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正義

正義は他人に押し付けた途端、正義ではなくなる。
正義は必ず自分の心の中で始まり、自分の心の中で終わらせるものだ。

正義なんて固定概念を塗りたくってできたもの。
そんなものを他人に強要しちゃダメ。
それをした瞬間に、正義は誰かにとっての悪に変わる。

人それぞれ持ってる物差しは別々だ。

その物差しに対して、「正義」は柔軟に対応できない。

正義をきっかけに自分が行動をするのは構わないけれど、自分の中で生まれた正義が他人にとっての正義では決してないない。

正義はそれぞれが別々に持っている。

それを合わせようとしても、合わさるわけがないし、そもそも合わせて何になるって話だ。

そんなのは無駄なエゴでしかない。

正義を押し付けることは、エゴを他人に擦りつけること。
それで、あたかも自分が正しい側に立ったような錯覚に陥るようだけども、いっとくけど、それ、貴方が一番の悪になってるから。

正義を突き進んだ先の悪は鬱陶しい。自分が悪に入ったことを気づかないから。あくまで正義という麻薬を体内に染み込ませてしまっているから。

とにかく「正義」を武器にしちゃうつまらない人は、聞き分けが悪い。

貴方にとっての正義とは悪になることなのか?

正義と悪は対極にいなきゃいけない。
こんな単純な矛盾を見せびらかされても、人としての誠意を疑う。

正義はなんの理由にも根拠にもならない。
残るのはただの自己満足と虚像に漬け込んだ安心感のみ。

正義は、外に放った瞬間に哀しいものにかわる。

本当の正義とは。
自分で作るものなんかじゃない。
自分の意思で操作するものじゃない。
他人と共に自然と育むものだと思うのです。




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