なりにこの4村について評価・解説を付けたい衝動に駆られたので、この場を借りてしたためようと思います。
これを単にネタとして楽しむもよし、元ネタを探って出会うのもよし。後の行動は読者の皆々様にお任せします。


前提条件:あなたは誘致済みの4村(無人島)いずれかに出向くことが決定しています

評価基準:生きて脱出できるか否かで星5つで評価します(星が多いほど絶望的だと思ってください)


①サイレントヒル村

元ネタ:ホラーアドベンチャーゲーム「サイレントヒル」シリーズ
広さ:田舎町ではあるが、湖や小規模の遊園地などを持つ観光地程度
解説:何らかの力による村への誘いが頭を過り足を踏み入れたが最後、来た道が崩落して横断不能の崖となっているか、さっきと同じ道に戻されてしまう異常な状況に晒されます。後述する問題に立ち向かうか解決なりの行動を起こさなければ、脱出することは難しい状態に陥ることが予想されます。
この村では、「神」の復活による浄罪を主にした土着の宗教が根付いており、これらの集団によって行われた儀式などによって村全体が異世界に近い状態(異空間)に晒されています。そのため常に濃い霧が立ち込めており、周囲1m先の状況を確認困難にしています。また、それらの儀式・状況に際し、不特定な異型の生物が周辺を跋扈しており、他者に攻撃的な反応を示します。
特徴的なことは、この異空間は心の闇を投影し、その人物を誘う特殊な力を持っていることです。これにより、足を踏み入れたあなたは、異型の生物による攻撃や、村民の誘惑や敵対行動を退け、心の闇と対峙し向き合う必要に迫られます。もし攻撃などで命を落としたり、村の力に負けるなど、心が挫けてしまう状態になってしまうと、脱出することは不可能に近くなります。おそらく、異型の生物と似た立ち位置に自らを変えてしまっているかもしれません。

過去、心に影を落とす罪を犯したことはありませんか?許しを請わなければいけないほどの責め苦を自らに課していませんか?
そういった心の闇を抱えている方を、サイレントヒル村は歓迎しております。
私達とともに「神」の復活を手伝っていただければ、あなたの罪はすべて洗い流され、楽園へ導いてくれますよ!


評価:★★★☆☆
(真面目な評価解説:自己にある負の心理と向き合う勇気と毅然さがあれば、状況を脱することが不可能ではないため)


②ラクーン村

元ネタ:サバイバルホラーアクションゲーム「バイオハザード2」(本編では正式にはラクーンシティ)
広さ:人口10万人(1998年当時)程度、大学やインフラが充実している小規模な町
解説:この村へ訪れる、ということは、何かしらの用があったのでしょうか?
設置されている警察署への赴任、消息不明となった近親者への訪問、はたまた何かしらの現地調査?
地下鉄、路面電車などのインフラがしっかり整備され、大学や総合病院、中規模の警察署などの公的機関も持っており治安も安定しており、動物園などの観光資源にも事欠かないため遊びに訪れるにしても持ってこいの場所ですからご安心ください。
最近は最新設備を整えた工場が建てられ、新たな地域の就職先としても優遇されているようです。
どうやら最近、周囲の河川や下水に有害物質が検出されているという話が持ち上がっていることはご存知でしょうか?その原因が先にお伝えした工場から来てるとか…?
その工場由来となる企業による誘致で一層栄えたことが近頃のニュースであるラクーン村、近郊の屋敷で不審者の徘徊も取り沙汰されているようです…。

という前置きはこのくらいにして、この企業由来により持ち込まれたウイルスが原因でバイオハザードが現在発生しており、残念ながら訪れた際に出迎えてくれるのは意思疎通が困難な生ける死者=ゾンビだらけとなっているでしょう。立ち入ってしまった場合、ウイルス感染に晒される危険を回避しながら、このゾンビたちの無意の襲撃に備えながら危険を回避し、速やかに脱出を図る必要があります。行動を少しでも躊躇うと、脱出路が塞がれてしまう危険があります。万が一のときは、警察署へ避難してください。ゾンビや不明の生物が侵入している危険もありますが、村から脱出する手立てが奥に隠されている可能性があります。また、ウイルスに感染してしまった場合の対処方法も見つかるかもしれません。
希望を捨てず、生きることを諦めなければ、脱出することができるかもしれませんよ!ファイト!


評価:★★☆☆☆
(真面目な評価解説:バイオハザード状態と化した状況で、感染対策と予防に努め、ワクチン入手や外敵排除の徹底など、命を保つ努力を怠らない懸命さ・勇気があれば脱出は可能であるため)


③羽生蛇村

元ネタ:ホラーゲーム「SIREN」
広さ:行政上の基準で「村」相当
解説:この村にまつわる曰く付きの都市伝説に興味を惹かれた。という理由で訪れようというならば、生きてこの先の平穏を望む限り立ち入らない事をお勧めします。
が、この都市伝説自体はおそらく…いや、よしましょう。こうして興味を持たれたことも運命かもしれませんからね。
羽生蛇村は、その昔、凄惨な大飢饉に見舞われた歴史をもつ集落で、その際とある事情により「神」と思われる存在と接触した事を遠因に、すでに異界と化しています。足を踏み入れて当初はその気配を知ることは難しいかもしれませんが、ひとたびサイレンが響き渡り、辺りの川が赤くなったなら注意してください。
既に居住されている方々の出迎えが少々通常と異なっており、私達の常識で言うところで「命を奪うために襲ってきます」
この村に流れている赤い水には特に注意が必要です。単なる雨としてもこの水は含まれており、ある程度晒されてしまうと現住民と同じ状態に変わってしまう危険があり、この村からの脱出を不可能なものに変えてしまいます。もはや呪いに近いように感じますが…。
…いえ、もう脱出だ呪いだなんて考える必要、ありませんね。もう私達の仲間です。
一緒に神の元へ行きましょう。


評価:★★★★★
(真面目な評価解説:噂に惹かれた段階で、この村に掛かっている忌まわしい呪いの一部に取り込まれており、運命から逃れる術を失っているため ※ただし、村とほとんど関係性を持たず、赤い水に晒されないための立て籠もりと住民の攻撃を受けない徹底した防御行動をしていた場合を除く。)



④ホルガ村

元ネタ:ホラー映画「ミッドサマー」の舞台
広さ:スウェーデン山中にある現文化から外れた小さな村
解説:まず、この村へ行くことになった経緯があるなら、思い返す時間を設けたほうがいいかもしれません。
恋人との不和に重なるように起きた家族の不慮の事故、そして死による別れ。
この傷ついた心を癒やすため、友人に提案されてホルガ村へ?
幸い、これから90年に一度行われる祝祭があるそうです。
時期的なものも重なり、白夜のために夜も明るく、色とりどりのきれいな花畑と豊かな森林に囲まれたこの村での療養は、気分転換に最適なものかもしれません。
…さて、この祝祭ですが、一度参加したら帰ることができないと思ってください。
土着信仰により、信仰しているものへの捧げものとして、命をも要求しています。
更に、元来外部との接触を極力拒んてきた歴史があるため、一緒に参加した仲間の男性を種馬として狙う可能性があります。
また、村人全員はこのことを了承しており、強烈な共依存関係を形成しています。

ここまできたら、あなたはもう取り込まれてしまっているかもしれません。
逃げたい?なにをおっしゃいますか。
もうあなたは、私達の”家族”ですよ。


評価:★★★★☆
(真面目な評価解説:ターゲットに選ばれた段階でホルガ村へ行く口述になるイベントが発生しており、外堀を埋められているため ※なお、ホルガ村の真の存在を既に熟知しているか、ターゲットではない他人で且つ訪問を友情の決裂と引き換えに拒否した場合を除く)

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