どのぐらい切るのではなく、どのぐらい残すか
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日本には仏像を造る仏師(ぶっし)がいます。1本の丸太の木から削って削って形を作ります。まず彫刻するに必要なのはノミと設計図です。どのような彫刻(カット)にするのかという出来上がりの結果を頭の中でイメージをして、初めは小さなノミでは時間がかかってしまうのでまずは大きく削れるのみで全体を粗く彫っていきます。
その後、微調整できる小さなノミで繊細な仕事をしていきます。ハサミという道具が活躍するカットも彫刻家の様に髪の毛を必要な部分だけを削って仕上げるアーティストです。彫刻もカットも削り過ぎてしまった場合は元に戻す事は出来ません。素材をどう残すか、慎重に行くか大胆に行くかなどを考えながら道具を選ぶ。
● どのぐらいなくすのではなく、どのぐらい残すか
仏師を見ていて、木を削るのではなくどう残すかという事が大事なのかと思いました。それは髪の毛でも同じで、髪をどれだけ切るのではなくどのくらい髪の毛を残すかという事かと。ハサミの加工も全く同じで、どのぐらい削るかではなくどのぐらい残すかという事がポイントになります。
お読み頂きましてありがとうございました。本日も良い1日をお迎え下さい。世の中を美しくする皆様を応援しております。ハサミで世の中を美しく。
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