褒められて伸びるなんてほぼありえない。

それぞれに才能があって、それぞれに特性がある。

だから、特にトップに立って率いて行ったりする時は、一人一人、接し方を変えなければいけない。

怒られた方が気づくやつ、褒められた方が伸びるやつ。

ただ、この状態で、キミはどっち?ときくと、ほぼ100パーセントの確率で、『自分は褒められて伸びるタイプです』という。

そりゃそうだ。
怒られたくないもん。

でも、自分では分かり辛い、本当のの自分の特性とむきあったとき、意外と褒められて伸びるタイプは少ないと思う。

人間は絶対に、怒られた方が、前に進める質や量は大きくなる。

でも、やっぱり、褒められた方が伸びるタイプも世の中には存在する。

それは、自己申告で見分けるのではなくて、率いる側が、細心の注意を払って見極めるべきだ。
そこの覚悟と強さは必ず必要。

どうやって見分けるのか。

それは、褒められて伸びるタイプなのかどうかではなく、怒ったら凹んで動かなくなってしまう人なのかどうかである。

怒ったら、何日も寝込まないと生きていけなくなるくらい繊細な人がいる。

その人こそ、褒めないとのびない人、すなわち褒められて伸びる人なのだ。

その人以外は、褒められて伸びるなんて保険を張っているだけだ。

繊細な人を救うためだけに、褒めるのは使うべきだ。

繊細な人は、仕事も丁寧だ。
だから、メンドクサイといって、無碍に扱ってはいけない。

そこは、こちらも丁寧に丁寧に。

これを、差別という輩がいるけれども、差別ではない、区別だ。

実際には、一見怒っているように見えても、その行為の本質は、第一にその人のことを考えている。

感情に任して怒るのは悪かもしれないが、しっかり、相手の特性を見極めて、その後相手のことを思い怒るのは、だれよりもその人のことを考えているという優しさではないだろうか。

褒める場合も、怒る場合も、どちらも相手のことをしっかり考えて優しさをもつ人は素晴らしい。



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