Black Friday

先週金曜からAmazonのBlack Fridayが始まった。やはりここは転居をした直後、必要な収納家具があれば安く揃えたいと思った。
今とても欲しいと思っているものが押入れ収納だった。
旧居でクローゼットに入っていた分は新居の押入れには十分入る大きさである。しかし今度はベッドと言ってもソファベッドなので必要に応じて布団を畳む必要が出てくる。その時布団を押入れに入れるスペースも開けておかなければならない。

偶然にも縦幅横幅ともに使えそうな押入れ収納があったので購入をした。
直後に店舗から「最速の発送を行う」と連絡があった。これが金曜の話しだった。その直後に旧居へレンタルCDが誤配送されてしまった等があり、土曜に到着するであろう押入れ収納を待つだけだった。
到着を待つ間、今まではベッドの下に置いていた大きめの衣装ケースを押入れの中に入れたりと引き続き引越しの後作業を行っていた。
同時に引越し時のダンボールを全て開封出来たので、引越し業者に電話をして日曜にダンボールの回収を依頼した。

水道の登録切り替えがまだ済んでおらず、今までのIDで水道料金を見るには新居の水道管理番号か何かを入力しなければならなかった。それをどこから見る事が出来るのかと、まだ午前中で寒い時間だったが部屋着のまま部屋を出る。
丁度その時通路の奥から現れたのが大家だった。大家も此方に気付いたようだった。挨拶をしない訳にもいかない。薄着で寒かったが、通過儀礼として大家に挨拶をしに行く。とても感じが良さそうな人だった。
鍵を貰った時に大家の親へ挨拶と一緒に手渡した土産があった。その土産について大家が触れてきた。その手土産は実家周辺の人間には多少名の知られているもので、手土産としては自分はそれを選ぶ。買ってきてくれたのは母だが料金は支払った。
「あの周辺に住んでいたのか?」と大家は聞いてきた。「実家が丁度その辺りにある」と答えると、大家の実家もその周辺だと言う。町目までが一緒だったのだ。特定しやすい店の名前まで教えてくれたので部屋に戻って調べてみると、実家と大家の実家がとても近い事が分かった。思わぬ共通点を見付ける事が出来て大家とは良好な関係を築けそうだと安心した。

ただそれを伝えるためだけに母親に電話をすると、「物干し竿をまだ買っていないのならば、家に使っていないのがある」と言われた。旧居ではとても外に洗濯物が干せる状況ではないので一度も購入を検討すらしなかった物干し竿であるが、新居では問題なく外に洗濯物が干せる。その内買わねばと思っている最中の申し出だった。実家からの物で生活をしていると自分がいつまでも実家の援助で暮らしているかのような気になってしまいあまり好ましくはないと思っているが、今回は他にも色々と収納家具を買っている為少しでも貰える物は貰っておこうと考えた。
しかし、引越し前に発売日が分からない予約商品の送付先を実家に指定してあり、その到着も今日この日である為、物干し竿だけを持ってきて貰っても再び予約商品を実家に受け取りに行くないしは持ってきて貰うのは二度手間となるので、商品が到着したら物干し竿と一緒に持ってきて貰う事になった。

生憎とこの日は寒い上に風が強く、予約商品が到着したのは夕方になっていたので両方を翌日の日曜に持ってきて貰う事となった。

その時、押入れ収納家具を注文に対し「店側の都合でキャンセルとなった」という通知がAmazonから届けられた。その家具が届く事だけを待ちわびて部屋の整理をしていたのにも関わらず結局在庫が足りなくなった等の理由で一方的にキャンセルされる事には多少の憤慨を覚えた。またキャンセルについて店側からの謝罪が一切無い事にも腹が立った。
腹は立てどそれで家具が届く訳でもないのですぐに次の手段を考える事にした。幸いにも駅前の量販店で似たような家具が売っている事が確認出来た。
既に暗くなってきていたがこの際仕方がないと考え、量販店まで買いにいった。値段としては量販店の方が安くはあったが、高さが多少高すぎた。キャンセルされた商品の方が高さとしては丁度良かったのだが、高すぎては敷布団程度しかいれる事が出来ない状態となった。

無いよりはマシだと自分を納得させた事、某宅配業者から発送通知が送られてきた。何の話しだと思えばキャンセルされた商品が何故か発送されていた

キャンセルと言われたから買いに出たのに何故発送されたのか?意味が分からなかった。Amazonの注文履歴を見てもキャンセル状態で料金がかかっていない。届くのか?後ほど料金を請求されるのか?分からなかったが来るなら来るで支払ってでも使おうと考えた。

翌日、今まで梱包のダンボールが置かれていた部分が空くためそこをどうしようかと考えていた。今まではクローゼットに入れていたコート類が置けなくなってしまった為ハンガーラックを購入しようとしていた。量販店のホームページで確認し隙間にもぴったりと収まる事は確認済みだった。
しかし店舗在庫を確認した所、駅前の店舗には取り扱いが無く国道沿いの店舗に行かなければ入手出来ないものだった。休みは土日しか無いので今日を逃せば来週の土日まで入手が不可能となる。在庫がそこまで残っているという保証も無い。しかしダンボールの引取が何時に来るかも明確ではないので家を空ける訳にはいかない。来る前には連絡をくれるとは言われていたが時間が分からないのは困りものだった。

その時両親が物干し竿と予約商品を持って現れた。
歩いていけば片道30分程度掛かる国道沿いの店舗ではあるが、車でならば10分弱で行ける距離であった。親にさり気なく、あの端に置けるハンガーラックが欲しいのだが在庫が国道沿いの店舗しかない。ダンボールの回収が何時に来るか分からないから自分は家を空ける訳にはいかないが、車ならば往復30分程度で行く事が可能であると告げてみた。
希望としては車に乗せてくれれば良かったのだが、両親は買いに行ってくれた。型番だけを教えて欲しいと言われただ待機していた。
これは思わぬラッキーに見舞われたと両親に感謝をしつつ、買ってきてくれたハンガーラックを組み立てコート類を収納した。

その後昼頃にダンボールの回収が到着したが、この時間に来るのならば午後から買いに行けたかもしれないと考えた。それでも寒く風が強い中梱包されているとはいえ大物家具を持ってバスか徒歩で往復するのは大変にも思えたのでただ買ってきてくれた両親に感謝をしようと思う。

一方キャンセルされたが何故か配送されている押入れ収納については追跡番号をずっと追っていたのだが、最寄りの取り扱い店舗に到着したと思われる時点で追跡が不可となり「お問い合わせ下さい」に切り替わった。
恐らく発送とキャンセルに行き違いが生じたのだろう。とても良い迷惑だ。二度とこの業者からは購入しないと心に決めた。

押入れ収納に多少の不備はあるものの、殆どの雑貨は押入れに収まり今まで一時的に押入れに置いていたCDやDVDは代わりに出された。この時点で不要なCDやDVDも処分してしまおうと考え、中身が入っているかを確認しながら売るものと売らないものを精査し始めた。本類に関しては引越し前に大部分を処分したのだが、CD/DVD類は元々クローゼットの奥深くにあったので出す事も難しく引越し前に処分が出来なかった。

一通り処分するCD/DVDが決まったところでそれらを全てボストンバッグに詰めて最寄りのブックオフへと持ち込んだ。重量としては4kg~5kgはあっただろうか。店舗の従業員も30分~45分程かかると言っていたので明日帰りに精算に立ち寄る予定となっている。

残る大きな問題は、来週からリモートワークを始める予定ではあるが、パソコンを置く部屋へ暖房が届かない事だった。
かといって下手な暖房器具を買って必要以上に電気代がかさむ事は避けたい。職場の同僚に案を貰いつつリモートワーク開始前の土日で仕事中の暖房器具について整えたい。