ゆめを消費してレベルを上げる世界【ポケモンスリープ】
ポケモンスリープにおいて、ポケモンたちのレベルを上げる手段は2つ。睡眠によって経験値を得ていく方法ともう1つは、ポケモンのアメと「ゆめのかけら」という謎アイテム(?)を消費することによって人工的に&即時的にレベルを上げる手段。
この「ゆめのかけら」、本家にはないポケモンスリープ独自の概念である。睡眠によるリサーチ数が多く、また寝顔のレア度が高いほど多く集まる。
寝ているポケモンたちの見ていた夢がなんらかの働きかけにより物質化し、欠片となって蓄積されているということなのか、はたまた睡眠リサーチにかけるネロリ博士およびその手伝いをしている我々プレーヤーの、増え続ける楽しさや欲といった意味での夢がこぼれ落ちていったものなのか…
そしてレベルをあげるのに必要な「ゆめのかけら」、要求される数がとんでもなく多い。レベルが高くなればなるほどその数は増えていく。今回のほのおタイプウィークで開催されたミニアメブーストみたいな期間には、アメによる経験値が爆増する代わりに消費するゆめのかけらも4倍消費になる。
そしてたまにどこからか「ゆめのかたまり」という概念のアイテムが手に入り、それを使用することで「ゆめのかけら」がいくらか手に入る。かたまりがかけらになってしまうので、使用する＝ゆめを砕いている、ということになるだろう。
成長するのには「ゆめ」を多くもっている必要があり、それを消費することで成長する。強くなればなるほど、失う「ゆめ」も多くなる。今回のような短期増強を狙う場合は、簡単に力が手に入るが失う「ゆめ」があまりに多い。
そして出戻り初心者の私はというと、今回の7日間のミニアメブーストによって、ゆめが枯渇した。
ポケモンスリープのレベルと「ゆめ」という概念の関係性、なかなかディストピア的な設定だと思うんだが、どうだろうか。
ではここで私が今週、なけなしの「ゆめ」を注ぎ込んだ子たちを紹介。
Lv25のスキル確率解放までアメをあげた。スキル確率1段階上昇だが、これでも安定して1日3-4回発動してくれて割と毎食ぜったいねむりバターカレーを作ることができるので大満足。
れんごくコーンキーマカレーをたくさん作りたいとかになったらスキルレベルをあげないと無理だが、そんなフェーズになったらまた対策を考える。
ちまちま睡眠Expをあげてるだけじゃ無理すぎて、Lv18くらいからいっきに進化もさせて、ひとまず25スキル解放までアメをあげた。
バンギラスが遠い…君が世界の半分となる日が待ち遠しいよ。
新ポケモン・みんな大好きロコン→キュウコン。 3匹目のゲットできのみS持ちに出会った。もうこれにて厳選終了。第二食材がコーンなのも、コーンを持ってこれる子がキュワワーしかいない私には嬉しい。よって食材アップも嬉しい。メインスキル↑は元のスキル発生率が低すぎてあってないようなものだからもう気にしない。おてスピ盛り盛り性能と比較すると食材もあがってスキル確率もあがってとやや器用貧乏な印象だが、きのみ戦士はバクフーンが担うと思うので、キュウコンの独自性である「食材&元気エール」が期待できるこのスキルと性格の配分は結構気に入っている。原作クラピカもそんな感じのいろいろこなせる念能力だよね。
ロコン可愛くてすぐキュウコンにさせちゃうの勿体なくて、フレンドからのアメだけで80個集まるまではロコンの状態でお手伝いしてもらってた。
最後の2日間のミニアメブーストを利用してきのみSを解放。
という感じで満足いく7日間を過ごせてチームが大幅増強されたのが、私のゆめはすっからかんになった。なんで？笑
どうやってまたゆめに溢れた状態になれるのかというと、とにかくエナジーを盛って良い寝顔に出会うしかない。特にエンテイ様にゆめをたくさんわけてもらう必要がある。そしてそのゆめを消費してまたレベルをあげる。ゆめは溜まっていく一方ではなく、使わないと前に進まないのである。深いな。
最近心を抉られた映画に「アフターサン」というものがある。31歳の若すぎる父親と11歳の娘の話。娘が無邪気に「お父さんは11歳のとき、どんな31歳になると思ってた？」みたいなことを聞くシーンがあるのだが、父親は何も返せなくなってしまう。
わかるよ。大人って、ぜんぜん思うようにはいかないよね。普通にしていると、子どものときに抱いていた「ゆめ」は、厳しい現実に揉まれるうちになくなっていく一方だ。すやすや眠るポケモンたちから、ゆめのかけらを貰って補充していけるわけではない。自力で能動的に「ゆめ」を作っていくしかない。それ自体、とてもエナジーが必要なことだ。
とセンチメンタルなことを考える私は、要するにGW明けの五月病真っ最中ということである。世の大人たち、頑張ろう。
それではみなさん、良い睡眠を！
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