関西三麻(ナシナシ)の需要は続くのか?
関西三麻と言えば、完全先付のナシナシ。
今ではフリテン自摸和了は認められていることが多いですが、そもそもで言えばフリテンは一切なし。
同順でのツモ和了不可。
北を抜きドラもしくは華牌が抜きドラ。
(北抜きにも手牌で使えるルールと役満でしか使えないルールがある)
五筒五索は4枚ともドラ(全赤)
完全先付をやったことのない方には、どの和了牌が出たときにでも役が成立していないといけないという、ここがなかなかに難しいみたい(そういう声が多い)
様々な王手飛車がありますが割愛。
喰いタンなし。ツモ和了時ピンフは存在しない。
ざっと簡易説明としてこんなところかな?
にしても良く出来てるんですよ。バランスいい。面白い!
んですが、巷で呼ばれてる関東サンマが全国的に見れば普及してきてますね。
一番大きな影響と言えばやはりアプリ。
天鳳をはじめとして、ここ数年で言えば雀魂にて麻雀を始めた方も非常に多い。
Mリーグと雀魂が麻雀を始めるきっかけの2大巨頭なんじゃないかなあ。
と、三麻と言えば今や知名度もかなり定着したザンリーグ。
ザンリーグは素点部分もチップ集計制のため、フリー雀荘のそれとは少し違いますが、麻雀のルール自体はアプリのルールよりかはザンリーグのルールが基本の三麻スタイルになりつつあると思います。
関東にも少しずつではあるけれども三麻店が増えました。
背景には単純に店舗運営の人数が四麻の店舗運営よりも少なくて済む。が始まりのお店もあるかもしれません。
マツオカ杯がアリアリ三麻に
長年大阪にて開催されてきた三麻の店舗対抗戦の鳳凰杯が終了し、事実上は引き継ぐ形(双方の会社にそのいとがあるのかどうかはしらない)で株式会社マツオカが今年からマツオカ杯を開催。
こちらの大会も今まで行われてきた西日本を中心とした大会ではなく、東西それぞれで予選が行われる全国仕様に。
西日本は今まで通り、雀サクッが運営
東日本にはザンが運営となり、全国展開+ザンの参入もあり、アリアリ三麻への変更になったと思われます。
なにが違うかって
もうそもそも大きく違うのは喰いタンがあるかないかですね。
実際、僕たち関西三麻勢は役牌以外から鳴かれたときに断么九という考えが一切ないので
①手の中に役牌が暗刻
②染め手
③対々和
④チャンタ
パッとここから相手の役を絞ります。
ここに断么九が絡むとなると一気に難しくなるのもありますが、そもそも多くの人が受け入れ難い。
チーの声が出ない!
に等しいくらいに
タンヤオ仕掛けのポンの声が出ない!かも笑
そして赤を含むドラ多しの喰いタンは恐ろしい。
しかし、もはや関西三麻って年代で言えば今の40代以上に多く愛されているものであり、これから始める世代は始めるときに目の前にどちらが存在しているか?によるのでアリアリから始める子達も関西であろうが多くなってくるでしょう。
フリーデビューの際に完全先付だから敬遠。なんて時代にも突入してます。
まだまだ多くの関西の雀荘ではナシナシルールですが(言うて三麻店の95%はナシナシやと思う)ここから5年〜10年で大きく変わっていきそう。
10年後になれば関西三麻って年配者の麻雀って言われてるかも。
ブー麻雀が消えていったのと同じように少しずつ減っていくんじゃないかなあと思います。
ていうか特殊なルールは除き、いわゆる「ザ、三麻」なルール統一化は僕的には理想ではあります。
今でも、あちこちの雀荘に遊びに行く人はお店ごとのルールを完全に把握しているわけではないのでよく見かける光景、僕自身もどこのお店にお邪魔してもそうですが
おおよそはわかるのでとりあえずあやふやな部分があろうが着席。
フリテンは?
七対子4枚使いは?
立直後の暗槓は?
符計算あるの?
萬子の混一色は?
色違いの牌は門前祝儀?鳴き祝?
なんかを道中質問になります笑
お店のルールに対する考えはほんまに多種多様なのでこんなもん統一なんか出来ることはありえないですし、なんならこの光景も三麻フリーあるあるの1つでもあり、それがなくなるのもそれはそれで寂しい。
さすがにどこまでMリーグが大きく浸透しようが流行ろうが、関西の麻雀人口が四麻>三麻になることはないでしょうが、20年後の世界はアリアリ三麻の方が過半数を越えるでしょうね。
早ければそれは10年でやってきそう。
とは言えね、ナシナシの三麻面白いんですよ。
まあでもそもそも関東方面への輸出が皆無なので減少の一途は否めない。
やし、時代に抗ったところでなにも格好良くないし需要に合わせるべきではある。
これっぽっちもルールをアリアリに変えるという構想は今のところありませんが間違いなくその日はやってくる。よね。てお話し。
うちのお店にnachuriという初心者向けの三麻店もあります。
こちらのお店は牌を触ったことがない。雀魂を少し…って人でもフリーに受け入れております。
フリーデビューに不安な読者様いらっしゃいましたら是非!
ただそれでも完全先付のルールではあるんですよね。
もちろん本店であるRESORTへの架け橋的な存在でもあるので(お客さんもスタッフ育成のためでもある)初心者向けと言えどこちらをアリアリにすると本末転倒。
アリアリにするときが来るなら両店舗ともになりますね。
それでもnachuriにはnachuriだけのお客さんも多く居ますし、そもそもお客さん自体がノーレート三麻を楽しんでくれてます。
土地柄、マンモス校の近畿大学(三万人超)の生徒さんが多いと思われがちですが社会人の方が多いです。
もっともっと学生さん増えて欲しいですけどねえ。
さすがに今日びの学生さんはMリーグを観て麻雀知りました!って子も多く居るので貸卓でMリーグルールをしている子達も増えてます。
そんな中から1人で来ても遊べるからねーとせっせこ三麻民を増やしているんですが笑
ザンリーグによる効果、影響
高田まさひろ氏が代表を務めるザンリーグは本当に飛躍的な勢いで着実に大きくなっています。
実際、僕たち三麻主体の人間から言わせると嬉しい。
これは雀荘それぞれ肯定派、否定派ほんまに大きく二分されるんだとは思うけど笑
は?ザンリーグてなに?しらんわ。
ってお店も人もめちゃくちゃおると思うし、そういう声も実際に聞きます。
(ザンリーグ関係者様方々ごめんなさい。嘘を書いても仕方ないので僕から見えているものをそのままに綴ってます)
高田さんが嫌われてるのもあるかもしれません!(待て待て…)
だけどね、雀荘関係者各位、目の前にこんなにメディア化された三麻があるんですよ?!
商売として利用しない手はないんじゃないですか?
というのが僕の意見です。
視聴者にも色んな方が居ますが、少なくとも三麻に興味がある人が大半なわけで。
そこにお店の宣伝をする方法もあるわけで。
下手な広告や、やる気のないホームページ、更新される頻度の少ないSNSなんかと比べたら圧倒的コスパ◯
今やゲストで力を持ってるザンリーガーもほんまにいっぱい増えましたし、これはプロ雀士には申し訳ないですが、三麻の雀荘であればザンリーガーを呼んだ方が効果が高い。までもあるかもしれません。
いや、なんかあれやな。
ザンの広告、宣伝してるわけではないです!笑
麻雀界隈、雀荘界隈、どうせなら繋がりが多い方が良いじゃないですか。
今どき、うちはうち!で戦ってもね…。
そうそう。今月末の11月度マツオカ杯にRESORTも参戦しますがアリアリなのはさておき、一発、裏ドラ、役満などによるチップがないというところの方が適応しにくいなあと思ってます。
立直する意味ある?!
いや、そりゃあるけど。
山下社長!
来期からはそこにはチップ発生させて点数に組み込みましょう!!
とにかく、アリアリナシナシだけでなく色んなルール、四麻も含めて麻雀を1人でも多くの人が楽しんでもらえたら幸い!
雀士たるもの麻雀を愛せ!
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