死んだら甦らないのか

 筆者はメキシコのキリスト教会で7人の人が甦ったと聞き、その甦った一人に会った。臨死体験をした人は少なからず存在する。しかし、死んだ状態から甦った話は日本では聞いたことがない。あなたは死んでも甦るとは信じないのだろうか?

 聖書には多くの死んだ人が甦った記事がある。
1:預言者エリヤはシドンのザレパテのやもめの息子を甦らせた(旧約聖書歴代史上
  17章17節ー24節)。
2:預言者エリシャがシェネムの婦人の息子を甦らせた、(列王記下4章18節ー37
  節)。
3:略奪隊を見た人がエリシャの墓に葬ろうとしていた遺体を投げ入れたら、その
 遺体がエリシャの骨に触れ生き返って立ち上がった、(列王記下13章20節ー2
 1節)。
4:預言者エゼキエルが谷に満ちた骨に神の言葉を語ると骨と骨が繋がり、筋がで
 き肉が生じ皮膚で覆われ、命の息が与えられ生き大集団となった、(エゼキエル
 書37章1節−14節)。
5:主・イエスが会堂司ヤイロの12歳の娘を甦らせた、(マルコによる福音書5章27
 節ー43節)
6:主イエスはナインの街の寡婦の息子を甦らせられた、(ルカによる福音書7章1
 1節ー15節)。
7:主・イエスはマリヤとマルタの死んで4日経った兄弟ラザロを甦らせられた、
 (ヨハネによる福音書11章1節ー44節)。
8:主イエスが十字架に付けられて亡くなられた時、墓が開いて多くの聖徒達が甦
 えり都に入って多くの人に現れた、(マタイによる福音書27章52、53節)。
9:使徒パウロはトロアスで説教中3階の窓から眠りこけて落ちて死んだ、(使徒業
 伝20章9節ー12節)。
10:使徒ペテロはヨッパの病死した女性ドルカスを甦らせた、(使徒業伝9章36節ー
 41節)。
インドネシアでは50年以上前のキリスト信仰復興時に数名の葬られた人が伝道者によって甦えらせられた記録がある。加えて現在の話であるが、タンザニアの栄光キリスト教会の牧師ジョゼファット・ガジマ牧師達によって400名以上が甦らせられている。

 なぜ人は死ぬのか?人は死ぬとどうなるのか?それは命は神から与えられたものであり、人の死ぬのも生きるのも神の意志により、神の手の中にあるからである。主・イエスはある金持ちの畑が豊作で大きな倉を作り食糧や穀物を入れ自分の魂に「長年分の食料があるので安心して飲み食いして楽しめ」と言った人物に「愚かな者よ、あなたの魂は今夜のうちにも取り去られる。そしたら、あなたが用意した物は誰のものになるのか。」と言われた(ルカによる福音書12章16節ー20節)。旧約聖書の書かれたヘブル語では息は霊と同義語である。人は土から形作られ神に命の息を吹き入れられて活ける存在となった(創世記1章26、27節、2章7節)。人は死ぬと肉体は土で作られたから土に戻り、霊は命を下さった神のもとに帰るのである(伝道者の書12章7節)。

 なぜ死人が甦るのか?それは神の栄光が現れるためである。また、神であるイエス・キリストが今も生きておられて死人を甦らせる事ができるお方であることを人々が信ずるためである。主・イエスは弟子たちに命じられた。「病人を癒し、癩病人を清め、死人を甦らせ、悪霊を追い出しなさい」(マタイによる福音書10章8節)。またこうも言われた。「よくよくあなた方に言っておく。死んだ人たちが神の子の声を聞く時がくる。今既にきている。そして聞く人は生きる」(ヨハネの福音書5章25節)。イエス・キリストは言われた。「わたしが命である」(ヨハネの福音書14章6節)。

 神から与えられた命を感謝して神の心の知って生きていこう。
 神に全ての主権があることを認め神を信じ神に従っていこう。


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