RushBTとCoD eSportsの未来

CoDプロ対抗戦が約1週間後に迫った2月20日。
プロ対抗戦出場チームを4チーム(Libalent Vertex、REJECT、FAV gaming、Rush Gaming)招待し、Rush Battle TournamentⅡ Powered By ASTRO Gaming(RushBT)が開催された。
開催二回目となる今回のRushBTは、全52チームが出場し、1日目の実況解説にKotetsun4さんとZeFaさん、GreedZzさん、そして2日目の実況解説にk4senさんと鈴木ノリアキさん、ゲストも多数招かれて豪華に開催される、プロ対抗戦前のお祭りのような大会であり、招待されたプロ対抗戦出場チームにとっては格好の練習の場となる大会である……と思っていた。

BEST4を見てほしい。

このBEST4をいったい誰が予想しただろうか…
プロ対抗戦出場チームはRush Gaming、たった1チームしか残っていない。
私自身、正直、誠に失礼ながらBEST4はプロ対抗戦に出場するRC、LV、FAV、Rushで決まりだと思っていたし、もしかしたらPNGがLVに勝ってBEST4入りする可能性はあるかもしれない、ぐらいしか考えていなかった。

しかし、多くの人が予想した通りにはならなかった。PNGがLVに勝つだけでなく、IVがRCに、REIGNITE RZがFAVに勝ちBEST4に名を連ねた。素直にすごいと思うし、国内に他にも強いチームがあることを証明してくれた。

この結果がCoD eSports界にもたらす影響は少なくないと考えている。
プロ対抗戦に出場するチームは今までの実績や人気があるチームだ。そのチームが1チームのみならず3チームも負けるとなれば、その衝撃とともに、プロ対抗戦以外の大会の期待値も上がる。視聴する人は増えやすい。
そして大会の盛り上がりとともに、出場する選手がプロチームのスカウトに合う、もしくはチームごとプロ対抗戦に出場できれば、プロとしての未来を描ける選手が増えていく。
プロとしての未来が描ければ、そこを目指す人も増えて、そしてCoD eSportsの規模が大きくなっていく。そして、あわよくば2部リーグのようなものや、海外のプロリーグへの登龍門であるchallengersのような大会ができてくる。
…とまあ、ここまで理想的な歩みの話をしてしまったが、強いチームがプロ対抗戦出場チーム以外にもあるというこの結果は間違いなく面白い。

21日に行われる準決勝、決勝が果たしてどんな結果になるのか、もはや誰にも予想できないだろう。Rushファンの私としてはもちろんRushに優勝してほしいが、その他のチームが優勝したら……無名校の主人公チームが強豪校を倒すが如く、大会は大盛り上がりになるだろう。

そして願わくば、この3チームを含めたeSportsチームが今後もCoD eSportsシーンを盛り上げていってほしいし、ファンを獲得していってほしい。
プロ対抗戦出場チーム以外にも強いチームがあるというその事実がCoD eSports界の未来を明るくしてくれると思っている。

最後に、大会を開いてくださった運営様、ASTRO Gaming様、大会を盛り上げてくださった実況解説のKotetsun4様とZeFa様、GreedZz様、出場されたチームの皆様、大会に関わった皆様に感謝します。
こんなに面白い大会を見せてくださりありがとうございます。
21日の準決勝と決勝を楽しみにしています。

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