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インターネット老人、オンライン勉強会の参加者に物申す

やあ (´・ω・`)
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

このスレタイを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、この記事を書いたんだ。

じゃあ、注文を聞こうか。

※この記事はフィクションです。
実在の人物や団体などとは関係ありません。

いつからオンライン勉強会に繋がると錯覚していた?

さぁ、今日は待ちに待ったオンライン勉強会だ。
きっとキミはconnpassやらドアキーパーやらで「これだ」という勉強会に申し込み、今週を生き抜いてきたんだろう。私もそうだ。

会場は大抵ZOOMやDiscordだ。もうすぐ始まる。風呂上りのテキーラをなめながら、キミは自分の知識欲を満たすことを心待ちにしていたことだろう。

そう、そうだったんだ。

オンライン勉強会が始まるまでは。

何故か自分だけが、映像を見ることも、音声を聞くこともできない。

そういう経験がきっとキミにはあるかもしれない。
キミは失望しながら、そっと画面を閉じたかもしれない。

周りに助けを求めたけれど、誰も助けてくれなかったのかな?
それはとても悲しいことだ。助けられなくて申し訳ないと心から思う。

もしかすると、その悔しさから、SNSに愚痴を書き込んだかもしれない。

それは仕方のないことだ。

だからこそ、少し立ち止まって考えたいんだ。

どうやったら、あの頃のインターネットのようにマターリ楽しめるかどうかを。

無料の勉強会になんでも求めようとするな

キミがその勉強会に参加しようとしたのはどうしてかな?

興味のある分野だった?友達に薦められた?スキルアップのため?

とても良いことだと思う。参加してくれる人がいるから、開催してくれる人がいる。参加ボタンを押してくれて本当にありがとう。

ところでキミは、エロサイトに初めて入ったとき、沢山のことを経験しなかったかな?

無限ポップアップ、フェイクリンク、釣り広告・・・きっと沢山の罠をくぐりぬけてお目当てのエロ画像にたどり着いただろう。
私にはわかる。だって私もそうだったから。
親にばれたら不味いと、閲覧履歴の消し方、タスキル、コントロールパネル・・・沢山のことを覚えたんだ。

え?そんな経験ないって?そうか、それならこれから私の言うことはちょっと分かりにくいかもしれない。でも、インターネットと言うワールドワイドウェブを生き抜くには必要だから覚えておいて欲しい。
あえて強い言葉を使うけれど、誤解しないで欲しい。悪意はないんだ。

エロサイトにもまれた経験のある強者と、そうでない弱者には圧倒的な差があるんだ。

キミが「繋がらないよぉふえぇぇん><」と言っている間に、強者は黙って回線速度の確認やパソコンの設定を見ているんだ。

彼らと肩を並べるには、自分も強者になるしかない。

エロサイトに行けとは言っていない。

自分で調べる力、解決する力を求めているんだ。

隣に主催者がいるならまだしも、金銭の授受が発生しているならまだしも、
キミが今いるのは無料の勉強会なんだ。

黙って原因を特定してブログの記事にしよう。

たったそれだけで、キミはヒーローになれる。

残念なことに、インターネットの世界では悪意のほうが広く伝わってしまうんだ。
そしてそれを取り消すのは簡単なことではない。

繋がらないなと思ったら確認するべきところ

みんな知っているとは思うけれど、回線と言うのはベストエフォートなんだ。

キミがすんでいるのはマンションかな?
キミが使っているパソコンのスペックはどうかな?

もしかすると、どこかの部屋のカップルがネトフリで映画を見ているかもしれないし、子供たちがYoutubeで動画を見ているかもしれないし、大学生がオンライン授業を受けているかもしれない。
回線と言うのはベストエフォートだから、もしかするとそれが原因になってしまっているかもしれない。
一軒家でも、隣の部屋で子供と妻がポケモン映画をアマプラで見ているかもしれないのだから、回線速度を見てみると良いかもしれない。

もしもキミがカメラをONにしているなら速攻切ったほうが良い。君がレオナルド・ディカプリオだったり、ヒュー・ジャックマンであったり、アンジェリーナ・ジョリーであったり、長澤まさみであったり、ゴマキであれば別だが、勉強会を受講するに当たって必要のないデータは飛ばさないに越したことはない。

キミが参加しているのはオンライン飲み会ではない。

キミの顔面が誰かの回線を逼迫させているかもしれないんだ。

勉強会前に準備しておきたいこと

まずは、使うツールを事前に動作確認しよう。

もちろんこれは、主催者側も環境を準備しておければよいのだけれど、自分でできることはできるだけ自分でやっておこう。

「○○なら動作するのに××だと動かなくて勉強会に参加できなかったから××はクソ」だとか、
「ユーザ登録が必要だなんて知らなかったから困惑している間に勉強会が始まってしまったからあのコミュニティはクソ」だとか、
さっき言ったように、悪意をわざわざSNSに書き込む必要は果たしてあるのかな?

キミは勉強会に参加したかった。なのに参加できなかった。

それはとても悲しいことだね。

でも、それは本当にツールのせいなのかな?

それは本当にコミュニティのせいなのかな?

「事前に準備する」ことは大事だと、がっこうのせんせいに教えてもらったと思う。

顔が見えないインターネットの世界でも、それは同じことが言えると思う。
ツールは事前に動作確認していたかな?
参加者は確かに参加者であるけれど、お客様ではないんだ。
ちょっとキミが自分で行動したら、キミの参加する勉強会はもっといいものになると思うよ。

もしも、キミがこの記事を読んで憤慨しているのだとしたら、それは私が本当のことを言っているからなんだ。

でも私はキミの人格を否定しているわけじゃない。

だってキミはとても優しいから、直接言わないでいてくれたって知ってるからね。

タダより高いモノはない

最後になったんだけれど、私はここまで読んでくれたキミに伝えておきたいんだ。

「有料だから」を勉強会に参加しない理由にはしないで欲しい。

勉強会を開催するにあたって、準備する側は勉強会の時間の何倍も時間をかけているんだ。
ひょっとするとマイクやWEBカメラを新調したり、PCを買い換えたりしているかもしれない。

キミのためだけに準備したんだ。

これからも無料の勉強会は沢山出てくると思う。
でも、勉強会の内容がツールの宣伝であったり、有償セミナーへの誘導で終わる可能性だってあるんだ。

それはキミにとって、求めていたものなのかな?

キミが少しお金を払って、キミにとって有益ではない情報を排除できる保障となるなら、財布が傷まない程度にはお金は出してもいいんじゃないかな?

これは私の考えだから、キミがどうするかは、キミに任せるよ。

今のWWWにこそ求められる「ぬくもりてぃ」

ここまで、老人の話を聞いてくれてありがとう。

私が求めているのは、昔のインターネットにあった、「ぬくもりてぃ」なんだ。

有名なコピペを引用させてもらうね。

962 : 名無しさん@九周年 sage 2008/07/02(水) 00:48:15 ID:g373IYdK0
すごい一体感を感じる。今までにない何か熱い一体感を。
風・・・なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、俺たちのほうに。
中途半端はやめよう、とにかく最後までやってやろうじゃん。
ネットの画面の向こうには沢山の仲間がいる。決して一人じゃない。
信じよう。そしてともに戦おう。
工作員や邪魔は入るだろうけど、絶対に流されるなよ。

私はこの「一体感」はみんなでつくりあげていけると思う。

オンライン勉強会はまだまだ黎明期だからね。きっとあの頃のインターネットとおなじように、キミが何をするかでよりよくしていけると信じているよ。

ここまで読んでくれて本当にありがとう。

一緒にぬくもりてぃあふれるオンライン勉強会を作り上げていこう。

それでも許すことはできない

それでもいい。キミは森で、私はタタラバで暮らそう。

共に生きよう。

会いに行くよ、HTTPに乗って。

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