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スピード感の重要性

エリック・リース著の「リーン・スタートアップ」を読みました。題材として挙がっていたのは、シリコンバレーのテクノロジー系企業となり、正直まだ良く把握出来てませんが、企業が価値を作り持続的成長をする為の手法を感じ入る事が出来ました。

その中で、強調して書かれていたのが、小さく始めて早く回しながら取り組む事でした。構築ー計測ー学習のフィードバックループにおいて、実用最小限の製品(MVP)を回し開発を進めます。私は企業に所属するいちサラリーマンであり、所属する企業もグローバル規模になる為、小さく始めるという事が実感として捉えにくい環境です。取り扱う製品や顧客(市場)も歴史が長く、アジャイルに投資や開発するという環境とは縁遠い場所だと思います。しかし、著者は本の中でトヨタという大企業についても触れており、現地・現物主義や5回のなぜ、といった事業開発や問題解決の方法を紹介しています。要は企業の大きさや歴史の長さという事よりも、目の前の事に対する取り組む姿勢やマインドが重要であるという風に考えました。

では自分事に置き換えてみた時、どこをリーンにアジャイルにしていくのか、ぱっとは思い浮かびませんでした。そこで本の中にあった価値仮説と成長仮説から見た時、自分の時間資本や人的資本のナニが顧客と社会の価値や未来の成長になるかというと、身近には無い(日本で作られるモノとは異なる)モノを身近な人達(日本の顧客や市場)が必要な時、安定的に提供するという事でした。もう少し具体的に言うと、私は外資系メーカーに勤めており、日本の顧客へ営業活動をしています。その業務において、常に海外で生産されるモノを顧客が欲しい時に円滑に供給する事が求められる為、ここに割いているリソースの質をいかに上げていく事(リーンにアジャイルに)が、社会の価値や未来の成長へ小さくともリンクすると考えました。
ここを更に分解し、具体的に何をどういう風にしていく事が、社会へよりインパクトのある価値や未来の大きな成長へつながるのかをイメージ出来れば、今後のより良いキャリアや信頼(社会資本)蓄積を実現出来ると思います。


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