キリストの福音に相応しく生活するとは


「キリストの福音にふさわしく生活しなさい」(ピリピ人への手紙 1章27節)。

 キリストの福音とは、キリストが私たちのために十字架上で死んでくださった事、黄泉に行かれ、そして甦ってくださった事です。その事をパウロは第一コリント15章で述べています。さらにパウロは私たちはキリストと共に十字架につけられたのです。もはや私が生きているのではなくキリストが私の中に生きておられるのです。今わたしたちが肉体にあって生きているのは、私たちを愛し私たちのためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によるのですと教えています(ガラテヤ2:19、20)。

 「しかし私には、私たちの主イエス・キリストの十字架以外に誇りとするものが決してあってはなりません。この十字架によって、世界は私に対して十字架につけられ、私も世界に対して十字架につけられたのです」(ガラテヤ人への手紙 6章14節)。
つまり、私たちはキリストと共に十字架に付けられていると考えたら、この世の事柄も私たちに対して死んだものとして対処すべきなのです。悪口を言われても気にせず、いじめられても主にあって赦し、誘惑が来ても主と同じように試みられている事を感謝でき、怒らず、争わず、そんな生活ができるなら正にキリストの福音に相応しいものなのです。この世に対して死んでいなければこういう生活はできません。

 主ご自身もそのように生きられました。主の弟子である私たちも主の御足跡に従っていく者になりましょう。

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